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うらまご/まごまご日記/まごっと/まごれびゅ/P-FUNK/maggot

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■2001/08/01 Wed■  [長年日記]

 
FOXY BROWN
Broken Silence
 軟禁生活2日目。なんて言いながら、けっこう好き勝手やっとります。1日目の夜にはさっさと抜け出して、足抜けしたわけではないですが、知り合いの家に行ってちゃっかりコーヒーメーカー借りてきて、部屋でがばがば飲んでおるよ。きょうはきょうで昼間にBOOKOFFへ抜け駆けしたんだけど、収穫なし。夕方にちょいとコンビニへ。どこが軟禁生活やねん(^_^ゞ
 夜は花火大会、ついこないだ花火大会見たところだしねぇ、8時からたったの30分。打ち上げの高さも低いし、それに何と言っても肝心なものが抜け落ちた花火大会は味気ないぞよ。ねぇー。
 ところで軟禁生活に入る前に家のトイレに置いてあった倉橋由美子の『最後から二番目の毒想』というエッセイ集。あ、トイレってけっこう貴重な読書タイムだよね。うちの家にはなんらかの本が必ずと言っていいほどに置いてあって、なかったら、もう一度戻ってそこらにある本を持ち込んで、しばらくその本はトイレ本となるわけ。それでその倉橋のエッセイ集をぱらぱらと読んでたんだよ。「知的生活」ということばに噛みついてるの。「知的生活」なんてことばが流行ったのはもう十何年も前の話だけど、このエッセイ集も十何年か前のだ(だからBOOKOFF100円)。何かにつけ噛みつきたがるのは昔から全然変っとらんなぁと思いながら読み始めたら、
「知的生活」とは自分で作らずに「消費」して楽しむ人の生活なのである。
と来て
人より少しばかり本を読み、「**講座」に出席し、「知的」な会話を交わせば、それをしない人より「高級な」生活をしていることになるわけではないのである。
と、ばっさり。
 ははぁー、ごもっとも、ごもっとも。キミだ、キミ(^_^ゞ あ、ボク?
 うーん、やっぱ、うざいんだよねぇ。その実、嫉みぶりぶりで、一皮剥いてみたら下賤だったりして、もう手に負えないです。とにかくまず自分の身体を使ってナンボってもんちゃうかいなと。

■2001/08/02 Thu■  [長年日記]

 
Tierney Sutton
Blue In Green
 昼間の空いてる時間に、手塚治虫記念館に行ったのです。あらあら、宝塚ファミリーランドにへばりつくようにあるんだね。何年もこの前を通っていたのに、ファミリーランドの一部だと思い込んで気がつかないはずだわ。きょうも前をさっさと通り過ぎてから気がつくんだから。気ぃつけよ、でっかい火の鳥がおることに>自分
 記念館そのものはとびきりすごいもんが展示されてるわけでもないのだけれど、それでも鉄腕アトムの誕生が1951年というから全くの同世代ってわけでしょ。アトムと一緒に大きくなったなんて言っても誰にも文句は言われないでしょ。ただし育って行った方向はずいぶん違いますが...

ね、こんなん表紙を眺めてるだけでうれしくなってくるやんねぇ。貸本屋さんがブリキの箱をバイクの荷台に積んでやってきたんだよね。ちょっと前ならデリビデオってところかな。そのあと少年探偵団手帳が欲しくて、『少年』の付録を貸本屋で買ってもらって、その手帳もって、尾行したりですね、いっぱしの小林少年よ。
 記念館の2階には、書棚があって、ほとんど揃ってるのかな、外に出ても暑いので、『人間昆虫記』を読んでたらこっくりこっくり寝てしまってた。疲れてるんです。
 さてぼちぼち帰ろうかと表に出ようとしたら、空は真っ黒になってごろごろごろ轟いている。うっ、こりゃやばいと、急いで外に出て、花なんとか通り?だか、屋根のあるところまで来たら、いよいよ本格的に降りだした。ずっとお天気続きだったので、あまりにみごとな雷雨に思わず見とれてしまう。どーんと低くなった真っ黒な雲の間でびかぁーっと光ったら、ごろごろごろと鳴って、いやぁすごかった。ほんとすごかったんだから。しばらく見とれてはおったけれど、ずっとそうしてるわけにもいかず、なんせ軟禁生活中だからね、戻らないとアカンのだよ。阪急の宝塚駅のあるビルの中は、きのうに続いての花火大会に来た人たちが雨宿り中。その中をRPGみたいに雨に濡れないところをさがしてあっち行ったりこっち行ったりして、ホテルの案内所までたどりついて、送迎バスで戻ったから、ほとんど濡れずにすみました。
 ところで軟禁の空いてる時間に宮部みゆきの『平成お徒歩日記』読んでた。おもしろかった。同じようなことを大阪でもやってみたいと、はてネタを繰ってみたら、やっぱり近松心中道行きコースが最高かね。誰か、ボクと白装束着て歩いてみりん(笑) 織田作コースってのは、自由軒のカレーはいまいちなので却下。思いきって、神戸に足を伸ばして、鵯越え奇襲コースを鉄馬つまりバイクで落ちてみるかい。冗談はさておきミヤベの市中引回しコースなんて最高でしょう。右のもの、不義密通により市中引き回しの上獄門磔なんてね、わくわくしてしまいます・・・アホカ

■2001/08/03 Fri■  [長年日記]

 
Angie Stone
Black Diamond
 軟禁4日目。きのうの夜あたりが疲れのピーク。きょうはもう、あしたになったらという気分で楽。ホテルは名前聞いたらすごそうだけれど、しょせん温泉旅館の域を出ず、そのくせホテルぶっちゃってからに、ラブホのほうがずっとサービスいいです。だってテレビはVHSしか映らないから見るものほとんどなし。小泉-田中の犬も食わないケンカをもっとやれぇーと野次馬決め込んでますがね。そうだよ、最近ちょっとしたホテルなら持ち込みのビデオ見れるんだよねぇ。だからビデオも持って行ってたのによ、ちっ。せめて衛星ぐらい映るようにしろよな、かっこつけんだったら。それから冷蔵庫、いまだに十数年前のコンピューター管理の抜いたらカウントするやつ。あれって持ち込んだもの冷やすスペースないんだよな。おまけにこの時代にロクなドリンク入ってないんだぞ。初日にいきなり冷蔵庫のビール抜いて、持っていったカフェイン水をむぎゅううと押し込んどいてから、フロントにごめてやった。
 それに朝ご飯、バイキング形式はええんだけど、食うもんないぞっ! きょうで3回目ともなると、毎朝サラダてんこ盛りってのも飽きてきて、和食にしたけど、おかずないっ! エエんです、佃煮昆布と海苔だけで、くそ、せめてさ、出汁巻くらい出せっちゅうねん。ん、まぁね、自分の金出して泊ってるわけちゃうから文句は言えないですが、温泉地なんかのホテルってのはほんとこの程度なんだろ。それでふつーに泊って1.5万円とかするんだろうな、バカくさくて自分の金出してこんなとこに泊れんよなぁ。と、思いっきりケチつけといて、あ、どことは言うてませんよぉ(笑)
 さて、きょうは空いてる時間に義丹チャンの『スプラッシュ』読んでしまって、せつないですなぁ。『スプラッシュ』ってたしか義丹のデビュー作だったよね。青くていいです。その青さがたまらなくせつなくしてくれちゃって、夜中に一人でスイッチ入ってしまってるんだから。
そのあと僕とヒロミは自然にキスをした。そして、舌をからめあった後、特にどうということはなく、ぼんやりとうかんでいる海を見ていた。
そのまま通り過ぎて行った、すれちがっただけかもしれない。でも何年も経って再び出会うことがあるかもしれない。そのときはしっかり捕まえて大事にしてやるんだよって、その青い義丹チャンに言ってやりたくなった。

■2001/08/04 Sat■  [長年日記]

