まごまご日記(02-17[長年日記])

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■2002/02/17 Sun■　



	Elvis Costello
	My Aim Is True

　どうもオリンピックやってるとチャンネル権を奪われてしまって自由にビデオ見ることもできない。別にいいんだけど、どうも冬のオリンピックはおもしろくない。というのは、例えば、スキーの滑降にしても一人滑ってタイムで、そのあとどれだけで滑るかを待ってなければ結果が出てこない。いわゆるレースじゃない。そんなのばっかりでしょ。それにコンマ何秒を競ってるのに天候などの気象条件に影響されやすい。もうほとんど極限の速さにまで達しているから、あとはワックスだとか、それこそ自然条件との闘いになってくる。滑降なんてはじめに滑るのとあととではかなり条件が違うし、上と下で温度差がかなりあるから、どこにワックスをあわせるかというスタッフの勝負にもなってくる。それはそれで仕方ないにしてもいっそレースの形にしてバトルしながら滑り降りるほうが見ていておもしろいんだけど。危険すぎるか(笑)
　そんなことを思ってたら、ショートトラックで期待通りのことが起こった。まずは日本の寺尾が準決勝で他の選手を転倒させたと失格。これ見てたけどどこでどうなって失格になったんやら、この裁定はどう考えても変。それで思いだすのが柔道の誰だったか、すぐに忘れるんだからどうでもいいけど、ヘボ審判のせいで金メダルとりそこねたでしょ。日本には「潔い」とか、妙にかっこつけちゃってくれちゃって、あんなもん、アメリカやヨーロッパだったら、以後の試合をボイコットしてでも文句つけて裁定をひっくり返すで。現に今度のオリンピックでもフィギュアでどっちお金メダルなんてアホなこと起こってる。これもたいがい変だけれど、日本の体育会系の精神論的脳味噌筋肉体質が治らないかぎりダメだな。
　

で、思いきり笑えるのが、同じショートトラックの決勝。前を滑ってた４人が最終コーナーで転倒。断トツビリだったオーストラリアのおっさんがそれを尻目に滑り抜けて金メダル。アホらし。そのあと転んだ選手が氷の上をゴールまで這ってんのも笑える。このオーストラリアのおっさんは準々決勝、準決勝でも上の選手の失格とかで繰り上げ決勝進出してる脅威のタナボタ男。きっと職業は漁夫。
　それで思うんだけど、せこく失格だとかにするんじゃなしに何でもありよ。ハンドオフありーの、足ヒッカケありーの、その昔ローラーゲームってあったやん。あんなのみたいにバトルにするんよ。スキーの滑降も同じ。みんな防具つける。それとかスケートなんかやめにしてみんな裸足で走る。それとか滑降のコースを逆に上まで駆け上がる。これなら一気に10数人出場してもおっけーでしょ。そうしたらもっともっと面白くなると思うけど、ダメ？

--------------本日の食事
朝昼　ホットケーキ
夕　必殺お好み焼
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[ツッコミを入れる]

■2004/02/17 Tue■　「声が唾液のように吸われ」るキス

　やっときのうで今年度の早朝出勤も打ち止め。やぁ、眠いのなんの。朝５時半起きなんてのは、ちょうど睡眠のかき入れ時にたたき起こされ、いや自分で起きてるんですけど。誰が起こしてくれるんや(-_-)
　そして朝早くから出勤しても仕事がびしーっと詰まってるわけでなく、ほとんどアリバイさえつくっておけばよろしい、あとは軟禁状態を甘受すればオッケーというわけ。軟禁につき、建前上はケールはご法度なんだけど、そこはわからぬようにって、ニャンニャンメールを飛ばしてるわけです。それだけで勤務時間がカバーできたらいいんだけど、そういうわけにもいかず、やっぱりこうした軟禁生活には読書と居眠りですね。
　というわけで、きょうも『鳳仙花』に欲情

　勝一郎は閉じたその眼に唇を当て、唇に唇をあわせ、勝一郎の手がフサの足を上げさせるのに羞ずかしいと言おうとして口をあけると、勝一郎の下が歯の間に割って入る。その舌のように足を立てさせたフサの間に勝一郎の性器が入り、フサは声をあげようとした。声が唾液のように吸われ、ただ喉の奥で呻くしかなかった。

　いいでしょー、って、ふつうこんなんで欲情せえへんわな。もっと露骨に卑猥語ぽんぽん出てこな。
　キスですね、キス。「声が唾液のように吸われ」ってどんなんやねん、濃い、濃すぎる。こんなキスってもう何年もしたことないぞ。いきなりキャサリンを押さえつけて、こんなキスしたら、なに考えてんのってあきれ返られるならまだしも、どつかれるかもしれへん。
　アンドレ・テシネの『深夜カフェのピエール』って、フランス映画は原題が"J'EMBRASSE PAS" つまり「キスはダメダメ」って、つまりですね、風俗行ったところで、本番オッケーであっても、キスはNG。本番抜きでエエからずっとディープキスさせてくれというたらさせてくれるかなぁ。それなら福沢さん、もう１枚！ってか(-.-;)　というか、風俗でやっぱりキスはしたないよねぇ。
　キスしすぎて、「唇、痛くない？」なんて言い合ってたのって何年前のことだろう。気合い入ったキスしたいぞ。　と、このようなことを軟禁状態で考えていたのだった。さて、かの濱村龍造も登場し『鳳仙花』も佳境に。