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うらまご/まごまご日記/まごっと/まごれびゅ/P-FUNK/maggot

1998年
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■1998/03/01 Sun■ 

和也クンに起こされたらもうみんな出て行ったあと。薄情な連中め。
お弁当もらってあわてて追いかけたけど、小俣の出会いだというから行ってみたのに、右往左往、見あたらない。だいたいやねぇ、あまご釣ろうというのに、仕掛けもあなたまかせというのがいかんのね。それでも仕掛けなかったら釣るに釣られへんやんなぁ。2時間もかかったやんか。やっと高田さんを見つけて仕掛けをもらった。
「そこのところをずっと流して」と高田さんに言われるままに流してたら、2流しめにいきなりぴくぴく。
「ぼくってうまなったぁ〜」
これがあかんかった(-"-) そのあと何をしてもアタリさえ来ない。ぱらぱらと雨は降ったりやんだりだし、師匠高田さんは手がかじかんでいくらさされへんとさっさと引き上げてまうて、どこをどないしたら釣れるんやわからへんで早々にひきあげてしもた。
もどって風呂に入ったら、よっぽど体が冷えてたんか、熱うてたまらん。でもええ気持ち。手足の先からじんじん来る。あぁやっぱり温泉よ(笑)
解禁恒例の猪鍋食うて、ビール飲んだら、もうだめ。眠たあて眠たあて部屋にもどって一寝入り。師匠高坊さんについてってもういっぺん釣りに出たけど、ほんまぴくっと来えへんねんで。おまけに師匠高坊さんはさっさと釣り上がって行ってまうし、それでもやっとひとつかけるだけかけたんよ、そのなけなしのひとつもぽちゃんと落としてまう(;_;) あぁさんざん。やっぱり痛恨の「ぼくってうまなったぁ〜」 あんまり反省の色なし。
もういっぺん風呂入ってぬくもって、さぁそろそろ帰ろうかというときになって、天野礼子がもどってきた。「いくつ釣った?」って、あ、あほな(ーー;) そんなもん聞くなちゅうの。でもおみやげくれたから天野礼子はいい女、いや、いい人(笑) うははは、機嫌ええときでよかった(笑) やっぱり解禁の午前中に36も釣ったら機嫌もええやろ、ぼくは1つ(;_;) そんなもんだからついこっちも長良川のんこないしたらどないとかつい口ばしってしもて、あいつにじかに会うたらあかんのね、仕事ひきうけてまうんよなぁ。
あぁ〜あ、夜に同じ道を引き返したら、もう大丈夫やんと思うてててもどんどんブルー入ってくる。どうしようもないよなぁ。
     片腕を伸ばして、杉子の側のドアのロックに指先を掛けた。
     そして、杉子の反応を待った。その躯がすこし揺らいだだけで、杉子は黙っている。佐々は杉子に覆いかぶさるようになっていて、顔が髪の毛に触れている。
    汗ばんだ杉子の皮膚が、なまなましさを誘い出してきた。一瞬、躇いが起こった。
    しかし、指先に佐々は力をこめた。金属音が小さく鳴って、ドアのロックが外れた。

「ここの景色、好きやねん」
canaから携帯が入る。
「もう船にのってるねん」
「もう帰ってくるな(笑)」
canaの声はすごく明るくてうれしそうだった。好きなもんは一緒にいてなあかん、と思う。好きやったら別れたらあかんねん。Mackee、canaのこと大事にすんねんで。車じゃ、Bootsyの"Good'n Nasty" ブルー入らいでかいな。

