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■2000/02/07 Mon■  トーキョーキューティーズ

 先週は木曜くらいまでくたばってたか。牡蛎にあたっったというほどの激症でもなくて、単に消化不良ってところか。なんでも食い過ぎはアカンって。それでも3年前のとき(あ、02/01で4年前て書いてるな(..;))は意地汚く人の分までとって食うてたけど、今年は自分の分しか食うてへんもんねぇ、って自慢するようなことか(笑) まあとにかくとてつもなくひどくならなくてよかった、よかった。
 その間に、ひたすら読書。なんせ、仕事、激ヒマだもんねぇ、やる気無しともいふ。ぷらぷらと歩いて図書館へ。そう歩くのはいいことです(笑) 佐藤亜有子の『首輪』 これはこの前のときは貸し出し中だったのですぐにキープ。さてもう一冊なんかないかなと探してたら、室井佑子『Piss』がごちゃまんとある本の中から目に留まった。手に取ってみて表紙を見た途端にこれだ!と決めて速攻でカウンターにもっていった。タイトルがタイトルやしね(笑) 偶然の出会い。人との出会いも同じようなものだろうけど、こうして巡り合うことはおもしろい、と思う。それで帰りの道すがら読み始めて、一日で『Piss』も『首輪』も一気に読みきってしまった。そしてその勢いで、maggot's favoritesにアップ。それからこないだからクルマのFMで椎名林檎がよくかかる。よくかかるというか、あ、これ、ええやん、と思うて、誰のんと聞いてたら、椎名林檎だったりするわけ。なんでもライブのときにはナースの格好して出てきてかなり変態が入ってるんだとか。で、ネットの中を回ってたら、室井佑子とか、椎名林檎とかがひとつのラインでつながってるって、なるほどね。《トーキョーキューティーズ

 さ、あしたからP-FUNK 気合い入れるぞ。

■2002/02/07 Thu■ 

Erykah Badu
Mama's Gun

 下の娘が先週から(大学)受験で、そのことをちょっと話していたら、「高校は公立ですか?」と聞く。「受験に不利になりませんか?」と。つまらない奴だわ。「人生に有利だよ」と答えてやった。なんか間違うとるよ(-.-;)
 iPod 聞いて調子に乗ってたら、「なに、聞いてるん?」と中学生が聞く。そのときたまたま2Pacだったから、「ヒップホップ」と、答えてやったら、「ゑっ、そんなん聞くん。ちょっと聞かせてよ」と言うので、イヤホン片方だけ貸してやったら、「なんや、洋楽かぁ」 へっ?ヒップホップってドラゴンアッシュのことなのね。なんか間違うとるよ(-.-;)
 ぼけていて机の上でお茶の入ったコップをひっくり返してしまう。ほんのちょっとだったのだけど、机の上に敷いてあったガラスのすき間にお茶が毛細管現象で侵入していって、その下に入れてあったBoogieDownProduction"By All Means Necessary"のジャケのコピーにしみ込んでいった。そんなところにそんなものを入れてること自体、なんか間違うとるよ(-.-;) でもかっこいいんだもん。だからちょっと机の上をお片づけした。いらんもんだらけ。
 こないだから03-5337-7811、03-3366-7296 からの着信あり。こんなん知らん。知らんからして無視っておいたけど、ためしに職場の電話からコールバックしてみたら、案の定、あはぁ〜んあはあはあは。エエ加減にせえよ。
 『笑う山崎』読み終わり。今まで読んだ萬月でこれがいちばんおもしろかった。ヤクザ映画みたい。リンチシーンがよろしおすなぁ。ぎんぎんに尖らした半田ゴテをぎんぎんに熱くしてぶすっとな。あーこの部分、よし棒が読んでくれたらうれしいんだけど。
 OutRider誌の最終号が出たそう。それで自転車で抜け出して本屋へ。が、近くで一番大きい本屋はどうもつぶれるようで在庫一掃感謝セールとぱらぱらとしか雑誌が並んでいない。別の本屋に行くと、ここもリサイクル本セールとなかば本屋の態をなしていない。あぁ、景気も悪いんだけれど、ボクらが悪いんですわ。BOOKOFFでばっかり古本を買って、新刊などここしばらく買うてない。これじゃあ本屋もつぶれるはず。だけど、本屋も本屋で、置いているのは雑誌と漫画と文庫だけ。売れ筋しか扱わないから、文化の香りとは程遠いところに行き着かせたのは出版業界のつけというもの。なんか間違うとるよ(-.-;)
 しっかし、かの職場のあるところはいちおう市ではあるが、まともな本屋、レコード屋というものが1軒たりとない文化不毛の地なのであった。あんなところには住みたくはないな。