 
Da Brat
Funkdafied
 軟禁最終日は午前中でおしまいで、どわぁーーっとしんどい。ぼぉーーーーーーっと。
朝に、さて出動と、ちゃんと戦闘服まで着て、さ、準備万端と、ごろっと寝転がったのがいけない。瞬間に寝てた。はっと気がついたら集合10分過ぎ。まぁどうでもええんだけど。はぁ、とにかく終わった、終わったと。きょうも空いてる時間は『乳の海』読んでました。ひたすら読書、ほかにすることないもん。
 さっさとまっすぐ帰ればいいものを、箕面のBOOKOFFによって『開封』と『すべての女は美しい』を買う。どっちも100円ちゃうぞ! ぱらっと開けてみたら、
色気ってのは、その人の持っている知性とワイセツ感のあらわれでしょ。物事を知っているだけじゃダメで、ワイセツ感があるかどうかが問題なんだよね。
とは、さすがアラーキ先生だ。尊敬します。お慕い申し上げます。
 しかし帰ってみると強烈に暑い。この軟禁生活中にはほとんど汗などをかくこともなかったのに、どっと噴き出す汗よ。関節の内側がべっとりじっとり濡れておる。おまけに久しぶりに見る猫の毛いっぱい。我が家だとほっとする気にもなれずに、がぁがぁーと掃除機かけんことには落ち着くに落ち着けない。
 ところできのうの夜中にぼーっとテレビ見てたら、沖縄出身の女の子がHipHopやってんの、なかなかによかったんだけどねぇ、いまさっきからいろいろとあちこち調べてみたんだけどわからない。手がかりというものが何も、沖縄ってのしかないんだから、ヒットするわけないか。誰か知らんかなぁ。こういうのって気になったときちゃんと_¢(0-0ヘ)メモメモっとかんとアカンですね。すぐ忘れてしまうんだから。
 はぁー、そうそうきょう電話で話してたホラーもきれいに忘れてら。メル入れといて下さい。このモノ忘れのひどさはお年なんかいねぇ。

■2001/08/05 Sun■  [長年日記]

 
LAKITA
LAKITA featuring Toyona Holloway
 軟禁生活中にton2が帰省していて、きょうさっさと帰る。愛想なしだから、きょう一日くらいはつきあってやって、パラクッキで優雅にランチなんぞいただいて(いただいてだぞ)、夜は百円ラーメンで腹いっぱい。百円ラーメンはやっぱり美味いのだ。
 地下鉄でミナミに出るとき、連結のドアのところで、そうだなぁ年のころ30ちょい手前くらいの男と女がじゃれてやがんの。女がドアにもたれて、その女を右手の中に、ぎゅっと抱きしめてるわけじゃないんだけど、ほれ、よくあるじゃない、女が壁にもたれていて、その女に向きあって男が両手を壁についてるのって。それを地下鉄の連結のドアのところでやってんの。こっちは反対側のドアのところにいたからさ、そのガラス越しに、言ってみれば壁の目状態で、そのラブシーンに近いものを見せられて、おまえら公衆の面前で何やってんだ。と、一人やっかんでたのだ。ちょっと不思議なアングルだったので、もうちょっとつぶさに観察してやろうと思ったんだけど、しかしね、男がこっちを向いてるわけで、逆に目のやり場に困ったんだよ。ほんまにもう(^_^ゞ 同じならもうちょっと派手にやらかしてくれ!
 さてと、まだあしたから灼熱地獄が待ってるとはいえ、とりあえず、とりあえずなのだった。だから、ほっと一息ついて、ツタヤにビデオなんぞを借りに行ったんだけど、お目当てのビデオはどっちも全部貸出し中だわさ。なんかなぁ・・・・ton2が言うには、一日に10本も借りて行くのがおるらしくて、ヒマだねぇ。見るならもうちょっと真剣に見ろよ、他にすることないんかい。
 借りようと思うてたうちの一本は『狗神』。眼球舐めてるポスターのやつね(笑) こないだ読んでたミヤベの『平成お徒歩日記』に、善光寺に参る話が出てきて、なんでも本堂の下には暗闇迷路があって、その迷路をたどって行くと鍵があって、その鍵を触ればいいらしいんだが、その鍵を触らなかったら暗闇に女が現れてとんでもないことが起こる、というのが『狗神』の冒頭らしい。というのを読んだらやっぱり見たくなるでしょ。眼球も舐めてほしいでしょ。アラ? いや、それよりもそれならなんとしても善光寺に行って、暗闇迷路でもちろんその問題の鍵を触らずに、是非ともうつむいた女に出会わないと。。。。ですね。よし、これは今年の夏の予定にばっちり入れておこう。でも行けるとしたら、ちょうどお盆のころかなぁ、ヤバイよなぁ。
 ところでこの暗闇迷路というのをつい最近体験してるのですが、ホントなぁーんも見えません。まさに一寸先は闇だね。あ、もちろん、あの方法で難なくその迷路は抜け出してはいます。以上。

■2001/08/06 Mon■  [長年日記]

 
DELTRON 3030
DELTRON 3030
 灼熱地獄1日目。が、朝、曇っていて、けっこう涼しかったんだよなぁ。ところが二度寝のおかげで遅れて到着したらギンギンに照りつけだしてやっぱり灼熱地獄・・・というほどたいそうなもんでもなかったんだけど
 だから帰りにツタヤによって、くたぁーっとビデオ2本。月曜だったら残ってるだろうというねらい通り、『ザ・セル』と『狗神』 いまの売れ線ですねぇ
 まずは『ザ・セル』 頭の砂漠のシーンなんてのは非常に好きなんですね、『アポロンの地獄』だとかの荒漠としたシーンを思いだして、をっ、と思ったのもつかの間、売りのSFXが出てきたら、もうごちそうさんです。やっぱり一般大衆に売りのSFXというのはボクの口に合わん。別に見せてくれなくてもいいですって感じ。釣り上げたって痛そうーってだけで子供だましにしか思えないもん。それに腹にハサミを突き刺して切り開いて腸をつかみ出して、引っ張り出した腸を糸車のようにぐるぐる巻き上げて行くなんて、ほんとイヤなんだなぁ。もうやめてよの極致。一般大衆はあんなモン見たいのかねぇ。ゲロいっしょ。同じやるならSFXなんかでやらないでいっそ生本でやっちゃってくれ。それやったら、犯罪ですがね。現実シーンはっていうと、アメリカ映画ぁーーって感じでどうでもよい。脳内幻想シーンはまぁまぁなんだけど、たとえばサクラの臭さなんて臭い分好き。石岡瑛子のコスチュームもそれなりなんだけどねぇ。全体的に見せられすぎて食傷します。『ザ・セル』のオフィシャルページで「十五世紀のネーデルラントの画家、ヒエロニムス・ボスの描き出した奇怪な風景を彷彿とさせる」なんて書いてたけど、言い過ぎでしょう(笑) 比べるモンじゃないけど、映画として見たときの映像は81/2なんかのほうが格段に好きだな。
 なんだかなぁと思いながら『狗神』 ネタばれ覚悟で書いてしまいますが、きのう書いた冒頭の善光寺のシーンないじゃないですか。あ、真っ暗クラだと何も写りませんか(^_^ゞ 期待してたのに。たぶん日本的情念どろどろなん好きなんでしょうね、きっと根暗なんだ。会ったことある人なら、どこがやと思うかもだけど、ボク、根真っ暗です、ドロドロです。こっちのほうは渡部篤郎クンと天海祐希の濡れ場はけっこう欲情させてもらいました。ペロペロしてほし。。。。 でもこっちも単純。脚本の問題かね。もっとねっとり迫ってほしいぞ。原作ヒマなときに読んでみよ。
 結局ツタヤの売れ線は外したほうが、ボク的には当る可能性は大だということがよくわかったのでした。また暗ぁーくツタヤの隅っこのほう探そ。

■2001/08/07 Tue■  [長年日記]

 
MONDO GROSSO
DON'T LET GO
 というわけで、2日目ですね。何がだ? いやこの8月はこういうふうにブロック分けされて、数日間同じパターンの生活になるわけです。灼熱地獄2日目は、何行っとこと、先月WOWOWでやってた『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』
 はい、トム・クルーズ、ブラッド・ピットと来て、おまけにハリウッドだろ、完璧にハナから除外、眼中になし。つまり無視してた。ところが見てみたら、むちゃくちゃ損していたことに気がついた。ほとんど文句つけようないよ。だいたい気に入ったらラストでだらだらとクレジット出てくるのまでしっかり見てるんだけど、そのバッグがこれまた"Sympathy for the Devil" それまでのサントラから思いきり浮いてんだけどね、すこんと頭が切り替わって、♪〜Please introduce myself 〜と口ずさんでるんの。誰やってんだと思ったらGuns N' Roses だってさ。
 でもトム・クルーズがキャストのトップなのに、ブラピの映画だよねぇ。トム・クルーズもこんなの演ってたら、世間はデカプリオと騒ぐでしょ。とってもええことです(^_^) こっちの頭もいい加減『トップ・ガン』のカッコイイ、カッコイイから、離れてやれよね。調子こいて、晩ごはんはさんで『スリピー・ホロウ』見たけど、やっぱりこっちはパス。
 しかし灼熱地獄の影響かなぁ。夜になっても顔が熱くほてってるのはきっと焼けてるんだろうな。元々地黒だからそう焼けたようには見えないんだけど。それとだらぁーっと弛緩しきっててごろごろやる気なし。CATVぼーっとビデオクリップ見てたけど、超だせぇ〜〜〜。だせぇ〜のならさっさとチャンネル替えすりゃいいのに、どこまでださくなれるのかしばし眺めてしまった。あ、そうそう、三木道三、なんだね、リキドーザンなんてふざけた名前つけやがってと思ってた。ああ、大ボケ。でも興味なし。なんでもいいや。早く金曜になってほしい。