■2000/03/01 Wed■  個人的にお楽しみ下さい

 弥生三月ってね、急に春めいて、なんとなくうきうきしたような幸せな気分。
 そうしてお散歩部会の活動はとどまるところを知らない(笑)
 ポカポカ陽気につられて、弁当買って、多治速比女神社へ梅見とシャレこむ。む、シャレこむなどというもんじゃないな、どっちかと爺むさい、いやそうじゃなくて風流ってもんよ。どうせアリバイさえ作っときゃ、なぁーーんも仕事もないのに、このええ天気に空気の悪いところでうだうだしてるのは不健康ってもんでしょ。嗚呼、風流、風流。しかしふつーはそこまでだよねぇ。ところが一度戻って、昼からふらっとまたまた散歩に出発。曽根神社から曽根池上遺跡の工事中のところを抜けて、池上の村を通り抜けて、たこ焼きなんぞをおやつに。あ、あれ、葛の葉の森ちゃうん、とつい1週間にもならへんか、あのときは風びゅうびゅうで寒かってゆっくり見てる気もせえへんかったからもっぺん行こかぁって、ぽこぽこ歩いてたら、ぎゃあああと唸らされる散髪屋発見。すわっ、とばかりばちばちデジカメ写してたら、散髪屋のオヤジが、というてもボクらより若いんだけど、それが出てきて、あ、コメントは避けますが、「個人で楽しむのはええけど、雑誌とかに出さんといてや」と2度3度とのたまうのだよ。はいいい、わかりましたぁと、雑誌には出せへんけどぉ、あ、いや、いや、あのすごさにはおそれおののいて、こっそりどっかにおいたるのだよねぇ、あくまでこっそり、あくまで個人的に楽しむのだよ。あ〜なんやねん、そんなもったいつけてぇ〜イライラするぅという人はメールよこしなさい。個人的に見せたげます。その散髪屋のすごさにはまたしても葛の葉神社はかすんでしまったのであった。
 で、夜は夜でマックの先生出動させられて、ちっ(-"-)

■2001/03/01 Thu■ 

BETTE MIDLER
BETTE MIDLER
を、もう3月かぁ。別れと出会いの季節ですねぇ(笑)
と、いうわけで、Aduの卒業式。考えてみれば、そういうの、ton^2の小学校の入学式以来。もっとよく考えてみりゃ、Aduの中学、高校時代ってのはアレだったわけで、アレですわ、アレ(苦笑) なわけだったから、ちょっとひとつこれまでの罪ほろぼし。。。そしてまた(爆)
いまの時代の卒業式はかつての卒業式と違うとは聞いてみたけど、いざ始まってみると、式次第もあんまりたいして変らない。
君が代から始まって、あ、問題の君が代ですわ。大相撲で流れてるようなたいそうなアレンジの君が代がテープで流れ、そして誰ひとりとして声に出して歌わない。裏声でさえ歌わない。いいねぇ、これほど嫌われてるのもめずらしいってくらい。ひじょーーーにしらじらしくて感激した。
そして式はたんたんと進んで、送辞、答辞というのだってとびきり変ったもんでもなくて、きっちり「仰げば尊し」も歌って、ただし例の ♪〜身を立て名を上げやよ励めよ〜という2番は飛ばされて、いいねぇ。でもあんまり泣かないんだね、ほとんど誰も。
はい、おしまい、と、ここまで1時間ちょい。どこぞの卒業式とは大違い(爆)
へ、別になんもかわったことなんかないじゃんかぁと思ってた。卒業生退場ってなったところで1組の生徒らが立ち上がって、担任の先生が前に立ったところで、なんかぼそぼそやり始めた。生徒が口々にというか、ぼそぼそと「先生、ありがとー!」とか、「ぜんぜん言うこときかへんでごめんなぁ」とか言い出した。でも声が小さいのと、前を向いてやってるので何やってんだか、よくわからない。ある程度、なんらかの演出があるんだろうけど、ぱちぱちぱちぱちと拍手に送りだされていくほうがすっきりしてるなぁ、と思ってた。何か少し白けた時間があって、やっと1組が退場。
するとつぎは2組が始まった。おい、おい、こんな調子で6クラスもやるんかいなと思ってたら、2組の生徒たちは声も大きくて、はっきり何やってんだかわかる。どうやら、その学校では団という名目で3学年が縦割りになっていて、いちおうオフィシャルな送辞、答辞とは別に、生徒たち自主製作の送辞答辞が始まっていたのだ。たぶん生徒たち自らの演出なんだろうな、それぞれのクラス・団によって少しずつ形式が変ってはいたりするんだけれど、「体育祭の練習はきつかったけど忘れられへん!」とか、ときには爆笑が起こってみたり、ときには大泣きしはじめるものも出たり、ここになって、保護者の間でもちらほらとハンカチもんになり始めたのだった。形として成り立ってはないけれど、自分たちなりにそれぞれが3年間を思い出せる、まさに卒業生主役の卒業式だったな。ほんと、どこぞの学校とは大違いも大違い。
終わった後、Aduたち卒業生はそれぞれのHRに戻って、またその続きをやってたんだろうな。30分ほどして、卒業生らが出てくると、在校生らがそれを取り囲んで、そしてあちこちで記念写真大会。そしてその中に大きな花束抱えたつよちゃんもいて、Aduに花束プレゼントだって。やるじゃんか、この色男ぉ〜っヽ(^O^)ノ