------------本日のSOUND
Glover Washington Jr. "The Best Is Yet To Come" 7.0M
--------------本日の買物
@BOOKOFF泉大津
荒木経惟/白土真理『情事』
村上龍『ライン』
--------------本日の食事
朝 トースト1/2、菓子パン 少々、コーヒー1
昼@お弁当 ハンバーグ、玉子焼き
夕 焼き鳥、餃子 
-----------------------

■2003/02/07 Fri■  『蒲団』のにおい

 アラーキーが田山花袋の『蒲団』のことをどこかにちらっと書いていたのを読んで、をーをーそうそうボクも読んでおかにゃなるまいと。単純でしょ。ボクの読書傾向というのは。その程度のものなのですワ。
 アラーキーが書いているということで、あ、そかそか、『蒲団』というのはおふとんのことで、おふとんの上でくんずほぐれつ……そうだよなぁ、だいたい学校時代に出てきた文学史なんてものは、高校生や中学生が読んだらいいです、なんてわけでないのだ。
 例えば『雪国』ね、あんなものは中学生の時に読んで、何がこんなものおもしろいのだと思った。我慢大会。文学史に出てくるのだから、それは名作なんだろう。ならば、文学少年たるには是非とも読んでおかねばなるめい。わかりません。だいたい純情可憐な良い子、しかも童貞のボクちゃんに「指がおぼえていた」などという表現がわかってたまるかい。
 で、『蒲団』であります。いざ、『蒲団』を読もうとしても、これがなかなか見つからない。試しに近くの本屋に行って、「田山花袋の『蒲団』ありますか?」と聞いてみ。あるわけないから。「なに、それ?」と言われるのが落ち。しからばBOOKOFF、と。ここはもうひとつ田山花袋、文学史などとは無縁の世界。谷崎潤一郎、三島由紀夫ですら見つけるに能わず。内田春菊なら腐るほどあります。が、ボクが行ったBOOKOFFには『田舎教師』が数冊並んでいたのだ。どうも読書感想文の課題とかになっているらしい。世の中には粋狂な国語の教師もおるものだ。この時代に高校生に『田舎教師』など読ませるかい。だから文学嫌い、本離れが起こるのだよ。まして『死霊』(埴谷)なんてもってのほかでしょ。あんなものはヒマでどうにもならん大学生が読めばいい。ボクも大学生六年もやっててヒマだったから読むには読んだけど(^_^ゞ
 あ、それでやね、ボクはハタと気がついた。BOOKOFFになくても、町の本屋になくても、青空文庫にあるじゃないか。しかもタダ。青空文庫さんありがとう、金沢文子さんHくさい。さっそくパームにぶちこんで、テーブルに足上げて読み始めてはみたけれど、どうも気分が出ない。しょせん、ボクも古い人間なんですね。やっぱり本でなきゃ。いくらジョグダイアルをくりっくり回せてもなんです。
 というわけで必死のパッチで、BOOKOFFをさがしたら、ありました。日本文学全集《国木田独歩、岩野泡鳴、伊藤左千夫、田山花袋、近松秋江、正宗白鳥》錚々たる名前が並んでおるねぃ。をー、『野菊の墓』じゃんか、二度と読みたくない。でも、いいじゃん、いいじゃん、『牛肉と馬鈴薯』ありーの、ん?『牛部屋の臭い』ってなんだんねん。でもいいじゃん、いいじゃん、100円だもん。

