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うらまご/まごまご日記/まごっと/まごれびゅ/P-FUNK/maggot

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■2001/05/17 Thu■ 

Blue Magic
Mystic Dragon
空いてる時間で『鱗姫』読んでしまった。おもろかったなぁ。全然、話の本質とちがうねんけど、あ、でもかなり本質に近いかも
「じゃあ、楼子の彼氏はVivienne Westwoodを着る人じゃなくてもいいんだ」
「ええ、一向に構いませんわ」
「全身ユニクロで統一している人でもいい訳だ」
「それは・・・・・ちょっと困りますわ」
のところで爆ってしまった。だってまわりユニクロだらけなんだもん。Vivienneなんじゃそれ、ばっかりだもんなぁ。きのうAduがラングはいてたので、
「を、それエエやん、ちょっと脱げ、はいてみる」と言うたら
「はいるわけないやろ、これ27インチやで」
と、無理やり脱がして、はいてみたら、入るがな、入るがな。若干ウエストきついけど、いいねぇ、むふふふふ。(シェープアップはするもんだな)あ、それで話は元に戻るんだが、Vivienneおろか、ラングも知らんのだよなぁ、まわりは。あぁー、たまんねぇー。なぁーんちて、よく見りゃ、きょうのソックスはユニクロだったりして。エエねん、ソックスくらい安くあげとかんとという根性はおシャレじゃないです。ちなみにVivienneは1枚ももってません。だってもう50かというおっさんがVivienneなんぞで武装してたらこわいだろ、きもいだろ。でもユニクロ・フリースも持ってへんで。ユニクロで買うたんっていうのは、パンツが3枚ほど(なぜか気に入ってるのら)と、ソックス3足980円(これも気に入ってるのだった)とかだけです。はい、はい、すいませんねぇ。A.P.C.着てもどう見ても、A.P.C.には見えんもんねぇーーーだ、くしょ。
 なんで『鱗姫』の話がこんなとこに飛んでしまうのだい。うーんとね、野ばら、やっぱり読んだらいいと思う。若い子らはきっと読むべきだし、それよりも何よりも畠山クンが読むべきだ。でも畠山クンは本なぞ読まないで、他人の金で酒飲むことしか考えてないような人種だから、読んだってわからんでしょ。やっぱり鉄の処女でミンチにしてもらうのがお似合いだね。きょうも偉そうなこと言うとったけど。。。
 そして壮絶なラスト、これはある程度、予測はついたんだけど、映像にしたらかっこいいだろうなぁ。肝心のとこは伏せとくけど、
罪に罪を重ね、愛という地獄の中に埋没していきましょう。私達は世界を敵にまわすのです。でもそのことはちっとも恐くありません。後悔なんてするものですか。私達は突き進む。たとえ誰が悲しもうとも。愛しています。愛しています!狂おしい程に。有難う、有難う。私は今、奇跡の中にいる。


 ところでチンかすがうろついている。バカたれめが。あまりにうざいのでアクセス拒否にしてやったぜ。ほんとよう勉強させてくれるよ。キミね、串くらいぶっさしておいでよね。あ、ここぢゃないです。チンかすがうろついてるのは、うちぢゃないとあるボード。
 あ、むかつくこと、まだあった。誰やぁぁぁーー。人の携帯、リークしたのは(-"-) おかげでぶるぶるふるいまくってたやないか。全部黙殺してやった。あまりに知らん顔してるので拍子抜けしたのか、ひょっとして、そのリークされた番号間違うとったんちゃうかと、反対にびびっとるんやろなぁ。ヤクザのおっさん出たらどないしょうとか。非通知、もしくはボクのに登録してないのは出ません。


■2002/05/17 Fri■  月に向かってそれは抛れず

Last Poets
Holy Terror
maggot-p.com
 きのうの日記で、ポケットの石のことを書いていたら、中原中也の詩に「月夜の浜辺でボタンがひとつ」とかっていうのありませんでした?というメールをもらった。うを〜、中原中也かぁ。

