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うらまご/まごまご日記/まごっと/まごれびゅ/P-FUNK/maggot

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■1999/08/26 Thu■  お百姓さんはえらい

 朝起きたらまだ二人とも寝てるみたいで静か。二度寝を決め込んだ。さすがに暑くなってきて目が覚めて、それでも誰も起きてけえへんので、ぼーっとしてたら、おや2が海から帰ってきた。うわ、なんやぁ〜、えらい静かやと思うたら、海行ってたんかいな。そないこないしてたら、ミキちゃんが起きてきた。うはぁ。
 コーヒー豆が切れてたので、二人で買いに行ってくると出ていったあと、テレビ見ながらぼーっとしてた。「いいとも」に安室が出てて、みそ汁に出汁いれないで、味噌だけといたと か、親子丼作るのに、丼の出汁を買うてきて、うすめずにそのまま作ったとか、をい(-_-) 
 サムも大変ね(笑) なんてのを見てるうちにまた寝てしまった。とんでもない生活。別荘のうらの空き地を畑にするとか言うので見たら草ぼうぼう。きのうそういえばなんだかんだ言うてたなぁ、「お百姓さんはえらい」とか。そんでもとにかく草刈り機で草を刈ってしまって、そのあと土をおこしてしたら、なんとかなるやんかと、草刈り機は?とたずねたら、芝刈り機を出してきた。ないよりはマシかと、真昼の2時頃から草を刈り始めた。芝刈り機でもけっこう草は刈れるもんで、ちょおとやり始めるとおもろい。しかしおもろいと思うてられるのははじめの30分くらいなもんで、汗がどっと噴き出して、思うほど草が刈れなくなってくるとイヤになってくる。草を刈ったあとをミキちゃんが鍬らしきものでおこそうとしてるけど、子どもの遊びみたいなもん。ボクがやってみてもさっぱり土はおきない。うはぁ〜たまらんなぁ。夕方までかかってようやく10m四方くらいの草を刈ったけど、それにしてもあのあと土を起こしていくのは大変だ。ボクも含めてみんな都会モン。お百姓さんはえらい。
 風呂に入って汗を流したら疲れ果ててまた寝てしまう。ほんまよう寝る(笑)
 晩にモダン焼きを食って、このままもう一泊していったろかなあと思いながら、ぼーっとしてたら、テレビの天気予報であした午前中は雨だというてる。う〜ん、もう一泊したらしたでまただらだらとして、あしたの晩は約束があるし、雨の中を走るのはこりごりだしと、一気に走る決心をする。何しに鵜方まで行ったんかようわからんけど(笑)
 都会の人間とお百姓さんでは根性の出るところがちがうのね。どう考えたって夜に高見越えして大阪まで走る元気なんてふつうじゃないんだけど、ところが走ってしまうからこわい。いやあ、しかし鵜方から大阪のうちまでジャスト200キロ。それも高見越えやで。それにしても鵜方から高見峠まであんな遠いとは思わへんかった。つまり三重県内だけでちょうど半 分の100キロもあった。とにかくそのコースが最短やからね、途中ちらちらと雨が降ってたりしたけど、そうたいしたこともなく4時間かかってないか。家に着いたら1時過ぎ。やっぱり疲れた(笑)

■2001/08/26 Sun■ 

 
George Clinton & The P-Funk All Stars
Montreux Jazz Festival 2001
 ひゃぁ〜っ、やっぱりP-FUNKはすんげぇーーーっ!! 今年のモントルー・ジャズ・フェスティバルに出てたのね。けさぎり君がきょうボードで、チェックしてる?って教えてくれた。あぁ、すまん、最近、サボり気味(-.-;) 早速、アクセスしてみたら、WindowsMediaで配信だよ。くぅ、入れてへんやんけ、と、まずはインストールして、いざ、を〜〜っ、を〜っ、いきなり、まごぶれから入りますか、たまんねぇぇぇぇ。が、しかし悲しいかな、いまや時代に取り残されつつあるフレッツISDNの悲しさよ。ぶちぶちに切れるでないかい。それでへこたれるようなまご爺ではないぞ。これは上のフレームでなんじゃら、テロップらしきものを流し続けてるのに食われてると読んで、フレーム外してやった。ほれ、http://mjf.unit.net/2001/streaming.cfm?rates_selected=3252
がそのURL。ここだったら、途切れることなく配信されてくる。
 再び、まごぶれから、うをっ、うをををを〜〜〜っっ、たまんねぇ〜、鳥肌ぶいぶいに勃つぅぅ。マイケルのきゅいんきゅいん、乗り乗りじゃん! もうほとんど卒倒寸前。まごぶれ命でござります。ふーっと息つく間もなく、ブラックバードのフライハイだぁ。去年のギターバトルの再現だぜい。ぶぃんぶぃんファズのかかったギターがぁ。このフライハイのベースラインがめっちゃ好きなんよね。ふふふ、読めたぞ。去年のライブの後半をやるんだなっと。
 3つ目のコズミックの真ん中あたりで、オヤジ登場。ここまでがんがんにハイテンションに引っ張っておいて、オヤジ登場でさらにどっかぁ〜〜んと逝ってまうところは、わかっても、いつもまんまとはめられてしまう。なんでやねん。いつもとおんなじやで、せやのに。。。 やっぱこのカリスマ性はタダもんじゃねえ! というか、こっちが病気なわけだけどね(爆) 気がつけば2時間半、マックの200x150ピクセルに釘付け状態。
 というわけで、本日はP-Funkになんもかんもぶっとんで、あしたに続く。


