まごまご日記(1998-04-30)

ちっ、ええ天気やんけ。ぞろぞろ蟻の行軍みたいな登山ゆうのんは好きやない。
はなから最後尾にくっついたんが大正解。ゆっくり山登りが楽しめた(笑)　ブナがきれいなんよね。とくに天気がよかったから葉っぱがきらきら輝いてその向こうに空の青さ。はは、仕事で山登りしてるのんなんか忘れてた。
てっぺんで弁当食うてゆっくりコーヒー飲んで、ぷらぷら歩いてたら山桜が満開。ロープウェーで下りてきた。あの下りのだらだらはおもろくないんよね。ロープウェーから見てたら雑木がほんのちょこっと残ってるだけ。ものの見事というてええくらいに杉ばっかし。バカめ。それも補助金ほしさに伐採したあとに植林しただけで間伐もなんも手入れなんかされとらん。ほんま終わってるなぁ。ひーさんが「杉の山というのは緑が単一」という。そうだよな、こういう新緑のときにはよけいそう見える。雑木のところは緑でもいろいろあるのにぶきみなくらいの単一緑。しかしそんなところでも「あぁ緑はいいねぇ、自然の中にいるといいねぇ。空気が断然おいしいんだよね」なんていうバカがいてるんだろうな。
帰りのバスもばっちり寝た。帰ってきて気がついた。コーヒーセットをロープウェーの山上駅に忘れてきた。やれやれ。おかげで千早赤阪まで走らざるをえなくなってもた。一人で走ってたらちょっとだけブルー入る。ふーっ。ええ加減切れればええもんやのにね。

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1997|09|10|11|12|