  月夜の浜辺

月夜の晩に、ボタンが一つ
波打際に、落ちてゐた。

それを拾って、役立てようと
僕は思ったわけでもないが、
なぜだかそれを捨てるに忍びず
僕はそれを、袂に入れた。

月夜の晩に、ボタンが一つ
波打際に、落ちてゐた。

それを拾って、役立てようと
僕は思ったわけでもないが、
   月に向かってそれは抛れず
   浪に向かってそれは抛れず
僕はそれを、袂に入れた。

月夜の晩に、拾ったボタンは
指先に沁み、心に沁みた。

月夜の晩に、拾ったボタンは
どうしてそれが、捨てられようか?



 うんうん、まさに、そう。「月に向かってそれは抛れず/ 浪に向かってそれは抛れず」
 わざわざ、本箱の中をひっくり返して探しだしてきたんじゃなくて、ネットで検索。あったところにリンクしとこうかと思ったけど、消えてしまうともったいないもん。中也ぁ〜ちゅうたらこれっきゃないっていう写真もかっぱらってきた。そこらネットに落ちてるのはなんでももらっときます。
 ふぅうん、「月夜の浜辺」が中学の国語の教科書に出てたんだ。いまの中学生、いや大学生にしても、詩なんて読むんだろうか。教科書に出てくる詩くらいで、自分で詩集を買ってまで読んだりしないんだろうな。そういえば、ボクにしてももう何年も詩集を買って読むなんてことはなくなってる。なんで? どこかで詩というのは青臭いもんだとかとらえてしまってんだろか。ちょっとしたことばの引っ掛かりからの拡がりは小説より詩の方がずっとずっと大きいのに。




■2004/05/17 Mon■  壊れていく、壊されていくモノどもへ

ちょっと寂しくなるのは、ボクが写してきたモノたちってのが、どんどん取り壊されている。そのようなモノどもばかりに、気が惹かれて(おびきよせられて)、シャッターを押してしまうのだから仕方がないといえば仕方がない。つい最近取り壊されたモノといえば、西長堀の倉庫。あら?いま探してみたけど、その写真全然アップしてへんねぇ。あの写真、好きなんだけどなぁ。きれいさっぱりなくなってしまってた。

きょうもアカ組事務所に遊びに行った帰りに、飛田のロータリー、このロータリーというのももうすでになくなって、阪堺線の踏切と連動の信号がついてしまって最悪よ。ちなみにこの踏切、『仁義なき闘い』でどこぞの親分が射殺されるシーンで登場。この踏切で現実にヤクザの抗争事件があってもおかしくない場所にある。あら?また話が脱線してるな。だいたい、話がストレートに進まないのは爺いの話の特徴でありますが、その踏切のすぐのところに「月光仮面」という名の中華屋があったのだが、これ、前から写そうと思ってたんだよ。中華屋に「月光仮面」というネーミングもたいがいなんだけど、そのようなVOW的、看板屋的興味以上になんともいえない雰囲気が漂っていた。ところがきょう通ったら、きれいに改装されて、同じく中華屋でありながら違う名前に変わってしまっていた。惜しいことしたなぁ。なくなってしまうと、なんとなく口惜しい。いつでも写せるとか思ってるのがいかんのよな。

きょうのうらまごにも書いた松本コウシさんという写真家のサイトを見ていると、

一見すると、旧き時代のものが壊れていく寂寞な感情が漂いそうだが、実際はひどく殺伐としたものだった。住民は喜んで「あべのベルタ」へと移り住んでいったし、街が壊されていくのを惜しむ人がいるようにも思えなかった。
期間限定でパスワード解除されたPrivacyのページに書かれていたので、引用するのもどうかと思ったけれど、ボクもそれらのモノを前にして同じように感じてしまうのであえて引用させてもらった。(都合悪ければ引用外します)

壊れていく、壊されていく、だから撮っておきたいじゃなく、なんて説明すればいいんだろ。とにかく衝動的にシャッターを押させるだけの欲望のようなものを感じる。だけれど、その瞬間ののちに非常な粉砕機が待っているのも現実なのだ。




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