トップ «前の日(01-25) 最新 次の日(01-27)» 追記

うらまご/まごまご日記/まごっと/まごれびゅ/P-FUNK/maggot

1998年
1月
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
1997|09|10|11|12|
1998|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
1999|07|08|09|11|12|
2000|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2001|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2002|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2003|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2004|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2005|01|02|03|04|05|06|09|10|
2006|01|04|06|07|08|12|
2007|06|07|10|
2009|12|
2010|01|02|04|09|10|12|
2014|05|
2016|08|

■1998/01/26 Mon■ 

ずっと胃が痛い。風邪かなとは思うけど、熱はない。熱がないから、自分でもズルこいてるなぁと思いながら、仕事休む。ここらで休んどかないと、どどっと来てしまうような気がする。朝に欠勤の電話を入れて、そのまままた寝てしまった。起きたのが12時前。起きてから気がついたけど、スーパーボールやったんや。そのときはもうあとの祭り。ML見たら、ブロンコスが勝ったともう書いたった。
『フィジーの小人』を読み終わる。『超電導ナイトクラブ』もそうやってんけど、村上龍ってときどき書き始めと違うとこに行ってしまうんよなぁ。連載モンって締め切りに追われて、あ、ここ手ぇ抜いとるなぁというのがまるわかりのとこあったりして、はじめはカフカの『城』みたいなところがあったりするんだけど、だんだんマゾの話にはまりすぎてしまって、ブレーキが効かんようになってしもてるやん。それでも何を指してるかというのはわかるねんけど、『イビサ』あたりから、それは一貫してると思うけど、ラストなんかもまとめすぎなんかな。『イビサ』『音楽の海岸』なんかのほうが集約されていてええよな。アナーキーさを狙うてんねんやんけと反論されるかもしれへんけど。そうやけど、Pが1年前に『フィジーの小人』読んでて何、考えてたんやろ、というほうに頭が行ってしまう。こんど聞いてみよ。
きょうはアン・ヴォーグやったこと思い出して、払い戻しきょうまでやったようなこと言うとったんを思い出して、ピアに電話入れたら、やっぱりそう。ちっ、なんでこんなしんどいときにタワレコまで行かなあかんねん。

■2000/01/26 Wed■  窓の雪

 ぽかぽかと日が射してぬくかったので、日なたぼっこしながら居眠る。極上に気持ちがいい。こういうぽかぽかの日はデジカメ持って野外観察しようときのう決めたばかり。昼ごはんを食べに行って、ヤモとぷらぷら歩きながら、手当たり次第にデジカメのシャッターを切る。本日発見の出色の一枚
 
 途中でサテンでコーヒー飲んだりしながら、1時間ちょい有酸素運動(笑)
仕事場に戻って、詠美の『A2Z』を読みかけるけど、どうもあそこで読んでると邪魔が入ってじっくり読まれへん。かと言うて、ひとり静かに読もうと休憩室に行くと、きのうみたいに爆睡3時間・・・うう、こういうのに給料払うてると思うと腹立つやろなぁ。
 昼間はぬくかったのに夜にぐぐっと冷え込んで雪まで舞って、うっすら積もるくらいに。

■2010/01/26 Tue■  『ねじまき鳥クロニクル』読了

 ねじまき鳥、ようやっと読了。うらまごを検索したら9/25に読み始める(mixiで検索しても見つからない。自分の日記を検索できないなんて)と書いてるから、まる4ヶ月か。意地で読んだけど、とてもつまらなかった。
 読みかけてすぐ次の日くらいにmixiでクロニクル読了と書いてる人がいて、
《ニートの、弁明インタビュー映像をだらだら見てるみたい》
 それでその日記にコメントつけたのだが、
《春樹のことばの使い方がどうしても好きになれない。例えば、「カフェでパスタを食べながら」で十分なのを、「カフェテリアでボルチーニのフィットチーネを食べながら」(この文章は実際にありませんが)などと、あまり関係ないんですよね。そういう使い方が目についてうざくてうざくて。。。こういうのがスタンダードになって妙なフォロワーが続出してるのも確か。》
 この過修飾のうざさがずっとずっとつきまとう。
 それにもまして登場人物の名前。例によって主人公は「僕」、して加納クレタだのマルタだの。はてはナツメグにシナモン。これってほとんどネットのハンドルの乗りです。きもち悪い。ネットのオフ会などで、ハンドル名で呼ぶのがすごくイヤで、ほとんど名前を呼びません。いや、正確には二音、ないし三音の名前はたとえば「チキ」だとか「マイチ」だとかはいいんだけど、7音もあるハンドルの人なんてまともに呼んだことない。というより、それに「さん」付けまでしてる自分が許せない。後ろの3音で呼んだことはあるけどね、はい、キミです(笑) それは余談として、「牛河」という名前もいけない。ひょっとして「牛河」さんという苗字の人がいたら失礼かとググってみたが、あんまり見当たらない。それどころか『1Q84』にも「牛河」なる人物が出てくるらしい。もうきっと読まないから好きにしてくれていいんだけど。この「牛河」というの「笑ゥせぇるすまん」にダブるんだけどね。究極が「笠原メイ」。いや別に「笠原メイ」という名前が変なわけでなく、他の登場人物に比べればしごくまともです。が、彼女が「ねじまき鳥さん」と発するのが、どうにもこうにも。「ねじまき鳥」で6音ですよ。それに「さん」付けして「ねじまき鳥さん」と呼ばせるのは、これってヲタクでしょが。そんなセンスしかないんかい、村上春樹クンよ。ねじまき鳥じゃなsくて、シラケ鳥が飛んでしまってます。
 そんなのだから出てくる人物の誰ひとりとして存在感を感じさせない。それはある意味では、春樹の思うツボかもしれないが、それにしてもだらだらだらだらだらだらだらだらだらだらだらだらだらだらだらだらだらだらだらだらだらだらだらだらだらだらだらだろだっでにだなならだらだらだらだらだらだらだらだらだらだらだらだらだらだらだらだらだらだらだらだらと、人間の不在を読まされたってねぇ〜。正直なところ、ラストで暗闇でクミコと対峙するところなんてハイライトで一気に駆け抜けるように読まされるはずなのに、そこんとこだけで1週間かかってる。確かにtwitter三昧でギリギリの眠さの中で読んでいたとしても、そこらあたりで、はい、わかった、わかった、もうわかったから早く終わってよという感想しかもてないのでした。

 話は変わるけど、もう5年ほど前にとある女性としばらく毎日メールのやりとりをしてたんだけど、「今、何、読んでる?」と聞かれたので、「春樹の「風の歌を聴け」」と答えたところ。「それ読んでないから読んでみる」と。それからしばらくすると「読みかけて吐き気がしてきた。あんなもの読むんじゃない」とレスが来た。そのとき、そうだよなぁと思いながら『海辺のカフカ』も読んでしまって、殴りたくなった。そして性懲りもなく、せっかく買ってあったのに、もったいないからと『ねじまき鳥』。はい、もう読むことはないと思います。


メールでツッコミ

1997|09|10|11|12|
1998|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
1999|07|08|09|11|12|
2000|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2001|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2002|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2003|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2004|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2005|01|02|03|04|05|06|09|10|
2006|01|04|06|07|08|12|
2007|06|07|10|
2009|12|
2010|01|02|04|09|10|12|
2014|05|
2016|08|
トップ «前の日(01-25) 最新 次の日(01-27)» 追記
まごアン