■2002/08/26 Mon■  飲み会体質

Eric Benet
A Day In The Life
 うらまごのほうにもちょっと書いたけれど、大学のサークルの飲み会で先輩には酒をついで回らないとアカンという話ね。くっだんねぇ〜。大学生の間からそういうことに馴れてしまうとロクったらな人間にはならんよ。つぐほうも、つがせるほうも。
 だいたいボク自身は飲み会というのが好きでなくて、酒そのものは嫌いではないけれど、酒飲みちゃうしね、酒の場のもつ一種へりくだった雰囲気がたまらなく嫌い。生理的に受け付けない。当然、酒をつがれるの嫌いだし、自ら冗談以外でついで回るなんてことはしない。ボクに酒ついだろかなんて言われたら十中八九その相手を小ばかにしてるのです。酒飲みたきゃ自分で勝手に飲めよ。
 こないだどこだったか、企業の合併とかで、元の両社の融和を図るために酒の席を設けることで促進できたなどと、バカが出てきて自慢げにしゃべっとったけれど、ばぁぁぁかぁ、ぶぉけぇ。こういうおっさんは女口説くのにも酒飲ませて酔わせてなどと考えとんのだな。逆にそういうオヤジに口説かれる女も女で酒飲まされて酔わされた状態でないと踏みきれない。たかがオメコ一発するくらいで、なんで酒の勢いを借りないとできないのだい。あのときは酔ってましたからと言い訳用意して口説き口説かれるなんてアンダーアンダーザロウエスト、下の下の下。同じことが仕事する関係でも言えるでしょ。たかが仕事やんけ。わがのためにもならん仕事でなんで、好きでもない相手と酒なんぞ飲まなアカンのだ? 憎悪の刃を背中にしてなんでとっくり傾けれるのだ? それが腹割って話しよってことかい? けっ、笑わせるな。少なくともボクのとこに、あーだこーだというときは白面で来い。
 と、話はそれて行くばかりなんだけれど、1年生の女子学生に安物の酒つがせてヤニ下がってるような男、当然だなどと上下の関係でしか考えれない人間、そういうことしか大学で学んできとらん奴にロクなのはおらん。

 飲むならすでにできた関係の上でしっぽりとね。それならテキーラ一気でつぶれてあげる。


■2003/08/26 Tue■  『ローマの休日』『甘い生活』をめぐって [続]

 行く直前にデ・シーカ監督の『ア・モーレ』という映画見てたんだけど、その映画で電話の「もしもし」がイタリア語では「プロントプロント」なのね。これ実際、ローマで電話してるのによく出てきた。いまイタリアは携帯がどこもおかまいなし状態。どこかの国のように携帯に目くじらなんか立てないから唖然とする。あっちこっちで「プロント、プロント」

