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うらまご/まごまご日記/まごっと/まごれびゅ/P-FUNK/maggot

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■1998/03/08 Sun■ 

A.K.Oと新宿で遅ぉーいお昼を食べてちょっと買い物してたら、もうお通夜に行かなあかん時間になってもた。改札まで送ってもらって別れたけど、一人になって知らないとこに向かって電車に乗って行くのって、とくにこんな用事だからうら寂しい。日暮里で乗り換えを待つ間、とても寒い。たばこがやけにからい。
東京の人間でもどう乗り継いで行ったらわからんみたいやねんけど、北千住で「綾瀬、金町方面は乗り換えです」という車内放送が耳をかすめていって、あわてて飛び降りる。あとで聞いた話だとそのまま乗ってたら松戸まで行ってしまうらしくて、ほんまややこしい。JRで途中地下鉄になってまたJRと相互乗り入れでややこしいことこのうえない。北千住の地下鉄のホームに降りていったらキリンちゃんと会った。彼も名古屋から戻ってきたところで大慌てで飛び出してきたらしい。しかし、きっちり喪服を着ている。さすが社会人ね(・・;) 金町で降りて歩いていると風太さんに会う。

祭壇の写真はカラーできれいだった。なおの仕事のことでちょっとおかしかったけど、考えてみればこうして友人を亡くすというのは初めての経験だなぁ。たしかに脇坂とか宮井とかもういないけれど、彼らが亡くなったという話はあとになって聞いたから。
焼香で写真に面と向き合ったら、きょんとはほんのわずかしか会ったことがないのにね、なんでこんなにこたえるんだろって、じんきょんでセットだったから、2人のすることを見てたから。ボクだけやないねんけどね、あの2人を見てたのは。それくらいなんか偉かったよ。偉かったというのもなんか変だけど、うらやましいところがあったんよね。
控え室にお膳が用意してくれてあって、ORPメンバーやら和琴メンバーとか30人以上集まってた。意識的にか、「きょんはいいやつだったよなぁ」なんて話題にはならないで、ごくふつうのオフのような、まるで首都圏忘年会アゲインってとこ、違いはみんな黒い喪服を着てるってこと。なぁ〜〜んだ、みんなこういうときはちゃあんと喪服着てくるねんもんなぁ。喪服やないしにGパンにネルシャツなんてボクだけやんか。うう、社会人だなぁ、常識はずれてんのはボクだけかぁ。
じんじんさんが挨拶に来てくれたけど、なんも言えんのね、ご愁傷様ですなんてね、ボクが言うてもシャレにしかならんような気がして、ほんと偉かったよ、ペアとしてね。
2次会、ちゅうてええのじゃろか(汗) 1時間ちょっとほど近くの養老の滝で飲む。故人のことはおいてきぼりにして、あれやこれやで話の花が咲く。しかしなにひとつ覚えてない。そんでええんだよ。それが大人の防御機構のようなものかもしれない。高校生じゃないんだから。
帰りの電車で一人去り、何人か別れて行き、最後におっとさんと大塚の駅で別れてまた一人。と行っても先に帰ってるよんきちの家におしかけてくわけだから、一人になるヒマなんてほとんどないのね。それでも一人でぽこぽこおっとの出鱈目地図を片手に早稲田通りを歩く。いろいろ考えながらね、いろいろ(笑)
やっとよんきち家。
「いつもよんきちさんとはすれちがいばっかりやったのにこんなときに会えるなんてねぇ」と言いながら、こうしてきょんは会わせてくれてんだなぁなんて、これは年寄りの詭弁。やっぱりじんきょんもここにおったほうがいい。ちょびも熊本から来てるんやし、ここにおったらおもろいのに。ところでゆみこさんとしゃべってたらまた世狭話がひとつ、こうしてまた人がつながって行く。


