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うらまご/まごまご日記/まごっと/まごれびゅ/P-FUNK/maggot

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■2006/07/28 Fri■  夏の石 [長年日記]

 こう暑いと早くも夏バテ状態。あ〜、1年前は炎天下のポートピアランドをうだりあがってひとり彷徨していたな。そういや、みんな、勉強してたのだなw オレは抜け出してはひとりで写真撮り歩いてたけど、あのときだって、あまり暑すぎたら気分が盛り上がらないので、そう写真が撮れるもんじゃないな。

 今年はね、これっていつでも撮れるだろうなんて、妙な安心感ね。これまでなら、きょう、撮りにいかないとまた仕事で撮りたくても撮れないじゃないかと、追立てられて夢中で撮り歩いたけど、まぁこんな暑かったら、いいかぁって。それが逆に、こんなにだれとっていいのかなんて焦ってみたりするけど。いまちょっとflickrで、去年のいま時分は、どんなん撮ってたんだろうと見てみたけど、やっぱり暑すぎて撮れてない。焦ってもどうにもならんよね。それよか、読書ねw あ、これは大事よ。森山大道があんなに撮れるってのは、どこかで文学してるから。そこのところを、見落としちゃってるよなぁ。何を、どう撮るかなんてのは、表現することにちがいないのだから。
 それできょうは、ほんとカラダに力が入らないというか、アタマもぼぉーっとしてたので、寝転がって久しぶりに中上健次。をい、アタマ、ぼぉーっとしてるときに中上はないだろうw あ、いや、短編だから。『楽土』
 寝転がってパラパラと見てたら、『楽土』の書き始めが、牡丹の真っ赤に燃え上がってとか云々だったから読み始めた。こういうのは、ちょこちょこと、文章の中に色が見えてくるんだよねぇと、よくヤモと空いてる時間にしゃべったりしてたのにね。30分とかからずに読み終わり。いいねぇっていうか、ぎゅぅっとはらわたかどこぞを握りつぶされた、あるいは水の入ったペットボトルで後頭部を殴られたって感じ。重い。重いのは、それは中上だからしゃあないでしょ。調子にのってもう一篇読みかけたけど、あ、これは『鳳仙花』のプロトタイプだなって、でもほんとアタマがぼぉとしてたから、それはほとんどアタマに入ってこない。しゃあないか。そうね、4月からこっち、ほとんど本は読めてないから、あの軟禁状態というのは本を読むのには都合よかったんだよね。機を見つけて読むようにしましょ。
 そうそう、書き忘れるところだった。「牡丹の真っ赤に燃え上がって」というのに、反応してしまったのは、いま、ほとんどモノクロでしか写真撮れてない。こないだね、ヤマダの写真見てて、いちばんいいなって思ったのが、ケバい、ケバすぎるくらいの花の色。あ〜、とても、平和ボケな花の写真じゃないのな。ケンカ売ってきてるよ。こんな写真、撮りたいよなぁってすごく思ったのな。その写真と、中上の「真っ赤に」というのが呼応したのかもしれない。ヤマダはね、ヤツのトイレに何冊か、文庫やらおいてあった。こないだ、ヤツんとこでウンコしながら、そこにあったデヴィト・リンチの映画の本をパラパラと見た。ヤツは何を読んでんだろ。でもあんなふうにトイレに本を置いて少しでも読むってのはいいことですよ。それがヤツの写真にも出てるんじゃないかな。トイレの水あふれさせて、その本をビショビショにしてしまってごめんなさい。

 それと、もうひとつ、ヤバいのは、尿管結石。尿管結石そのものはたいした病気じゃない。あ、ただね、あの父親も尿管結石で、あれは、ちょうどこの真夏、父親が五十前、ボクがまだ大学生で帰省中のこと。夜中に痛さで呻いているのをクルマで病院に連れてってやった。次の日、炎天下にバイトにカテキョー行ってたら、クルマで迎えに来てくれた。別に息子がバイト行ってるの迎えになんか来なくてもいいのにね、夜中に病院に連れてってもらったのがうれしかったのか、自分のうれしさをこっそりそういうふうに表現する人だったんだな。それから数日して、こんなん出てきたと、金平糖のような金色の石を見せてくれた。どうしてそんなもの採ったんだと聞くと、しょんべんするときに金魚の網にしたと言う。変なヤツ。その親父が尿管結石で苦しんだ年は、もうとうに過ぎたけど、いまマジやばいって。写真撮り歩くにも、水を持ち歩いて、しょっちゅう水飲んでないと^_^;


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