■2001/08/08 Wed■  [長年日記]

 
Steve Reid
Dream Scapes
 灼熱地獄3日目。きっちりこの3日間、同じパターン。汗を絞れるだけ絞って、水がばがば飲んで、そうそうきょうの帰りにローソンによったら、ジェリーイン出てた。去年はグレープ味だったのに、今年もあるのかと思ってたらなかったんよ。ところが今年はグレープフルーツに変ってたから今まで気がつかなかった。もちろん一気にじゅるじゅる吸い込んでしまいました。
 きょうは日活ロマンポルノで迫るつもりだったのにね、ツタヤってほんましょうむない。ロマンポルノ1本も無いのだ。いくらとうに旬は過ぎてるとはいえ、やっぱりポイントとなるようなタイトル、ちょっとくらいは置いとけよな。ビジネス優先なんだなぁ。ツタヤが進出してくるおかげで周囲の個人レベルのレンタルビデオ屋は総倒れでしょ。それならそれで文化という視点を少しは持ちあわせてほしい。
 ついでにぼやいとくと、ロマンポルノはセルビデオ屋にもない。ウスケシ、流出なら腐るほど並んでいても、ロマンポルノは全くない。見えてないと勃たんのかい(-.-;)チッ
 え〜っとですね、レンタルビデオで迷ったときというのは、よくハズレつかむのね。『豚が飛ぶとき』 ジム・ジャームッシュ総指揮というのに騙されたね。チープなテレビドラマで、なんもひねりがない。大ハズレ。ジャームッシュもこんなのに名前を貸してるようだとなぁ、いつの間に大家になっとんのだよ(-"-) きのう、ぼーっと見てたWOWOWでやってた"TAXI" なんてくだらんのだと思ってたら、ツタヤに何本も並んでた、やっぱり(笑) それにアレでしょ。
 おととい『狗神』書いたら、『双生児』、『白痴』だよってメルもらって、しっかしツタヤ腐れとるよのぉ。『双生児』ないで(-.-;) 『白痴』は1本だけ。どうもなぁ。ぶつぶつ言うてんとビデオなんぞで見てないで、映画館行けよなぁということですね。ツタヤでビデオ借りて済まそうなんてのが安易すぎるんだよ。往年のパワーはどこへ行ったんやモンだわ。別に映画に限ったことではないけど、消費文化が幅をきかせすぎてる気がしてしゃあない。
 で、本日2本目の『白痴』、これはおもしろかった。安吾の『白痴』をまともにずこーんと行ってしまわないところがいい。あそこまで時間をずらしても話を重ねられるんだねぇ。その着想がすごくおもしろくて、パラレルワールドでぐいぐい引っ張って行かれる。ねぇ、浅野忠信がはっきりしゃべった台詞って、あのラストのくさぁーい台詞だけだったっけ? あの臭さは好きだけどね。草刈正雄にしても橋本麗香にしても肝心のところで台詞がむちゃ聞こえにくい。演出なんかいとまで考えてしまったよ。ところであのラストくどすぎない? どかぁ〜ん、どかぁ〜〜んと派手でいいんだけどね、もうちとスリムに整理してほしいんだよね。とくに甲田益也子はマイタイプなんだけど、ラストでああいう使い方するかぁ? なんぼ見た目がアレだからってアレはないと思うんだけど.... 脇やってたら楽しくて仕方ないだろね

■2001/08/09 Thu■  [長年日記]

 
Kool & the Gang
Light of Worlds
 

 これまで夏っぽいことなんか全然なかったから、一気に夏が押し寄せてきてる感じがする
 いつもいつも夏でしかない。冬が来るなんていう気が全くしない
 でもね、冬は冬でいいな、寒いねっと言いながら、フトンを取り合いして...じっとしてただけなんだけれど

 なんて芸風変えたろかと思うたけど、変えられんねぇ(自爆) はい、いつもの調子に戻りまして、灼熱地獄4日目の終了。さすがに4日目ともなると、ずいぶん脚にきてる。いくら気合いを入れようとしても入れた尻から抜けていく。はぁー疲れた。
 こういうときは明日からのモードに備えて爆睡すりゃいいんだけど、まずはBOOKOFF行ってる人。鈴木翁二『透明通信』と花輪和一『刑務所の中』見つけ。たうぜん100円ではない! が、即、ゲットぉー。ちと、うれしい。新規開拓のBOOKOFFに行くとふっと欲しいのがあったりするもんなんだよねぇ。ほかに山本太郎の'70前後の詩集が100円。これって買いだね。一番輝いてた時代だもん、むちゃ儲けた気がする。あと何だっけ、沢野ヒトシ、個人的にあんまり好きではないんだけど、100円だったし、まぁいいかぁと。
 実家によって、冷房があるというのもエエもんだね、汗だくになって、手は油で真っ黒になりながらクルマのキャリアを外して。キャリアが屋根の上に乗ってたのって15年ほどずっとでしょ。せっかくのルーフも檻の中のようだったから。

 と、まぁいちおう準備だけはして、いよいよ出番。しばしバイビー(@^^)/~~~


■2001/08/10 Fri■  [長年日記]

 
Run-D.M.C.
Raising Hel
 どうせ明日は書けないはずだから、先回りして書いといたれ(笑)
「これまで夏っぽいことなんか全然なかったから」などときのう(?)アップして、よく考えたら個人的には熱中症寸前になったり、花火大会見たり、灼熱地獄だったりで、今年はひじょーに夏っぽいのだ。毎年、どこか夏っぽかったりして、「あ、夏、終わったね(稲村ジェーン風に)」ってのもあったりしたわけ。だからきのうの「これまで夏っぽいことなんか全然なかったから」というのは蝉の話....かいなぁ(笑)  ま、なんでもエエでしょ、夏なんだから。 ♪〜夏が来る、がんばってるんだからきっと来る・・・と歌うてごまかせ。
 で、ちこっと身辺整理なんぞもしておかないとダメなんです。老ボケの入ったイカ太郎があっちこっちでおしっこするんだもん。だいたいボクの座ってる回りはわが家の吹きだまりなわけで、いらんもんやら処分不能ののモンが磁力にひきつけられるように集まってくるのね。「痩せたから着れるだろ」といらなくなったTシャツなんぞが来る分にはいいんだけど、DMなんぞがぽいぽいぽいぽい机の上に置かれて、その上を猫が蹴散らかしながら歩く。椅子の回りにはライターやらコードやら、MDやら、MOやら、猫の毛やらもうとんでもない状態で虫がわかないほうが不思議。事実さっきちょっと片づけたら紙魚がうようよ歩き回ってもう悲惨。それにですね、紙魚に効くのかどうだかわからないけど、ルーチョンキはお猫様のせいかなぜかご法度なの。紙魚が出たらきゃぁーーと叫んでるだけ。ボクはエコでもなんでもなくて強いて言えばエゴなわけだから、ぶしゅーーーっとルーチョンキでもなんでも撒き散らして、できるならル−チョンキの臭いで猫が寄ってこなくなったらありがたい、とヒジョーに冷たい。自分の牙城を脅かしてくるようなものなら、猫であろうが紙魚であろうが容赦はしないぞ。ボクのテリトリーに足を踏み入れて、高濃度ルーチョンキが足についてそれを舐めたせいで倒れても知らないぞ、と。こういうふうに身辺掃除をするたびに切れてしまうのであった。あぁー、顔に猫の毛がついてむしゃくしゃする。
 さ、しばらく猫毛に悩まされなくても済むと思うと、あ、帰ってきたら大台かぁ、へ?何の大台?


