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うらまご/まごまご日記/まごっと/まごれびゅ/P-FUNK/maggot

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■2000/11/06 Mon■  PAIN IN MY HEART

 きのうは鼻水じゅるじゅるで一日中家でごろごろしてた。ちょっと休養とか思うてたらだめなんかなぁ。週明けて、仕事休んだろかとふっと頭をかすめる。でも仕事休んで、夜にエアロビクス行くなんて言うと、また顰蹙モンなおで、仕方なく仕事に。朝一はなんもなくてくたぁーとしてたらますます具合がよろしくない。あいかわらず鼻水じゅるぅならいいけど、たらぁ〜〜っと。おまけに寒けがしてしゃあない。ますます風邪ひき悪化かと思ってた。
 10時ちょっと前からやっと始動。だりぃーな。誰が見ても、お疲れって顔してたんだけど、いざエンジンに火が入ったらなんとか動き出した。とにかく一発こなして、昼に二日酔いの酔狂とメシ食いに出たら、もう戻ってきてた。元気、元気(^_^)
 というわけで、これは自分でもよくわかってんだけど、血圧低いから、動き出して血圧をちっと正常に上げないことにはどうにもならん。しんどいと思って、きのうなんか休養決め込んで、おとなしくぐたぁーっとしてたのがまちがい。ちょこっとしんどいくらいなら動いたほうが調子が出てくる。ん〜、そしたらいつも動いてなアカンのだ。それもちょっと辛い。

■2001/11/06 Tue■ 

Chick Corea & Return to Forever
Inner Space
 寒かった。
 先週の水曜に『萌の朱雀』を見た。舞台は西吉野村。西吉野村はツーリングでイヤというほど通ってるのに、いつも素通り。天辻を越えて、ほっと、ああ、やっとここまで帰ってきたと、びゅんびゅん走り抜けてしまってた。
 西吉野村の思い出というのは、6年ほど前の夏、夕涼みツーリングいこうかと、ヒゲと晩の11時頃に十津川めざして走り出したはいいものの、西吉野村に入った途端にどしゃ降りになって、夏だから濡れるのはいっこうに構わない、むしろ涼しくなって嬉しいんだけど、あのどしゃ降りでは走るに走れず、賀名生の近くのトンネルを出たところのほったて小屋に逃げ込んだ。小屋の中には薪がいっぱい積まれてあって、その薪の上で寝たら、まさに臥薪嘗胆ね、そしたら朝にビンビンのビンビンよ。何がって、朝にビンビンになるのは決まっとろう。多分、薪が脊髄の勃起中枢をいい塩梅に刺激したんでしょ。思わず抜いたろかと思うたくらい。

 ふーっ、また前置きが長くなるー。話を戻して、『萌の朱雀』を見たあと、西吉野村のページ(甲南女子大の社会学部)を見たら、ちゃんとマップつきじゃないですか。これは行っとかなアカンでしょ。行くべきです。しかもバイクで。そのページにも書いてあるけど、この平雄などのようにメインの道路から枝のように別れ、おまけに行き止まりにさして何があるというのでない道というのは、そこに住んでる人たちの生活道路そのもでしょ。公の道であって公の道でない。そんなところに、どかどかと道路幅いっぱいの4WDで行く神経というのは信じられないね。お邪魔させていただいておりますという気になれないのかなぁ。きょうだって、爺ちゃんが賀名生の公衆便所の掃除してたし、腰の曲がった婆ちゃんが急な坂をゆっくり歩いて上がってた。ふっとね、こっちがバイクの上からでも会釈すればちゃんと返ってくる。そんなとき、ほんとバイク乗っててよかったと思う。
 あ、まだ前置きです。きょうは長いよ。それでヤモも誘ったんだよ。ところが、きのうの時点で、天候思わしくなかった。いちおう昼からは晴れるけど、寒くなるという予報。どうする? 来週にするか? と、うやむやなまま。ボクだって、最近なまってることもあって、雨ぱらついてるのに無理してまで行きたいとは思わなかった。はい、やっと、本編に入ります。

