まごまご日記(02-27[長年日記])

ふぅ〜っ、やっと１週間終了。先週もこんなこというてたような、まったく。こんなふうになんのもすべて仕事が退屈なせい。あぁ、おもろくない、おもろくない。できるかぎり仕事はしたくない。というわけで、今週もダレダレで空いている時間は本読んだりして過ごす。せんなあかんのはあんねんけど、そんなもんはほったらかし。期限が来たらいやでもできるって。
吉行淳之介の『夕暮れまで』読んでしまう。短いやつだから、一日で読んでしまえるはずなのに、最近人間がだれきってるから、何日もかかってしまった。

「きつね火のようだな」
「そう、きつねのお嫁入りよ」

夜、ごはんを食べてからにいとこにPPPの設定しに行ってやる。インターＱのインストーラーしたせいか、TCP/IPがおかしくなってしまってる。やっぱちちゃんとプロバイダーと契約しないとろくなことがない。ちっ(-"-)　おかげですっかりひま食うてしもたやんか。
あわててベロとこへ。「もう忘れてしもたんかと思うた」って、女との約束は忘れませんって(笑)　せやけど、ベロもレスキューやねんもんあぁ。8.1にバージョンアップしたって、バスキアのビデオ見ながら、なんやかんやしゃべりながらしてたら、夜中の２時をまわってた。

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■2000/02/27 Sun■　花嫁募集中

　きのうから守人の結婚式で松島へ。
　ひさしぶりにホテルの披露宴なあんてものに出たけど、最後に守人が親父さんに花束を渡す段になってうるっと来てしまったなぁ。Ｂは始まっていきなり司会が守人の紹介をしてるときから、「小さいときのこといろいろ思いだして」と、うるうる来とったよ。ホテル披露宴のお涙頂戴パターンに乗せられたというわけでなくて、ほんと守人のちっちゃいときからよく知ってるし、それに「いろいろ事情がありまして」(by 守人) だけに、ふーーっ。ところでお嫁さんはとにかくでかい。おまけに大学時代に空手日本一になったとか。守人、尻に敷かれるの決定的だな(笑)

　仙台まで飛行機であっという間だなぁ、仙台の駅のところで遅い目のお昼に牛タン食った。それにしてもうちの家族はなんであんな買い物が好きなんだろ。守人にあげるスヌーピーのぬいぐるみをさがす間に、Ｂはカバン買うてしまってる(..;)　東洋が仙台まで迎えに出てきてくれて一緒に松島へ向かう。東洋ももう何年もあってないのに、なんも変ってない。変ったのは、さすが社会人になって、言葉づかいが丁寧になったことかな。あいかわらず前髪がつったったまま(笑)
　ホテルは見かけ立派。とんとんもあーちゃんもそんなホテルに泊めてやったことなどないから妙な感激をしてる。でも晩めしにホテルの和風レストラン行ったけどまずかった。冬の松島なんて聞いたら、海のもんがむちゃうまいと思うてただけになぁ。刺身とかも注文したけど、なぁーんてことないし、おまけに牡蛎は水温が高くなったのでうちでは出してませんって、あ、あのねぇ、２月の松島で水温が高いんやったら、１１月の広島はニューギニアかぁぁぁぁ。がっかりも甚だしいのだよ。うーん、相変わらず食い意地だけは張っとるなぁ。その腹いせというわけでもないけど、朝食バイキングでは、貧乏臭く、洋食・和食の２回戦やって腹苦しい。考えてみりゃこの朝食バイキングがいちばんおいしかったか。その腹が苦しいまま、披露宴に突入で、刺身とかつめこんで苦しいてたまらん。でもその刺身も宴会用に大量にさばいてるからそんなおいしなかったんよねぇ。でも、でも、なんだよ(笑)　こんなことならきのうの晩、タクってでもどこか寿司屋に行っときゃよかったなぁ。この時期に東北に来ることなどめったにあることちゃうだけに悔やまれるんだよ。
　親父を見送りがてら先に仙台に出た東洋と４時過ぎに仙台駅で再び落ち合う。開口一番「晩ごはんは何を食べに行きます？」　あうううう〜(..;)　「牡蛎料理のとこがここにあるんですけど、５時からなんですよねぇ」と東洋も牡蛎を期待してただけに口惜しいみたい。しかし彼の腹具合はどないなっとんのだろ。女３人は時間まで店見てくるとかで、その間に東洋と二人で小ジャレた店で、ボクはコーヒーだけど、東洋はオープンサンドをぺろっと食ってる。そういや、きのう伊丹で冗談半分で蓬莱の豚まんをみやげに買うてやったのを夜中に４個もぺろっと食ってんだよなぁ。そんなんだから弟に先を越されるんだぞ。あ〜、誰か、東洋クンのお嫁さんになったって下さい。ボクが保証します！　むちゃくちゃエエ子ですよぉぉぉ。。エエ男とはいいませんが(爆)

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■2002/02/27 Wed■　



	Rick James
	Bustin' Out of L Seven

　きのう夜中にビデオ返しに行って、今週の分を借りるついでに、UAの"Colony"とか、UAばっかりシングル借りた。"Colony"とか全部あったのに、上の娘のだったから、結局こうして借りるハメに。だって"Horizon"なんかむちゃくちゃ好きやねんもん。だったら買えよ＞自分
　火曜日は半額だからと調子こいたのが間違い。当日だったら半額なのに、２泊３日だと半額にもならない。フルアルバムは１週間でも半額なのに。だから、やっぱり当日返却にして、急いでCDRに焼いてたら、しかも用心して２倍速でしか焼いてないし、シングルだから入れ替えなアカンしねぇ。その間、マック全く使えない。気がついたら２時をゆうに回ってた。
　その間、マックの前でマックのお守りをしながら、春菊読んでたけれど、全然おもしろくない。気分じゃないのだ。そこらに散らかってる本を引っ張り出して、ちょこちょこ拾い読み。
　『仁義なき闘い』いいねぇぇぇぇ、来週、借りてこよ。その後書きの解説のところを読んでいたら、千葉真一のセリフ
「言うなりゃ、あれらはおめこの汁で飯喰うとるんで。のう、おやじさん」
その解説で「おめこで飯喰うとるんで」というのを、「おめこの汁で飯喰うとるんで」とすることでよりリアリティーが出てくる、というのには、思いきりわかるのだ。あ、いま見返してみたらそうは書いてなかった。「比喩的イメージが二重化され、そこに爆発的ユーモアが生じるのだ」だ。いや、これはユーモアなどという以上に、リアリティーでしょ。この「おめこの汁」の解説のくだりはすごいんだわ。元を引っ張れば、シェークスピアにたどりつくという。さらに「おめこのしるでめしくうとるんで」この音の反復も脚本の笠原は計算してるというのには、やぁ、まいった、まいった。
　そいえば、昔、宮本研の『阿Ｑ外伝』という芝居をやったときに、
　「旦那」「●●とお呼びすのだ」「なんだ」と言うセリフがあったんだけど、
阿Ｑが捕らえられて、清朝のえらいさん(●●が何だったか忘れた)の前で、いつもの調子で「旦那」と呼びかけたのを、そこの役人が咎める。それに関わらず、「なんだ」と気軽に答える、というくだりだったんだけど、どうも真ん中のセリフがぴったりはまらない。それで真ん中のセリフを外したら、次の日の舞台ではそこのところでバカ受けした。ことばのリズムというのは大切なんだなぁと。いったい、何の話やら(^_^;アハハ…

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