■2001/08/11 Sat■  [長年日記]

 
Wes Montgomery
Full House
 行方不明モード2日目、なんちて、ここに書いたら行方不明にもならんか。じゃぁ義経北方逃亡行ってことにしとくか。 なんでもいいんだけど。
 というわけで、なぜか平泉だよっ! 平泉ったら、金色堂でしょ、何をまたいまさら金色堂って、今までまともにゆっくり見たことなんか無いんだよぉー。
 なるほどね、当時、朝廷なんてのは生産手段なんてのをもたなくてひじょーーにボンビーだったのだ。それにひきかえ奥州藤原氏は、金金ギラギラ、をら、をら、ゴールドだぜいい、いえ〜〜ぃっ! ってな調子で、炎が立っとったってか。中尊寺というのは初めてわかったんだけど、いくつもお堂があって、それぞれに違う仏さんが祀られてんだな、学習、学習。それぞれのお堂の前に出店があって、売ってるお札やらが違う。完全分業制とでもいうんでしょうか。その一つ一つを見て回って、ゆっくり散策。有意義です。
 夏油までだぁーっと県道走って、途中老眼のせいか、地図を見間違えてパニックてみたものの、7,8年ぶりかで夏油に来てみると、なんかやけににぎやかになって、国民宿舎なんかあったかなぁ。たぶんあったんだろう。やっぱりお盆の土曜なんだな、人が多い。それでも風呂入ってるのはおっさんばっかし。ばぁちゃん二人はしっかりバスタオルでガードしてくれちゃってありがたいことです。しっかし湯は熱い。じんじんしびれるくらいに熱い。エエことだぁ。一度じんじんしびれさせると、麻痺して熱い湯にもつかってられる。はぁー、やっぱり温泉は東北でしょ。
 一風呂浴びてゆっくり休憩してたら、川崎から来たおっさんが、毎年ここに来るとかしゃべりかけてきて、あとは忘れた。書くのめんどうなんだよ(笑) つぎに仙台から来たおっさんがしゃべりかけてきて、誰にしゃべっとんんじゃあ、いみふめ(-_-;; 夏油は女が少なくなってイカンとか、こういうところは一人で来るに限るとか、言うとったけれど、きっと家におったらうるさがられて一人ほり出されとんねんでと、はたと気がつきゃ自分も同じかも。
 休憩した後、夏油お約束の洞窟に入ったら、あれぇーこんな奥深かったかなぁ。奥の方まで入ったらほんまなんも見えへんでしょ。マジ10cm先も見えないのだ。だ、誰やぁ、人の足の指なめのはぁ(-_-;;バカッ あ、いや、真っ暗で手さぐりで奥に進もうと手を伸ばしたらおっさんの頭だったりして。同じだったらおねえちゃんがよかった。
 夏の間は毎週土曜日に鬼けんばいの、ん?ライブ?公演?実演? 何ちゅうの? とにかくあったんだよ。8人くらいで踊るんだよ。それがまたエエんだね。


■2001/08/12 Sun■  [長年日記]

 
Hi-Standard
Love Is A Battlefield
 盛岡から早池峰の南麓の谷沿いに入って行こうとしたら、去年の大雨でがけ崩れしてて通行止めだと、ちっ、なんてこったい。大迫まで戻って、達曽部から附馬牛へ抜けて早池峰神社へ。3年ぶりかでやってきた早池峰神社はやはりあやしい。なにがどうということなくあやしい。ボクはそんなに、いやまったく霊感を感じないほうだけれど、霊感を感じる人間はたぶんびんびんなんだろ。『遠野物語』に書かれていたからでなく、呪術やらそうした類いがいまだ色濃く残ってるからにちがいないと思う。そして遠野を囲む周囲の何の変哲もない山々がまたなにげにあやしい。そう今まで遠野に来たときには曇っていて早池峰山が見えなかったのだった。たぶん荒川高原の山の向こうだから隠れて見えないのかとも思っていた。ところが今回はちゃんと見えた。見えるからこそ遠野に早池峰山信仰があるわけだけれど、でも不思議なことに早池峰神社から早池峰山は絶対見えない。山をご神体とするからには、その山を仰ぎ見るからこそだと思うのに。まぁ、いいや。とにかく早池峰神社はあやしいのだ。地底王国が出現しなくてもあやしいのだった。
 あやしいといえば、遠野から宮古へ向かうとき峠をひとつ越えたところで唐突に睡魔に襲われた。たしかに運転の疲労と考えられなくもないけれど、あまりに唐突に包み込むように襲ってきたもんだから、何か拾ってきたのかと勘ぐってしまう。あな、おそろしや。

■2001/08/13 Mon■  [長年日記]

 
Original Soundtrack
Mahabahrata
 怖い話、というか、世にも奇妙な話。
 実はですね、わたくし、もうかなりのお年でして、老眼鏡の必要に迫られているのですね。これまた知ってる人は知ってるで申し訳ないけれど、昭文社のツーリングマップですね、もう何年も愛用してるわけです。この際だから宣伝しときますけど、あれは良いですよぉ。ツーリングマップっていうから、バイク乗り用のマップと思うでしょうが、クルマでもおっけー。当たり前でしょ、地図なんだもん。まぁあまり山登りには使えそうもないですが。をらぁ〜、なにをうだうだ書いとんねん。しかし「ようこんだけマメに書くね」と言わないでください(笑) 性分なんです。
 あ、それでやね、昭文社のツーリングマップ、難を言えば字が小さい。見えるかい! あのですね、夜なんか特にローソンの前で明かりを頼りに見ようなんてしても字が小さすぎて読めません。老眼だよ、老眼。だからバイクのヘッドライトの前にかざして、できるだけ明るくして読んでた、というのも、数年前までの話。いまじゃ老眼鏡が頼りよ。ひとつ断っておきますけどね、老眼鏡といってもボクのはそんなきつくないでし。ちょっと老眼鏡プラス乱視。はぁ、ほんま前振りが長いのだから。
 で、いつものように、あ、今回はバイクじゃなしにクルマですが、ツーリングマップを老眼鏡かけて見てたのです。が、老眼鏡仲間にはわかるでしょうが、老眼鏡というのは近くのものを見るぶんにはくっきりすっきりでエエんですけど、遠くを見る分には都合よろしくない。老眼鏡かけて運転なんかとてもできない。だからクルマのダッシュボードの上にぽんとおいて運転してたのよね。急に語尾が変わり始めるのだ。それでそんなものかけて歩けるわけもなく、クルマを降りるときにも老眼鏡かけてないんよね。さていよいよここから本論。
 晩飯食って、クルマに乗り込んでさぁ走ろうとしたとき、ぽっつらぽっつら雨が降ってたので、とりあえずワイパーを動かしったわけ。そしたらワイパーがどういうわけか、きーこきーこというじゃないの。なんだぁ、どうしたんだぁと、ワイパーを凝視したら、ワイパーにその老眼鏡がはさまってうごいてるじゃないの。うげぇ〜〜、な、なんでだぁ、なんでそんなとこに老眼鏡がはさまってないとアカンのだぁ??? 
 これ、絶対、変なんだよっ! これ読んでてもあんまりわからんでしょうが、誰が伊達や酔狂で眼鏡をワイパーにはさむ? 老眼鏡だから、かけたままクルマから下りたわけでもないし、これはダッシュボードの上においてあった眼鏡がフロントガラスをすり抜けてワイパーにひっかかったと考えないと説明つかんでしょ。
 ん?どうなんよ。 いちばん無難な説明としては、クルマを下りたときに、どうかしてダッシュボードから眼鏡を道に落とした。クルマを離れている間に、それをサムワンが拾って、確実に気がつくだろうとワイパーにはさんでおいてくれた。う〜む、そう自分で説明してしまうとおもろくないなぁ。やっぱりここは眼鏡がフロントガラスをすり抜けたという説をいやでもとりたいのだ。そのほうが何者かに取り憑かれて、などと話が飛躍して行っておもしろいでしょ。
 それにしても、ホヤは美味かったのだぁ。酒飲めないのがうちそろって酒飲みの肴をずらりと並べてうんめぇ〜〜。うう〜、たまらぁーん!