つよちゃんも連れて4人でパラクッキでお祝いのお昼。皿に残ったソース、フランスパンでこそいで美味いんでやんの(笑)


■2002/03/01 Fri■ 

Sade
Lovers Live

 3月になった途端に、どかぁ〜んと目の前に現れたのは

だった。やぁ、でかいのなんの。とりわけちょっとビビったのは掌の大きさ。こんなので張り手かまされたら、きっと死ぬ。
 はい、ちょっと用事がありましてですね、まぁ何の用事かというのはきょうになるまでようわかってなかったですね、わかってたのはそのあと上六の南海飯店で久しぶりに飲み食いしようとですね、だから行きましたですね。それでなんじゃかんじゃとそのあとの2次会までうじゃうじゃとですね
大阪の人間は本質的にですね、うるさいわけですね。二人寄ったらですね、黙ってるということはあらへんわけですね。それでですね、ヨソの人間から見たらですね、大阪の人間が二人よっただけでですね、漫才になるとぉーですね、言われるとですね
 というのはですね、つい最近のこと、某が娘の受験にでですね、鹿児島についていったとぉ。娘が受験してる間に娘のことなんぞですね、ほったらかしでですね、温泉ば行ったとですね
 ご丁寧に、「これから温泉入ってくるわ」とですね、スカメまで飛ばしてきてですね、その温泉に行くのにですね、バスに乗ったとですね。そしたらバスが非常に混んでたとですね。ところが混んでるにもかかわらずですね、バスの中が異様にくどう静かとですね。そのときはなんも思わなかったですね。大阪に帰ってきて伊丹空港からバス乗ったら、そのバスの喧しいこと。みんながみんな口々にしゃべってるとですね
 いや、それは大阪の人間がうるさいのでなかとですね、鹿児島はだいたい男の風土だから、女はあんまりしゃべらんとですね、しかるに大阪の女がようしゃべるからじゃなかとですね、そう思うのですがですね
 しかし九州の人間はなんでも語尾に「ですね」とつけるがや。わし、それ気にいらんとですね、耳障りでしゃあないとですね
 をー、そうか「ですね」がイヤやねんやったら、これからですね、何でもしゃべるときにですね、「ですね」つけたろかいですねと、とにかく、酢ぅ買うとくことにしたとですね
 ほな、おやすみなさいですね