 さてフィレンツェに日帰りで行ったとき、ウフィツィ美術館で1時間半も待たされて、その間、東京のナース3人組と話してたら、彼女たちは『甘い生活』の舞台だったなどと知らないでカフェ・ド・パリに行ったとか言う。夜遅くだったのでけっこう人もいたとか言うので、こりゃやっぱりもういっぺん行かないとというわけで、フィレンツェから帰ったその足でヴェネト通りへ。フィレンツェで晩ごはん食べなかったら、ちょっと遅い目だけど軽く何か食べようって。
 ローマに列車で戻ってきたのが11時半過ぎ。そこから歩いて(アフォです)カフェ・ド・パリに着いたのが12時半。カフェ・ド・パリに客はおらんことはなかったけれど....もりろん、マルチェロもパパラッチもおりませんでしたよ。ちょっと虚しかったな。「君は間違っている。僕もだけれど...」というマルチェロのことばが妙に心に響くだけ。『甘い生活』から40年か。あの映画の中のヴェネト通りの喧騒ってもうとうに過去のことなのかなぁ。いまはしっとりとオトナの町になってしまっていた。もしローマに行くことがあって、そしてバカンスの時期でないのなら、もう一度、そこに座ってみたいという心残りができてしまった。

 さてローマの最終日8日になって、ナヴォーナ広場周辺を歩いた。ここもホテルから歩いて行ける距離で、その日一日で2往復もしてるんだから。コベルト・ベッキオ通りなんて何度行ったり来たりしたことか。この通りにヌオヴォ教会というのがあるんだけれど、実はこの教会に時計塔があって、その時計塔こそが、マルグリット51番地のグレゴリー・ペックの部屋から見える時計塔だと、どこかで読んだんだけどね。別にその時計塔が見たいというほどの『ローマの休日』フリークじゃないよ。その証拠に真実の口なんかも行かなかったし、ただベッキオ通りあたりは歩いてみたかったから、そのついで。ところが、その時計塔って通りから見えないんだよなぁ。けっこうその周辺をうろうろしてたから、どこかから見えてもよさそうなのに。もちろんマルグリット51番地から見えません。もしそのヌオヴォ教会の時計塔だと言う話が間違いでないのなら、映画はまったくのウソですね。都合のいいように場所をくっつけてしまう。そんなことはわかりきってるわけで、例えばマルグリット通りのアパートを抜け出たヘップバーンがいきなり市場のような雑踏に紛れてしまうのだけれど、マルグリット通りはアンチックやブティックがちょこちょこっとある静かな通りだしね、その分で言うと、ヴェネト通りの雑踏も映画のウソかも。

 パリに移って、こっちはローマ以上に、映画のロケ現場というのがうじゃうじゃあるんだけれど、きりがないので全然チェックして行かなかった。ただ1ヶ所、『アメリ』のカフェ・ムーランだけ。一時は『アメリ』人気で行列ができるくらいだったらしいけれど、いまは客もぽつぽつとしかいなくて、店の奥に貼ってあるアメリのポスターがなんか侘びしかったなぁ。モンマルトルをムーランルージュの右側の通りレビュック通りを上がって行って左側。店のテントに《TABAC》なんかとも書かれてあって、おしゃれな店って感じとはほど遠かった。もちろん入ってませんよ。『アメリ』は、『ローマの休日』や『甘い生活』なんかに比べるとほとんど思い入れなんかないので、どの場面でカフェ・ムーランが出てきたかも記憶にないのです。そのくせ「クリームブリュレのおこげをこちこちと割るのが好き」に乗って、パリでは3日続けてクリームブリュレ注文してんだもん。さすがに市場で豆に手をつっこむということはしませんでしたが。

 4都市回って思ったのは映画館の多さ。もちろんハリウッドがヨーロッパにも進出してきてはいるけれど、町の中心からちょっと外れたところ、例えば、マドリッドでも、ソル広場から5分も歩けば、観光客もあまり来ない生活臭がぷんぷん漂うところ、肉屋の隣なんてところに、町の小さな映画館がある。をっ、『ANA+OTTO』やんか。こんなところでめぐりあうとはネ。スペイン映画だからスペインでかかっていて当たり前だろうけれど、『セクシャリティーズ(La Mirada del Otro)』もかかっていて喜んでしまう。パリになると当然のように映画館が多いなぁ。カルチェ・ラタンなんかには何軒も小さな映画館があって、ちょうど前を通ったときにフェリーニがかかっていて、前に並んでいる人種が、やっぱり日本でフェリーニやゴダールがかかったときに並んでいる人種と似てたりして笑えた。ちゃんと値段を見てないけれど、きっと日本なんかに比べれば安いんだろうな。それくらいヨーロッパじゃまだまだ映画がウェイトしめてのがちょっと羨ましかった。日本はテレビ見過ぎなんだよなんてぼやいてみたりして、あ、アメリカじゃ、いくらでも見かけたレンタル・ビデオ屋がほとんどなかったな。やっぱり映画はビデオじゃなしに映画館で見るものなんだ。

 








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