■2001/08/14 Tue■  [長年日記]

 
Fairground Attraction
The First of A Million Kisses
 こう神経を弛緩させているとボケが入ってくるのです。ところでボケを漢字で書いたら、「惚け」やねんね、あ、「耄け」のほうか(^.^;) 日ごろですね、なんだかんだって神経は緊張してるんですわ、信じられへんかもしれんけど。そんな緊張の条件を取り除くと、のんびりしたを通り越してボケまくってるの。たぶんきのうの老眼鏡事件もきっとボケなんしょねぇ。
 で、どういうボケかというと、温泉入ってたんですわ、そしたら「なにわ xxのxxxxのクルマの方、クルマのライトが〜〜」と大慌てで走って行ったら、ついてるがぁ、ヘッドライトが、スモールだけやあらへんです。煌々とヘッドライトまで。つい一月前スモールつけっぱなしで、バッテリーあげてしもたというのに、反省すれど学習せず。
 それで済んだら警察いらん、と、刑事事件ちゃうちゅうねん。肉食うてたですよ。路駐してですね、いけませんねぇ。だってどこもお盆で駐車場満車やねんもん。しかし路駐さっぱりおらん街なんだわ。気持ち悪いくらいに。生玉子つけて焼き肉食うてたんです。焼き肉食うても飲んでませんです。しかしあの街の焼き肉の食い方変わっとるねぇ。注文するのに、ふつーは、「カルビ二人前に、塩タン、それからぁ・・・」でしょ。ところがあの街では「冷麺、辛いのと、それから、カルビ、あと塩タン」 なんで冷麺がメインなんじゃい(-_-;) エエですけどね。
 あ、ボケの話だった。肉食って、路駐したとこまで戻ってみたら、ついてますねぇ。煌々とヘッドライトがぁー。まさかヘッドライトつけっぱなしにしといたら駐禁あげられんで済むと考えたわけちゃうのです。これにはさすがにボクでも開いた口がふさがりませんでした。アホです。ボケです。わずか数時間のうちに二度もドヂるかぁー、しっかりせえよ>自分
 ふつうはこれで終わるでしょ。それで終わったらただのアホです。
 そこから走ったやないの、ぶいぶいと、そしたら、温泉+焼き肉で弛みきった神経は眠気に勝てるわけないぢゃないの。突っ込みました。。。。というのはウソで、ちゃんとパーキングに入って寝たわいな。スモールつけたままで。スモールだけだったというのがせめてもの救い。これでヘッドライト煌々だったら救いようがないもんなぁ。
 では、おやすみなさい。

■2001/08/15 Wed■  [長年日記]

 
Augustus Pablo
East of the River Nile
 いきなり記号論なんですねぇ。
《人間の「意味づけ」するいとなみの仕組みと意義─その営みが人間の文化をいかぬに生み出し、維持し、そして組み変えていくか》
 つまりは何かようわからん(^.^;) にファイルをドロップして、ということを日々何度も繰り返してるわけだけれど、は自由にすり変えられるわけで、したら非常に違和感を感じてしまうわけです。
《ひとたび身に付けた意味付けの体系─それが慣習として確立すると、それは逆にそれを身に付けた人を捕えて放さない「牢獄」にもなる。》
 なぁーんてね、ボケ封じもしてるわけだわさ。いっつもいっつもエロい本ばっかし読んでるわけじゃないです。この場合、「ボケ」「耄け」「惚け」というのも「記号」なわけなんだよねぇ。「ボケ」「耄け」「惚け」の違いというのは、イラレとフォトショのアイコンの違いとおんなじようなモンと考えといてエエんだよねぇ。
 で、なんで、こんな勉強をいきなりせなアカンの? 五十の手習いでもあるまいに。しかしおもしろいやんねぇ。ボクは好きよ、そういうのは。地表すれすれを飛ぶ人工衛星の速さが7.8km/sというよりずっとおもしろいと思うんだけど、あ、7.8km/sはそれはそれでおもしろいんだけどね。
 で、ヒマだからテレビ見てたら、夏なんです。なんで怪談モンが涼しくなるのか、ようわからんのだけど、つまりは寒けがする。鳥肌が立つってことだけど、幽霊が出てきたら、交感神経がびんびんになってアドレナリン出まくりでしょ。そしたら熱うなるんとちゃうんかい。きっと熱くなるに決まってるんだよなぁ。そう科学的に考えてみたら、霊が見えますと、その段の下から二段目に男の子の霊が膝を抱えて座っています、などとしゃあしゃあと言う奴って、自律神経がいかれてんじゃなかろかと、ボクはマジに思うんだけど、どっか間違うとる? 霊魂の存在とかアンビリーバブぅな現象というのは確かにあると思うてるよ。でもあまりにアホくさいでしょ。気にいらんのだよ。う〜んと、霊というのも「記号」になってしまったらおもしろくないやんねぇ、と思うのであった。
 あ〜ぁ、早く帰ってきてよぉ。さみしいにゃん。

■2001/08/16 Thu■  [長年日記]

 
Axiom Funk
Funkcronomicon
 やめられない止まらない骨付きカルビ、ちゃううぅぅ。段ボールの箱一杯に本買うてどないしまんねん。もぐら叩き売りばっかりと思うたら大間違いのねんのねん。
 とうとう買うたで、ここはいっちょ見せびらかしといたれ、ほれ。

嗚呼、わが青春の甘美なる日々よ。帰り来ぬ日々よ、ボクの前に道はない。ボクの後ろに道はできる。あぁ、自然よ、お姉ちゃん...あの部屋を思いだしているボクって...
 きょうでサヨナラです。人生、楽ありゃ苦もあるさ、人生五十にして惑わずサモンを飲む!なんて言うても誰もわからんですねぃ。これ、ウソです。四十にして惑わず遊ぶだったのね。ちゃんと実行しました(._.)キッパリ 
「ね、ね、唐のね」
「篠原が絵、描いてるんでしょ。こういうやつでしょ」
はい、なんで、こう見事に一致するもんなんでしょか。ちょっと、かなり痺れました。やっぱりDNAなんでしょか。
 と、いうわけで、あしたになっても、やっぱり同じ 五十にして勃つ、これもウソ....あ、あの...あしたまでに調べておきます...ジツハモウチャントシラベハツイテンダヨ

■2001/08/17 Fri■  [長年日記]

 
Jimi Hendrix
AXIS : Bold as Love
『五十にして天女を知る』

ちゃんときのうのうちに調べたんだから。なるほどね、っと妙に納得してしまうでしょ。うん、うん。そういうふうにちゃんと孔子も悟っていたのだ。改めて言われんでも、じゅうじゅう承知しております。いやというほど思い知らされております。いちおう念のために行っときますか。

 あ、そうそう、きのう「僕の前に道はない」なんて書いてたら、きょういきなりそのフレーズを聞いたので、びっくりしたんだよなぁ。あぁ、いじいじする。ボクだったら、もっと泣かせてやんだけどなぁと、泣きシーンつくらせるんだったらまかしとかんかいってな調子でいじじしておったのだよ。なんだかさぁ、ばんばんド派手なんはいいんだけどさ、気をもたせたわりには後半尻すぼみのような、あ、つかさんのお芝居の話です。でも
    「つくってくれたシチューがまずくって」
この台詞、いいよねぇ。そのわりには、この台詞が効いてないんだよねぇ。もっとこの台詞で泣かせてくれよね。内田有紀かっこよかったのに。
そう、オムライスつくってくれたよね、涙が出るくらい美味しかった。

■2001/08/18 Sat■  [長年日記]

 
Full Force
Still Standing
 古本を死ぬくらい売りに行った。でっかぁーい袋に6つほどとうてい持ち切れないくらい。
 が、しかし、1000円也だよぉ。なんだぁ、なんだぁ、持って行ったうちの8割くらいは買い取れないだと。また持って帰るのもしんどいから、そのまま置いてきたけど、なんだかなぁ。
 やっぱり、BOOKOFFとはいえ、商売だから、買い取っても売れないようなものまで、かかえこみたくない。これ資本主義経済の原点ではあるが。が、しかしだよ、例えば、ブレヒト選集全巻そろいなんてのは、全く売る気はないんだけれど、それを持って行っても、たったの1円にもならんのだろうな。
 本の値段というのは、人によって必要か、どうかという、まったく個人的な価値に依存してないんだな。じゃあ、手塚治虫が8歳の時に描いたという習作に20万というのはどうなんだって。20万なら買うという個人がいるというのか疑問。だけど、2000円なら買うという人間はきっといっぱいいるんだろう。だからそこに価値がでてくるんだろうけど、多分に見せびらかしのために、法外な値段で並べてるんだと思うよ。そ20万円でも買うという個人が出現したときに、ますますとんでもない値段がついてく。。。変なの。まぁ、どうでもいいんだけど。ブレヒト選集全巻揃いだって、2000円なら買うという人間が何人かいるとは思うんだけどな。売りませんけどね。愚にもなりそうもないようなの腐るほど売ってるんだけどなぁ、それより屑ってわけかい、うちにごっそり詰め込まれてたのは。
 しかしなぁその売った金でまたまた10冊も買ってんだから、どうにかしてる。
 なんか妙に涼しいね、いきなり秋になったみたい。


■2001/08/19 Sun■  [長年日記]