 朝、起きたら9時半だった。天気は? 雨は上がっているけど、どんより曇って、それに何よりも、風がびゅうびゅう吹いてむちゃ寒そう。とりあえず、朝トーストして、うだうだ。「昼から晴れる」というかすかな期待だけ残して、あっちこっちの日記見たりしてうだうだ過ごす。
 11時。さーっと陽がさし始めた。行ける!行こっ! ヤモはどうする?おいて行け。こうなると薄情なのだ。電話入れたら足ひっぱられるだけに決まってる。だからこっそり一人で走ることにした。来週、ヤモが行くというのならつきあえばいい。お散歩だもん。なんだかんだって一人で走るのが好きなのだ。
 しかし考えてみたら、今年ツーリングはさっぱり。先月、唯一、大津までブリューゲル見に行ったくらい。なのに、よりによって、この急に寒くなったときに走らなくてもよさそうなもの。でも『萌の朱雀』を見た衝動の方が強かった。すべからくボクのバイクは、自嘲的に題して「自虐バイク

 走り始めると太陽があたってそんな寒くない。ただ南風が強くてバイクがあおられるのが怖い。それでも河内長野から310で山に入って行くとぐんぐん寒くなってきた。太ももが凍ってくる、強張ってくるのがわかる。なんとか五条まで下って休憩に熱い茶でも飲ませろと、電話入れたんだぞ。しかも病院の真ん前で。
 五条の街を抜けて再び山に入って行く。通り慣れた道。どれくらいのコーナーだとかまでほとんど頭に入っている。『萌の朱雀』のひとつのテーマ?五新線の跡(JRバス専用道路)が並行してるのもわかってた。でもいままでは、あ、五新線ねとただ通り過ぎてただけだったけれど、きょうは当たり前のことながら気になって、ペースを落として走っていたら、いつもはバシバシ追い抜いていく四輪に追い抜かれてた。
 もう西吉野村に入ろうかという直前に五新線の橋が見えた。さすが鉄道だけあって、道路のようなコーナーなどなくてゆったりとほぼまっすぐに伸びている。が、はっと思ったときにはその横目で見てた五新線が消えた。はっと思って道路脇にバイクを止めて、五新線のラインをたどってみると、168号の下をくぐってトンネルで山をぶち抜いてる。168号はその山を迂回するかたちで走っているのに。168号を離れてそのトンネルの入り口にまで行ってみることにした。

 生子というバス停がある。バス停に掲げられた時刻表を見てみると、次のバスは13時40分。いまは13時ちょい過ぎ。いまならバスが来ることもない。幻の五新線を走れる! めざすはトンネルの向こう側。と、トンネルに突入。
 ずるっ! どてっっっっ!!!
 こけました。転倒しました。きのうの雨のせいもあってトンネルの中はつるつるになっていた。そうでなくても一日20本くらい、JRのバスだけが走る道路は、結構苔むしていて、すごく滑りやすい。道路の真ん中が幅1m、高さ数cmくらいだろうか、排水のためなのか盛り上がっている。段がある。やばい!と、ブレーキをかけた途端にずるっとバイクは滑った。ボクも投げ出されて右を下にそのまま道路上を滑っていた。起き上がって地面に足をつけるとぬるっとしている。こりゃ滑るはずだわ。幸い、ぬるっとしていたおかげで、ボク自身もダメージは全くなし。へリーハンセンの右腕とGパンの右脚に泥で真っ黒になったくらいで破れもしてない。これはやっぱりJR専用を誇示するための祟りなんだろな。地元の車も走ってないしね。あとでわかったことだけど、高速道路みたいなもんよ。インターチェンジでしか出入りできない。そのインターチェンジがないんだから、どうしたってバス専用なんだわ。
 気を取り直し168号に戻る。賀名生の町に入ったところで、【皇宮跡】と書かれた看板を通り過ぎる。『萌の朱雀』ロケ地へ早く行きたいというはやる心を抑えて、せっかくだから、南朝の皇宮というのを見ても悪くないなと引き返して、脇にそれてみた。五新線の下をくぐって、そのまま道なりに行って、お宮さんがあって、南朝の何かのゆかりがあるにしろ、どうもこれではないようである。再び五新線の下をくぐるところで、急にまた五新線がこのあたりじゃどうなってるか見てみようと、バイクを道脇に止めて上がってみた。賀名生のバス停。あっ、あああああ、ここ、ここ
 じゃあ、いま上がってきたところは、映画じゃみちるが後ろに乗せてもらって行ったところ。しばし、じーんと切なくなってくる。そんなところへちょうど五条行きのバスが通りかかった。誰も乗っていない。
 バス停にあった地図を見て、皇宮跡まで歩いていく。いまは個人の居宅になっている重要文化財で、ちょうど特別公開中。な、な、やっぱりきょう来て正解だったのだ。後醍醐天皇が潜伏したとあって、居間の上の隠れ部屋に掘り炬燵がしつらえられて、それが居間の天上に張り出してきている。
 城戸で、柿の葉寿司を買う。それでおしまいだと言って、余っていた3個おまけ。柿の葉寿司を持っていよいよ平雄に上がっていく。ひどい急勾配で、ヘアピンの連続。そんなところを婆ちゃんが一人歩いている。一気に駆け上がったはいいものの、さてどこかわからない。わかるのは周囲の風景のみ。『萌の朱雀』に何度も出てくる向いの山のかたちをたよりに走る。どうせ道は行き止まりなんだから、行き止まりまで行ったら引っ返せばいいと走っていたら、道は舗装がとぎれ、さらに少し走ったところでほんとうに行き止まり。折り返して、もう一度、舗装に戻ったところにあった。
 『萌の朱雀』が撮られてから4年。すぐ前の道路は舗装され直したようで、さらに家の前の草の傾斜が削られてコンクリート張りになってしまっていた。婆ちゃんがじっと腰かけて遠くの山を眺めていた縁側には雨戸がきっちり閉まっていて、いまは誰も住んでいる気配がない。前の道路に座って婆ちゃんが眺めていたのと同じように向いの山を眺めながら柿の葉寿司を食べた。甘酸っぱいごはんがわけもなく美味しい。
 小一時間、その場所にいたのかな。みちるが上がった大屋根。大屋根に上がるシーンはとりわけ好きだ。そんなことを考えていたら、みちるではなく、ボク自身がこれまでにいっぱいいっぱいどこかにおいてきた風景のことが思い起こされてくる。『萌の朱雀』も、みんながどこかにおいてきた、あるいはおいていく風景への哀切じゃなかったのかな。誰も来ない。人の声もしない。ただ空に鳥だけがすごくよく聞こえた。

