あちゃちゃーですわ。はいはい、そういう時代になり申したか。なんでも女子大なんぞでは、せっせとエクセルの使い方なんぞを教えてるらしいです。あ、うちの娘は女子大ではありませんが、聞いた話です。なんだかねぇ、即戦力になるような人間を企業が求めてるんでしょうけど、これも小中高と順送りに受験技術ばかり教え込む延長線上にあるといえばあるわけなんだろな。 話は横道にそれるけれど、文部科学省なんてアホ官僚の集団は、ま、そこいらにいるのは去勢された良い子ちゃんばかりの集まりでしょうが、教員の質が落ちたとか(そう言われてもしゃあない事実が多いことは多いのだが)、子どもの学力が落ちたとかで、やれ研修を増やすだの、土曜日も授業しようなどとほざいてる。それってますますバカになるばかりじゃなかろか。教師も子どもも、より多くのものを見聞きして、自分の行動ができるようにすべきでしょうがと、きょうはイヤにまじめでしょ。そんなんだから、安易に情報ばかりを求めたがって、その情報通りに行列に並んでも平気な人間や、エクセルを教えてもらえるのがいい大学だなどと勘違いする人間ができるんですよ。そんな人間ばっかり作ってどうするよ。 娘は3回生なのでご多分に漏れず就職活動。なんといまは就職活動を「就活」などというらしい。なんでもかんでも短縮してどうすんだと、そういうことばが歩き出すこと自体、ばからしい。女子高生が「コクる」だとか「カネモ」などというてる分には笑ってられても、就職活動の情報誌が堂々と「就活」なんて使ってるのは蹴飛ばしたろかと思うのだよ。そのようなくだらん情報誌がどっと家に送られてきて、そして、これまた全くイケてないイモねえちゃんをモデルにした写真を載せ、面接に行くのには3ボタンのグレーのスーツだとよ。 こういう没個性な人間のほうが扱うのに楽なんでしょ、企業にとっても、お国にとっても。それが世の中のニーズなら、せめてもニーズに従わないで生きてやろうと思うのは、やっぱりへそ曲がりなんでしょね。