 
武村延和
Child and Magic
 またしてもBOOKOFFで『奥の横道』を買うたんだよ。原平先生のね。そしたらねぇ、これだ(^.^;)
 いいよなぁ、原平先生のようにメディア握っておられる方は。ボクだってこうしてネットを通してメディアの一部に齧りついてるわけだけれど、その影響力が違うでしょ。うーむ、ここに至るまでの功績が断然違うわけだからいたしかたないです。でもさ、ボクが先に見つけてたというのも低レベルな話なんだけど、やっぱりちょっとやっかんでしまうのは正直なところだね。でもちょっといちゃもんだけつけさせてもらいますと、
 「町外れの、田んぼの中の道を車で走っていて、突然このような看板を見たら」
なんですがねぇ、田んぼの中の道ってね、その道は天下の名四国道、23号線だぁ。ぶんぶんトラックが行き交ってます。これ見つけたのはもう、6〜7年前のことかなぁ、バイクで走っていて絶句したんだよなぁ。そのあとが原平先生は
 「堂々とギロチン工場だ。しかも鬼の頭の商店です。いまにも断末魔の声が聴こえてくるんではないかと、身構えました。」
なのに、鬼頭→キトウ→ と、思わず股間に寒けを催している。これが決定的な差なのです。でも原平先生の視点は好き。わざわざ戻って確認するなんぞやっぱり尊敬します。
 ところで終電近くの満員電車のアナウンス
 「駅に着くとドアはすぐに閉まります」
をい、怖いではないか。かなり邪魔なおばはんが出口のところにどーんと居座って動かなかってちょっと下り遅れたらどうしてくれるんだい。電車のドアの両側はゴムの袋状態になってるけれど、もし、もしもだぞ、そのゴムのところが鋭利なギロチンだったらどうすんだい。下り遅れた人間の足首が車内にころがってたり、スライスされた臀筋がぺたんこぺったんこ落ちてたら、怖いだろうなぁ(^.^;) いくら満員だからといって軽々しく「駅に着くとドアはすぐに閉まります」なんてアナウンスできひんわなぁと明大前で乗り換えたのであった。


■2001/08/20 Mon■  [長年日記]

 
Maceo Parker
FUNK OVERLOAD
 夏、そろそろおしまいだねぇ。
 この夏に何をしてたのでもないんだけど、この夏が何だったのかは、それは、ひ・み・つ。。。
 いつもの夏のことだけれど、こうして大阪に向かって戻っていくとき、ちょっとしたセンチメンタルな気分になってしまう。夏、終わりだねって。大阪に戻ったら戻ったで、いくばくかの夏の残滓があるけれど、もうそれはいわゆる「夏」じゃなない。そんなふうに「夏」にいろいろに思い入れを託しているかもしれない。でもさ、「夏」でなくても・・・・、とも思う。なんかぐちゃぐちゃだね。
 決して眩しくてたまらないというような夏でもなかった。けれどずっしりと熱かった、そんな今年の夏はとにかく終わった。熱いまま。


■2001/08/21 Tue■  [長年日記]

 
Joyce
Chante Antonio Carlos Jobim & Vinicius De Moraes
 親の敵に遭ったみたいに寝ました。ぽてんQ〜っだよ。
 しかしうまい具合にもどってきたねぇ。台風だよ、台風。もうちょっと遅かったら、あちこち通行止めになってしまってるじゃないですか。名阪でも3ヶ所ほどで事故ってたしなぁ。たいしたことになる直前にすり抜けられてラッキーだった。
 大阪市内に戻ってきたら、ゴミが吹き飛ばされたんだろ、道路にけっこうゴミが散乱してたりして、でもそれほど台風、台風と意識することもなかったから、へぇーけっこう風吹いてたんだって感じ。あしたの朝まで警報出てくれてたら休みになるからいいんだけど。。。無理だろうな。あ、こういうのは顰蹙モンですね。
 うーん、きょうは一日寝てたから、なんも書くことないなぁ。
 ここ数日いっぱいいっぱいあったから、たまには何もなくてもいいでしょ。さ、あしたから、まっとうな生活(笑)
 そっちもきょうはもうじゃんじゃん降りだって。一緒だったらね、濡れてもなんだか、うれしいような楽しいような、なのにね。


■2001/08/22 Wed■  [長年日記]

 
FUNKADELIC
Let's Take It to the Stage
 超むかつくので携帯のメアド変えたった。28文字だ! どうだ、まいったか。いちお、P-FUNK狂いなら、あぁアレかってやつ(笑) Nがさ、クソ長い(うんこの長さぢゃねえよ(-"-)shit!) メアドにしてんだよね。それで、きょう聞いたら一通も来ないっていうから。はじめは《Promentalshitbackwashpsycosisenemasquad》にしようと思ったんだよ。でも長すぎて蹴られた。つぎ、《supergroovalisticprosifunkstication》これもも長すぎて蹴られた。30文字までなんだよねぇ。だから、ふふふふ。。。。
あ、前のメアドはもう空いたから、どうぞお使い下さい。ただし日に5通は、《えっちなメールしよ》というのが来ます。超むかつく(-"-) 夜昼おかまいなしだもんなぁ。
 ところで、前のメアドに1文字だけつけたしたのがいて、一度、夜中の4時過ぎに「ボクの友達がまちがってそちらに送ったようなので転送して下さい」などとふざけたメール送ってきやがって、夜中の4時だぞ。なんぼボクでももううっつらしかかってるときにだ。そういや、そのちょっと前にワケのわからんメールが立て続けにごちゃごちゃ入ってた。当然、無視だろ。当たり前じゃんか。夜中の4時にそっちの不都合のおかげでなんで起こされなアカンのぢゃい。
 それはそれで済んでたんだけど、それから2-3週間かして、「もうかんにんしてください」というメールが同じ奴から来た。これも当然無視。さらにまた2週間ほどして「いいかげんにしろ!」と、逆切れしてやんの。これにはちょっとこっちも逆々切れしたけど、オトナだからね。
 あのねぇ、教えといたげる。メーラーの設定をちょっといじったら、携帯からじゃなくて、自分が使ってるSMTPのメアドでなくても出せるんだよ。なんなら、sexymotherfucker@docomo.ne.jpで出したげよか。
 ちなみにSexyMotherFuckerというのは、うちのファックスの発信元の設定だよ(笑) うちからファックスが飛んでいったとき、隅っこにそう印字されてるはず。決して新しいメアドじゃないです。
 で、きょうは、あちこちにメアド変ったと送ったから、そのレスがじゃんじゃか入って、いつものSPAMメール以上にうるさかったです。


■2001/08/23 Thu■  [長年日記]

 
Digital Underground
Sons of the P
 韓国のおみやげのキムチをもらった。キムチ鍋にするには暑すぎるので涼しくなるまで生きていようと思った。。。
 な、わけないだろ、太宰治じゃあるまいに、さっさと汗を噴き出しながら、キムチ鍋を食った。やっぱり熱かった。まだ夏なのだ(笑)
 なんでそんなことを思ったかというと、「夏に着る着物であろう。夏まで生きていようと思った。」というのは、もちろん大宰の『晩年』でしょ。寺山が『ポケットに名言を』という他力本願本を出してるのね。別に寺山らしくはないんだけど、BOOKOFFで100円だったから買っちまっただ。パラパラとめくってたら、その『晩年』の有名な一節が目に入った。ただそれだけ。他に他意はないです。それで、ふぅふぅ言ってキムチ鍋を食いながら、そのようなフレーズを考えただけ。
 あ、『ポケットに名言を』っての、いいなぁ、楽で。人様の書いたのをカットアウトしてきて並べりゃいいんしょ。こんなページやっちゃおかな。名言集なんて、中学の卒業の時のサイン帳っぽくっていいっしょ。でもボクが気に入ったフレーズを集めたらどうなるんだろ。
 糞メールは、糞メアドをに変えたおかげでぱったり来なくなった。来なくなったらなったでなんかさびしいわけないだろ。初めのころはボヤキながらも、あまりのバカさ加減を楽しんでたんだけどね、最近は、とみに正直ウザかったんだよ。いい加減新しい手も尽きてきておもしろくもなんともないでしょ。そのかわりにきのうの晩などはあちこちにメアド変更のボクが出したメールのレスで、あ、これ、きのう書いたか(^_^ゞ きょう、Mのおっちゃんから、英文字ばっかりより、「.」や「/」も有効なんだけど、「-」を入れると、全く来なくなる。それは「-」を英文字として認識しないソフトが多いからだとレス入った。ちっ、早く教えてくれよな。FreeYourMindAndYourAssWillFollow だと、32文字でオーバーだったんだよな。FreeYourMind-YourAssWillFollow なら30文字ぴったりじゃんかよぉ。というわけで
  草の笛吹くを切なく聞きており告白以前の愛とは何ぞ


■2001/08/24 Fri■  [長年日記]

