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■2004/11/03 Wed■  2年ぶりのツーリング [長年日記]

 ほんと久しぶりにテントでツーリングに出た。考えてみれば、去年は1度も大阪府か外にバイクで出たことはなくて、オイル交換さえ1度もしないで終わった。おとどしも春に城が森林道を走って、今年こそ走るぞと思いながら頓挫。今年はさすがにオイルを交換してちょっとは走ろうかと思っていたのに。月曜に酔狂に誘われなかったら今年も走らずじまいになるところだった。

 2年ぶりのツーリングは勝手知ったる潮岬まで。夏にニャーたちと車で回ったのとは逆まわり。もうほとんど走りつくしたようなところだし、久々に走るとあって、別にあっちこっち寄り道しようってわけではないから、ツーリングマップもなしにひたすら走る。さいわい2日間、ぽかぽかといい天気、日ごろの行いの良さですね。酔狂は半年近く前に買った新しいスクーターで、上品に走ろうなって言うんで、それは上品でしたよ。つうか、2年ぶりに走るとなると、コーナー切るのもちょっと怖いのだよw
 というわけで、きのうは海南から白浜とR42走って、潮岬で幕営。きょうは新宮までR42、さらにR168で五條。全部で500kmくらい。

白浜・崎の湯
まだ平日とあってがら空き。崎の湯、というか温泉はすべからくこういう状況で入るに限る。いもの子じゃないんだから。そして好天あ〜んどポカポカの暖かさで、気持ちよいことこの上なし。やっぱり崎の湯は最高。300円払ってもありがたい。
去年の有料化で、これまでの風呂より1段下、つまり波打ち際に風呂ができた。人が少ないのにじゃんじゃん源泉が流れ込んでいて熱いの熱いの。それでもぎゅっとつかるとたまりません。熱くなると、すぐ横の海水に入って冷ますw.あ、こんなことできるのも宮城道雄ばりの秋の海だからです。
ところで同時に入ったおっさん3人、ちゃちゃっとつかって出ていった。気の毒に。こういう温泉は楽しめない人種のようである。バイク乗りになったおかげで、あのようなつまらない人種になれなかったことに感謝。
風呂上がりに前の駐車場のベンチでコーヒーを淹れて至福のとき。こういう自由気ままな楽しみ方ができるのもバイク乗りだからこそと酔狂と二人でさかさま玉子5ケずつ食す。
潮岬
もう11月だというのに暖かくて、寝転がって寿司をつまみながら夜空を見る。星が多すぎて何が何だかわからないくらい。もっとも望楼の芝のところでは自販機の明かりなどがあるし、何といっても海だから、きっと山のほうがもっともっと見えるんだろうけれど、寝転がって真上・天頂を楽に見れるのが最高。しかも暖かい。
潮岬は飛行機の航路になっているらしく、はるか上を点滅する飛行機のライトがひっきりなしに見える。あの高いところを何百人が一団となって動いているのかと思うと不思議な気がする。
夜中におしっこで目が覚めると、下弦の月が耿々と輝いている。その明るさで見える星の数も半減。それでも下弦の月のすぐ右横にオリオン座がはっきりと見える。もうすぐ冬。
新宮・神倉神社
串本を回ると、そこは熊野という世界観の中を走っている気持ちになる。と、同時に中上健次の世界観の中を走っているという気持ちにとらわれて仕方がない。とりわけ新宮まで来るとよけいにそう思ってしまう。
以前、ヒゲと夏の夜に汗をかきかきあがったとんでもない急な石段を、きょうは参道補修のたの土を持って上がって下さいと土が入ったビニール袋を2つ手に這い上がる。昼間に見る新宮の町は、いまはもうないあの臥龍山の端っこもしっかりわかって、やっぱり中上健次にとらわれてしまう。酔狂は中上健次を読んでるわけじゃないからわからないんだろうけど。もっと時間があれば浮き島の森も歩いてみたいけれどそれはこの次にしよう。帰ったら『日輪の翼』あたり読もうかな。
それにしても、2月6日の御燈祭りでこの参道を松明を手にした駈け下りるとは
十津川・神湯
結局、崎の湯、神湯とかつてのフランチャイズ巡り。ボクは夏に行ったから知ってるんだけれど、やっぱりかつての神湯はよかったなぁ。タダだったしw そのタダの神湯はいまは平谷温泉と名前が変り露天はなくなった。なんでも保健所の指導が入ったとか。神湯荘のほうはまだ露天風呂が残っているのだが、底がコンクリートで平らで浅い目というのが、かつての風情を知ってると、なんだかなぁという気がする。まぁ救いは川がすぐ横を流れていることくらいか。
この露天のすぐ横には20m四方の平地があって、どうもキャンプ場として営業しているらしい。だがテント1張り3000円、車1000円、大人500円という。バカにしてないか。しかも入退場時間と《午前2時から午前11時まで》。「午前2時」は「午後2時」のまちがいだろ。しかし旅館が経営するキャンプ場らし過ぎる。だいたいファミリーキャンプがわんさかおしかけたおかげでこんなアフォがまかり通るようになった。そう思うと、神湯ももうおしまいだな。
 やっぱりバイクで走り回ることで、自由を取り戻せそうな気になってくる。それでもバイクで走ってるとね、走ってる間はひとりだし、ヒマだから、いろんなことを考えていけない。あゝ、熱い恋愛がしたい



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