 城戸に戻って、西吉野温泉につかる。じゅうぶんにからだを暖めたはずだったのに、それから1時間半の道は寒くて寒くて、家に帰り着いてもしばらくは動けなかった。年かな。でもいまはもうからだの中からほこほこしてきてる。


--------------本日の食事
朝 トースト2,コーヒー2
昼@城戸の? 柿の葉寿司
夕 小籠包、焼き餃子、春雨スープ


■2004/11/06 Sat■  リサイクル・セックス

 リサイクル・セックスなんてのがあることをはじめて知った。遅れてるぅ〜 なんとしっかりずばり『リサイクル・セックス』なる本も出版されている。Amazonに《出版社/著者からの内容紹介》とあるので引用しておくと
ごく身近な女性たちの間で、「男友達」や「元彼」との「リサイクル・セックス」をする人が増えています。しかしそれは、セックスをするだけの“セックス・フレンド”とも違うのです。気心が知れていながら、束縛されない割り切った男女関係を望む女性たちは、けして特別な人たちではなく、主婦、キャリア女性、シングル女性と多岐にわたり、悩みながら、あるいは充実した気持ちでリサイクル・セックス生活を続けています。
 うむ、なるほど、恋に悩んだり、泣いたりする必要がないのだ。セフレだと割り切っていようが、どこかに期待してしまってるところがあるのか、逆にフレセ─セックスフレンドがセフレなんだから、フレンドセックスはフレセでいいんじゃないでしょかw─ってのは最初から期待することは終わってしまってるからお気楽なのね。
 哀しいことかもしれないけど、愛だの恋だの、あるいは生殖─生殖のためだけとなるともっと哀しいかもしれない─とは別にセックスしてないと生きてられない動物なんだな、人間ってのは。だから風俗産業が成り立つ。そうするとフレセってのは相手としては合理的だから、リサイクル・セックスが秘かに、─恋愛沙汰じゃないから「しづこころなく花の散るらん」「ものやおもふと人の問ふまで」などとなることもなく、秘かにというのは当たり前か─リサイクル・セックスが結構なされていても不思議じゃない。セックスはセックスでそうしといて、恋愛すればいいのだ。
 ん?「本書は、その実態、メリット、デメリットを伝えつつ、リサイクル・セックス生活からの脱出を提案しています。《出版社/著者からの内容紹介》」 ということは、この本ではこういう実態があるけど、どちらかというと否定的なわけ? ええやんねぇ。肌と肌を密着させてれば、密着させることで済むならば、別にそれでええんちゃうんと思うのは男の身勝手なんでしょか。それが「秘かに」であるならばの話だけれど。
 ということで、ボクはどうだとかは、ヒミツw



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