 
Vulva
Vulvic Yonification
 困ったことになってきてるんですねぇ。別に困ることもないうれしい悲鳴とも申しませうか。バカほど本を買っておるのですよ。こないだ蜜柑の段ボール箱くらいの大きさに2箱ほど、本を買いあさって、その中には、赤瀬川原平『櫻画報大全』やら、同『奥の細道』やら、上村一夫『狂人関係』、荒木経惟『』ん? なんだっけ? 2冊か、3冊買ったな。東京なんとかってやつ。だってさ、いっぱいありすぎて、まだ車に積んだまま。さぞかし燃費が悪くなるだろうに。荒俣も買ったなぁ、ミヤベも買ったな。『黄昏奇譚』も買ったな。あ、ちがった『黄昏綺譚』だ。んん? かのアレは『奇譚クラブ』だった。あれ?どうちがうんだ? ちなみにEG-Bridgeでは《奇譚》しかない、ほかに《忌憚》とかもあるけど、《綺譚》はない。てっきり、高橋さんの当て字かと思ってたんだけど、こないだどっかで《綺譚》と使ってるの見たんだけどね。
 あらぁぁ〜〜、《綺譚》をGoogleで検索したら9690件ヒット。《奇譚》は12600件。どうちがうんだぁーと、Yahooの辞書検索かけたら、《奇纛》なんて見たこともないのが出てきた。ちゃんと広辞苑で調べましょ。
 あ、本のバカ買いの話ね。いやほんまバカほど買ってるんだよ。そんな買うてどないすんねんと言われるくらい買い込んで、この夏は何したんだいと聞かれたら間違いなく「本の買出し!」
 ところが、その買出し癖は大阪に戻ってからも止まらないのです。だってきょうなんてBOOKOFFでくじ引きやってんだもん。だからつい前から眼をつけてた『西遊妖猿伝・2〜5 』とあと2冊。くじ引きは4回引いて300円と良好。
 夕方からちょっと用事があったので市内のほうまで行って、バン麺の樹(タチキ)で念願の冷やし中華大盛りを食ったのだ。美味いいいいっ! なんでこんな美味い麺が食える店ががらんがらんなのだ。いつもバン麺ばかり食ってたけど、樹の冷やし中華は絶品よ。とにかく麺に腰があって、チャーシュー、玉子、キュウリをそれぞれ千切りにして、これ基本中の基本だね。チャーシューじゃなくてハム乗ってるような冷やし中華は食えません! それにモヤシがちょっと、紅しょうがちょっと。そしてたれがこれまた酸味がきいてて甘ったるくなく、ちなみにボクはそのタレまで全部たいらげてきました。とよちゅん、大阪まで食いに来なさい!
 冷やし中華の満足感、幸福感から、本屋に寄り道してしまう。もう癖になってしまってる。ひょっとしてアレがなんかまかり間違ってあるんじゃないかと探してみたけどなかった。あるほうが不思議なんだよね、アレ。まぁ仕方ないわと車で家路に向かう途中、ふっと古本屋が一軒できてるではないか。どうしようもない癖ね(^_^ゞ したら、『西遊妖猿伝・1』あるではないか。即、手にかかえて、ふらふら見てたら、《太陽 '71/6》表紙が夢二で特別企画「竹久夢二の女」 ビニ本状態になってたんだけど、これもかかえて、さらにアレを物色してたら、《別冊太陽・20》「竹久夢二」があるではないか。500円。これ買わない手はないでしょ。うはうは喜びいさんで、ビニ本開封したら、な、なんとこれまったすんげぇ〜でやんの。ああ、し・あ・わ・せ(^_^)


■2001/08/25 Sat■  [長年日記]

 
Jefferson Airplane
Surrealistic Pillow
 裏まごまご日記の更新を全然してなくて、さっき見たら、7/24からほったらかし。あっちは単純に何した何食っただけのページだから別にどうでもよい。以前はこっちが毎日入れることできなくて、3日分ほどかためて入れたりしてたから、あれ?何したんだろとか、ふっとよう忘れてしまう。それで覚書みたいにしてたんだけど、こっちは最近、毎日、日課のようにように入れてるからあまり必要ないと言えば必要ない。
 でも日記だからってその日に何した、こうしたとか、書くこともないんだなと最近思う。日記を開いたときに、ふっと思いついたことを、まさに徒然なるままに、書いてるからね。もちろん後悔日記、ちゃう、なんちゅう変換してくれるんじゃい。後悔、先に立ったら何もできましぇん。元イ、公開日記であるから、ホンマのことを書くとヤバい事態も生じるので、適当に(ウ^_^ソ)も入れてるわけ。当事者が見たらわかるんだけどね。
 それから日付順に並べ直してるでしょ。マメだねぇ。過去のことは過去のことだぜ、なんて、考えてしまえる人もいるけど、ボクはそういうことはとうていできなくて、たまに過去日記読み返してみてにっと一人で笑ってる。それでね、それもはっと気がつけば6月の上旬までまとめてあって、そこから先がぷっつり2ヶ月もほったらかし。それもきょうやったよ。その2ヶ月を順番をひっくり返して並べてたら、はたと気がついた。なるほどね。そうだったんだよね。


■2001/08/26 Sun■  [長年日記]

 
George Clinton & The P-Funk All Stars
Montreux Jazz Festival 2001
 ひゃぁ〜っ、やっぱりP-FUNKはすんげぇーーーっ!! 今年のモントルー・ジャズ・フェスティバルに出てたのね。けさぎり君がきょうボードで、チェックしてる?って教えてくれた。あぁ、すまん、最近、サボり気味(-.-;) 早速、アクセスしてみたら、WindowsMediaで配信だよ。くぅ、入れてへんやんけ、と、まずはインストールして、いざ、を〜〜っ、を〜っ、いきなり、まごぶれから入りますか、たまんねぇぇぇぇ。が、しかし悲しいかな、いまや時代に取り残されつつあるフレッツISDNの悲しさよ。ぶちぶちに切れるでないかい。それでへこたれるようなまご爺ではないぞ。これは上のフレームでなんじゃら、テロップらしきものを流し続けてるのに食われてると読んで、フレーム外してやった。ほれ、http://mjf.unit.net/2001/streaming.cfm?rates_selected=3252
がそのURL。ここだったら、途切れることなく配信されてくる。
 再び、まごぶれから、うをっ、うをををを〜〜〜っっ、たまんねぇ〜、鳥肌ぶいぶいに勃つぅぅ。マイケルのきゅいんきゅいん、乗り乗りじゃん! もうほとんど卒倒寸前。まごぶれ命でござります。ふーっと息つく間もなく、ブラックバードのフライハイだぁ。去年のギターバトルの再現だぜい。ぶぃんぶぃんファズのかかったギターがぁ。このフライハイのベースラインがめっちゃ好きなんよね。ふふふ、読めたぞ。去年のライブの後半をやるんだなっと。
 3つ目のコズミックの真ん中あたりで、オヤジ登場。ここまでがんがんにハイテンションに引っ張っておいて、オヤジ登場でさらにどっかぁ〜〜んと逝ってまうところは、わかっても、いつもまんまとはめられてしまう。なんでやねん。いつもとおんなじやで、せやのに。。。 やっぱこのカリスマ性はタダもんじゃねえ! というか、こっちが病気なわけだけどね(爆) 気がつけば2時間半、マックの200x150ピクセルに釘付け状態。
 というわけで、本日はP-Funkになんもかんもぶっとんで、あしたに続く。


■2001/08/27 Mon■  [長年日記]

 
Talib Kweli & Hi Tek
Reflection Eternal
 お昼ごはん・・海老フライ、豪華(^_^) で、いつものようにお昼ごはんとセットになってるBOOKOFF行ったら、ぶっといアンドリュー・ワイエス展のパンフ、というよりもうすでに画集が、なんと100円。ををーっと目を疑ったね。ゑゑ〜って思いながら、その『ワイエス展』が並んでたところを見ると、『WORKERS / SEBASTIANO SAKGADO』『19〜20世紀ファッション写真展』と、どっちもこれまた写真展のパンフながら立派な写真集が100円。さらに芸術新潮の鏑木清方特集が250円。しめて目方で買って105円! ゑっ?? こないだのポイント券とくじびきので買ったんだよ(^_^) むちゃくちゃ儲けた気分。人はこういうことで幸せになれる。オメデタイカ・・・
 それはそれで晩ごはん食べたあと疲れ果ててたからか、その『ワイエス展』を見ながらどてーんと寝てしまっただよ。

 だからってわけでもなかろうに、むっちゃ生々しい夢を見て、気がつけばビンビンに欲情を催してる。あ〜もうたまらんってくらいに。あまりにくっきりはっきりで、書くに書けないっしょ。まさに夢まで超写実的。ところがこういう夢の常としていざというときになると目が覚めてしまうんだよなぁ。一度でいいから最後まで逝ってみたいのに。


■2001/08/28 Tue■  [長年日記]