■2000/03/08 Wed■  処女膜は中胚葉と外胚葉の境目

 口腔というのは妙に動物的だ、とボクは思う。とすると、歯医者というのは妙に原始的なわけで、キスするっていうのは、もちろんディープキス、内胚葉と内胚葉を直接触れ合わせるからとちゃうかと、思って、ひーさんに聞いてみたら、のどちんこまでは外胚葉、のどちんこから奥が内胚葉。つまり口腔は外胚葉。なんだ、ふつうにチューするってのは単に外胚葉の接触で、ベロチュー、ほれ、唇で粘膜で湿ってるところは内胚葉だからえっち臭いのかという仮説はもろくも消え去った。
 ついでにチンコは外胚葉、これも皮かむりの皮は外胚葉で、亀頭は中胚葉ちゃうのかとくいさがったが却下。尿道は内胚葉。輸精管は中胚葉。よく考えてみたら内胚葉は内でありながら外。となると中胚葉が辛うじて触れ合うセックスというのは淫靡だって。
 それで、どういしてこういうことになるかっていうと、赤坂真理の『ミューズ』のせいで、薬用ミューズって鼻腔粘膜を刺激する、あ、そじゃないか、薬用ミューズのしみ込んだ指で口腔をかきまわすんだっけ。いろいろ思う今日この頃

■2002/03/08 Fri■ 

Kahimi Karie
KAHIMI KARIE
 この頃は本を読みかけたら瞬間に寝てしまってるから、さっぱり読めてない。ビデオ見ながらも寝てるし、つまり寝てばかり。緊張感がないのだ。と、書いて、実は書こうと思ったのは寝てばかりのことじゃなくて、それでもちょこちょこ本も読んでるよ。
 藤沢周『黒曜堂』 (マガジンハウス)
 名刺という記号に目をつけたところがなかなか。書かれてしまえば、をーそうだそうだと思うのに、なんでこんな簡単なトリックというのにいままで気がつかなかったんだろと思う。いくつかのブースに並んだ女たちがいっせいに同じ《大山麻衣子》の名刺を出す。。。うぅん、なるほどね。

 藤沢周『さだめ』 (河出書房新社)


 村上龍がとびつきそうなAV女優ネタ。セルビデオ屋を見るたびに『さだめ』と同じようことがそれぞれのパッケージに封じ込められてんだろうかと不思議な気持になるけれど、次の瞬間にはそんなわけがないなぁと思う。あまりのAVのタイトルの多さにいちいちそうした『さだめ』が挿まれるほうがおかしいのだと。

 村上龍『五分後の世界』 (マガジンハウス)


 ひぃひぃ、はぁはぁ言いながらやっとのことで読み終わった。びしーっと詰まった活字で悩殺してやろうという龍の魂胆にまんまとはめられたという感が強い。これは読者と作者の勝負を迫れてる、どうだきっちり読めるんか?と。正直なところ、文庫になってすぐのときに読んで、5ラウンドでノックアウトされたんだよなぁ。だから何とか食らいついてやろうとしたけど、今回は15ラウンドまで行って判定負けしたって感じがする。何だか読みきれてないな。で、性懲りもなく『ヒュウガ・ウイルス』をすぐに読み始めたんだけれど、こっちは現在沈没中(-.-;)
『五分後の世界』はほんとはもっとおもしろいはず。龍の場合、龍自身がダウンしてしまうのもよくあるんだけど、例えば『フィジーの小人』、とにかく『五分後の世界』は15ラウンド、フルに全開パワーで殴りかかってきよるよ。

 マルグリット・デュラス『愛人』 (河出書房新社)


 

 マルグリット・デュラス『北の愛人』 (河出書房新社)


  たまには映画見る前に原作読んでおいたれと2冊続けて読んだけれど、翻訳もんはなぁ。。。よほど訳が良くないかぎり辛いなぁ。前に見た『インディア・ソング』の印象がきつかっただけに、どうしてもその絵が出てきてしまう。確かに、映像化することを頭において書かれているふしがあって、これは映画の『愛人』のほうをきっちり見ておかないと何とも言いがたいかな。



 ほんとはまごまごれびゅに書くつもりだったのに、まごれびゅはいつの間にやらビデオばっかりになってしまって。いざ文学のれびゅを書こうと思うと、リキいるんだよなぁ。図書館、行くようになって、ちょっとBOOKOFF通いもおさまったよ(笑)

 ほんじゃ、あしたからスキー行くので1週間ばかしお休みします。って、これから実家行って、スキーの板やらブーツやら積み込まないとアカンのだよ。ウェアちゃんとあるかなぁ。チャオ(*^^)/~~~~~~~~~~゛″


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