■2003/03/01 Sat■  雨降りだからお仕事でもしよう

 雨降りだからお仕事でもしよう。なんてするわけなくて趣味に走ってますですよ。図書館で借りてきた安井仲治の写真集をスキャンして、もちろん個人的に楽しむため。でもけっこう時間がかかってめんどくさい。20枚スキャンしたらもう肩凝りこりでイヤになってきた。
 スキャンしながら、きのうみた『都市とモードのビデオノート』の山本耀司のことばを思いだしてた。この 映画そのものはあまりおもしろくなくて?モノだったんだけど、山本耀司のしゃべることというのがインタレスティングだった。
 その一つに山本耀司の作る服が黒ばっかりというのは素材とフォルムの問題で、色を使うことによる意味付けを徹底的に排除する、と。あ、これって大道が『写真との対話』で「やはり僕は、日光の呵責のない光と影の世界が好きである。その、呵責のない鮮烈さを、もっともストレートに定着させてくれるのはどうしてもモノクロームの世界である。」というのと同じじゃないなんて思ってしまう。
 それでボク自身は最近何をして遊んでるかというと、この大道先生の真似っこばかりして、しかも似非大道もはなはだしくて、デジカメでぱしゃぱしゃとやって、そのうち交通事故やらかすかもなぁ、だって運転しながらシャッター切ってんだから、あぶない、あぶない(^◇^;) それでデジカメだから色がついてるんだけど、フォトショでグレースケールにしてしまって、コントラストいじったり、レベル調整したり、そうすると原画というか、元のデータが表してくるのと違うものになってくるから、それは剽窃じゃないか、アカンやないかと思ってもみたけれど、それはそれでいいのだ。自分がもっとも気に入った絵になればそれでいい。そうしてレベル調整などしてたら、元のデータでは見えて来なかったのが浮き上がってきて、すごくおもしろいのだよ。
 ton2がこないだ「デザインとアートのちがいは何?」なんてメールを唐突に携帯に送ってきて、何を言うとんのじゃ、そんなものオマエの専門だろうと思いながら、「銭になるのがデザインで、銭にならんのがアート」「モノ好きが道楽に銭を出すのがアート」とレスしてやった。レスしてから、アートとディレッタントの違いって何やねんやろと自分で思いだして、悩ましい。ひょっとしたら銭になってしまうのがアートだったりして、銭の花は白い…
 別になんだってエエわけちゃうんかいと開き直って、気の毒だねぇ、うちのページを見に来る人はと慮ってはみるけれど、きょうも自己満足に耽溺。
 というわけで、1枚目は、木曜の夜にいちばん咳がひどかったにも関わらず、にゃー様が「ライブやるから来てくれ、きょう」と唐突に電話してきた。なんでボクの周辺におる人間どもは唐突が好きなんだろ。それで行ってみたら、客なんて誰もおらずに内輪ばかり、にゃー様のバンドAVIDの前座(笑)に2つバンドが出ていたけれど、1つめはロックでたまらんからデジカメいじってたら写ってしまった(^_^ゞ でもデジカメだからすぐ液晶で見てみたら何かおもしろい。これいじったらもっとおもしろくなるだろうといじってみた。ジブン的に気に入ってる。
 2枚目は同じ三国ケ丘のFUZZの壁面で、これはグレースケールにしてみたけれど、この暗い赤の光が気に入ってたので、そのままRGBで残した。それでもちょっとだけいじったけどナ。山本耀司や森山大道にはなれないな(笑)
 それから3枚目はきのう空いてる時間に『写真との対話』読んでたら大道先生が、シャッター切ってる数というのは半端じゃないんだよね。それでもファッションフォトに比べればずっと少ないんだろうけれど。そしてすぐに影響、感化されるボクは車を運転しながらがしゃがしゃと半分こわれかけのデジカメで写しまくってみた。この場所は前から、きっとおもしろい絵になると思ってた。何がおもしろいのかようわからんけれど、とにかく何かボク的に気になる空間だったのね。マックに取り込んでみたら別にふつーにしか見えなかったんだけど、上に書いたように、グレースケールにしていじってたら見えてなかったものが見えてきてますますおもしろくなってきた。
 まぁ、そういうところだ。きょうのところはこれくらいでカンニンしといたろ。
 




 


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まごアン