 
夢野久作
全集4 『ドグラ・マグラ』
 一月ぶりにエアロビクス。ひじょーーーーに疲れた(^_^;A 今月はいろいろと忙しかったからなぁ。忙しい、忙しい、忙しい。。。すき間が全く無かった。ほしいものが次から次と出てきて、油断してたら体重1kg増だよ。。。。へ? あ、は、はい、すんまそん。(←何がすんまそんかはわかる人にだけわかる)
 それでですね、共栄ボクシングジムたらなんたらが、体脂肪を燃焼させるクスリだとかキャンペーンにきてたので冷やかしに飲んでみたけど効き目は、?に決まっとろう。
 まぁ、そんなことはどうだっていいのだよ。スタバでゆっくり『総門谷』読みながらコーヒー飲んで、そうそう、お外でコーヒーしててももう汗だらだらじゃないのね。きっと30℃は越えてないんだろね。
 区役所に用事があったから、ぷらぷら歩いて行くことにした。高校時代の通学路なんぞを通りながら、もう30数年も前のことだから、すっかり変ってしまって、古本屋なんぞをのぞくつもりだったのになぁ。でもきっちり古本屋覗いてみたよ。BOOKOFFに並んでるラインナップとはずいぶん違うんだね。古本屋には古本屋の矜持ってものがあるんでしょ。例えば、寺山の全戯曲集なんてのがあったりして、むぅ、買えばよかったかな。どうせすぐには売れないだろうから、来週、エアロビクスの時買うことにしよう。で、そこでは『諸怪志異 1・2』と、杉山日向子『二つ枕』をゲッチョ。
 ところで、ビレッジヴァンガードって、NYのジャズクラブじゃなくて、下北の本多のとこにあったよねぇ。その大阪店がジムの真下にあったのだった。ちょっと覗いてみたら、ああ、もうだめぇぇぇ〜〜〜っ!!! 『少女椿』のCD-ROMなんて置いとかないで下さい。花輪の『ニッポン昔話』なんて置いとかないで下さい。とどめの一発! 中村宏『図画蜂起』なんて置いとかないで下さい。ちょいと裏金手に入ったらすぐこれだもん。こうして片道分の新幹線は消えてしまうのだった。どうする?
 で、それを、駐禁で捕まること思ったら、ピンサロ30分で消え去ること思えば、1日飲み会に行くこと思えば、ハズレのCDを5枚買うこと思えば、といろいろに自分に納得させるのだった。いいよね、こういうふうにはまって行くのは、それはラブパワー。一緒にいれないなら、せめてこうして一緒にいてたいの。
 


■2001/08/29 Wed■  [長年日記]

 
吉田日出子
上海バンスキング
 ちょいとお疲れ。午前中はぼーっとしてる。窓開けて寝たら寝冷えします。鼻ぐちゅぐちゅ。
 ぼーっとしてるから、あ、そうそう、忘れないうちに、書いておかないと、書きそびれるところだった。この前の日曜日にナイスフェローのライブに行ったんだよね。相変わらずの「年なんぼやねん」の調子であった。それでね、始まる直前にケイちゃんが「上海バンスキング」回してんだよねぇ。♪〜わたしのかれは〜っての、エエやん、エエやんと思ってたら、ぶちっと始まって、しっかし相変わらずヘタでした(爆) ぱっぱらぱぁ〜ぱっぱらぱぁ〜と自分で歌うないで下さい。いま、リンクでRealAudio聞いたけど。ほれちょっと前に絵なんかで流行ったでしょ、いわゆるヘタウマ。。。でもね、「黒猫のタンゴ」なんて歌う勇気に敬服します。そしてラスト、「リンゴの木の下」 あ、ちょっと吉田日出子に似てるかも。天然なところが。ほんまボロクソやなぁ。
♪〜 リンゴの木の下で あしたまた会いましょう
 ところで、このライブがあった関西汽船弁天埠頭からは70年頃まで四国行きの客船が出てた。いつの間にか、輸送がクルマ主体になってフェリーに客船が大型化されると、安治川を少し遡らなければならない弁天埠頭では受け入れられなくなったのだろう。弁天埠頭だけでなく大阪港も南港に移ってしまった。バブルの頃に大阪ウォーターフロントなどと、弁天町の駅すぐにパラジッソができたり、大阪港には海遊館ができたり、さらには阪神高速湾岸線がはるか頭上を駆け抜けて、確実に平成にはなってはいったけれど、それらはほとんどその新しく作られた空間内だけの進化で、弁天埠頭や地下鉄の大阪港駅の周囲は時間の流れが遅いような気がするのはボクだけだろうか。ヨソの地域ではどんどん変貌しているのにだ。
 そういえば、きのうぶらぶらとアベノの裏、松崎町界隈を歩いてたときもそうだったな。再開発なのか、妙な空地が目立って、こちらは弁天町なんかよりずっと進化はしているものの、相変わらず、《ご休憩》などと書かれたいわゆる「連れ込み旅館」が残ってたり、《バストイレ冷房完備》って、そんなもんわざわざ看板に書かんでも当たり前だろうがぁ・・・でもそんなのもあと数年で消えて行くんだろうな。
   


■2001/08/30 Thu■  [長年日記]

 
Bijork
Vespertine
 げっ、もう夜中の2時まわってやがんの。何してたんだい?>自分
 あ、別にお店閉めるの待ってたわけじゃないですぅ〜(爆) 考えてみたら、ここしばらく病気してましたから、ビデオなんて見てなかった。きょうは久しぶりに、蔦屋さまで借りてきて『バートン・フィンク』ね。あ、『バートン・ファンク』じゃないです(^_^;アハハ… それ見てたんだよ。あぁ、おもろかったぁ〜。
 それで、最近さっぱり音盤買ってねぇだもんで、音盤レビューのページはもう半年以上ほったらかしだしねぇ、どうもぴきぃ〜んと来るのがないんだもん。だからそのページはつぶして、音盤だけじゃなしに、いろいろレビューを書いたろやないかと、エンピツ日記借りて、別に自前のCGIぶちこんでもよかったんだけど、なんとなくエンピツ日記はすっきりしてたからね、そこに書きだめようかと思いたったは吉日。仕事しろよな>自分
 を、この上の1段落、読点だらけだねぇ。ちょっと野坂昭如やってます?(笑)
 全然、話は変わらないんだけど、病気の話に戻って、明野照葉っておもろいって教えてもらってね、帰りに(新刊)本屋に寄ったんだけど、通勤途中にロクな本屋ないなぁ。あんな本屋だったら、BOOKOFFや正統古本屋のほうが500倍おもしろい。思うに文化不毛じゃなかろか、あの一帯は。本屋というよりももう雑誌屋になってしもてるね。本に限ったことでもなくて、音盤もそうだけれど、何だかねぇ、結局欲しいものは、大阪市内まで行かないと手に入らない。明野照葉だったらあってもよさそうなものなのに。
 というわけで、大都市から離れて暮すことなんてとうていできないな。


■2001/08/31 Fri■  [長年日記]

 
Mercury Rev
Boces
 世間的には夏休みはきょうでおしまい。。。ってとこだけど、ほんま情けないで。。。いや、何がって、あのそのあのなんですけどね。まぁ、いいか世間様はもっと働いていらっしゃる。
 《まごまごれびゅ》なんてものを始めてしまったらね、三日坊主に終わってしまいかねないでしょ。ネタくり大変なんだって。だいたいこのまごまご日記でさえネタくり大変なんだから。これって業ってもんなんでしょかね。一銭の得にもならないのに。
 ところで、ボクは主義として、ラーメン、たこ焼きは並んでまで食うようなもんじゃないと思うてる。それがなんぼ美味くても。だいたいね、一風堂のラーメン、今年の夏みたいに超クソ暑いときに30分も表に並ぶかい。あの熱中症にもなろうかというときにたかがラーメンに並んで食うモンの気が知れない。それがね、一生に何度行くかわからない博多まで行ったときなら、なんぼかわからんでもないけど。それでも喜多方まで行ってもいまや坂内なんかにゃ並ばないよ。
 ラーメンといえば、こないだ横綱行ったんだけど、もうあそこはパスだな。麺は伸びてしもとって、ゲロ不味(-"-) 化学調味料の味しかしない。ボクはネギ1ザル半入れたったけど。そうでもしないと食えないね。そのときふっと思ったんだけど、横綱の席数100ほどあるでしょ。だいたいその規模が問題だな。もはや美味いラーメンを出そうという姿勢がないんだと思う。客が来るから席数増やせば、店舗数増やせばいいってもんでないだろ。そんなのでも客が入るのは過度の情報によるもんだということを食べさせる側も食べる側も気がつけばいい。


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