 「これで自分と彼女との関係は一段落を告げた。三十六にもなって、子供も三人あって、あんなことを考えたかと思うと、馬鹿馬鹿しくなる。けれど……けれど……」

 をー、こりゃ、不倫の話じゃんかよ。なるほど、三十六の妻子持ちの男が、若い女に「せん、せんせ」と言わせて、おふとんの上で....なるほど文学史というものはエロいのだ。すべからく文学史に登場する作品というのはエロいのだ。ふむふむ、なになに、□□□□□で○○○して□□□□□□□□□だから○○○○○○になって、△△△△の□□□が○○○○○○○となるから□□□ をー、そういうわけで『蒲団』なのね、若い女の匂いがする、くんくんくんと嗅ぎまくった男、知っております。キミだよ、キミ。ボクではありません。
 やっぱり上手いねぇ、文章。いまのどこぞの売文屋みたく、すこすこでなくみっちりつまって、しかも小さい活字で上下二段。ぎゃふん。

 「時雄の其の夜の煩悶は非常であった。欺かれたと思うと、業が煮えて為方がない。否、芳子の霊と肉?其の全部を一書生に奪われながら、兎に角其の恋に就いて真面目に尽したかと思うと腹が立つ」

 いいねぇ、このねちねちした文体。有無を言わせないんだよなぁ。されど文学史なのであった。

 


 


■2005/02/07 Mon■  ツッコミ無用

 ここ最近はすっかりflickrにはまってしまっている。何がおもしろいって、海外からのコメントがちょこちょこ付いてくる。
 ところがコメントそのものについては、ボク自身はけっこう否定的だ。というのは内輪受けとしか考えられないようなコメントがあちこちのブログには多くて、その輪の中に入っていかないと読めないのが多すぎてうんざりする。などと言いながら、自分でもそのようなコメントを飛ばしてしまってるのですが。。。このまごまご日記はコメントが入ろうが、表示しないように設定している(rssでは表示されてしまうんですけどね)ので、ほとんどコメント(ツッコミ)が入らなくていい。なんて、自己中な。でもいちおう個人的な日記だからね、あまりごちゃごちゃ言われたくないのです。自分勝手であることが個人の日記の出発点じゃないかと思ってる。そのことについて、いや、やっぱりオレはこう思うということがあれば、別の場で展開すればいいことで、そのことをボクがここに持ち込むのも、自分の勝手だと思っている。少なくともコメントが付く付かないなんてことで一喜一憂するなんてのは、ボク、あるいはこのまごまご日記に限っては、ないな。
 じゃ、コメント(ツッコミ)入れられないようにすればいいのに、という批判も出てくるけど、tDiaryはツッコミ非表示の設定はできるものの、ツッコミそのものの拒否の設定の仕方がわからない。たぶんそれは仕様なんでしょ。元のスクリプトをいじらないとダメなので、ボクにはそこまでやる気力もないし、スキルもない。ただtDiaryが使いやすいから使ってるだけのこと。だからツッコミが入らないように入らないようにしてる。要は何かボクに言いたければメールしてきてくれれば済むことで、この場でどうこうなんて気はさらさらないのは確か。
 とはいうものの、あるひとつのツッコミで、ボク自身に転機が訪れるかもしれない。そういう予感があるのも確かで、現実にそういうツッコミがあったのだ。そうすると、このツッコミも蹴ってばかりいてはいけないのかもしれない。実のところ、そのツッコミにしても、たぶんメールの入れ方がわからなくてツッコミにメールアドレス付きで入れたのじゃないのかな。その後、毎日のようにメールで個人的にそのきっかけになったことについて話してたくらいだから、ぽんぽん入ってるコメント(ツッコミ)とは元々質的にちがったとボクは思っている。
 あ、flickr、それとそのコメントについて書こうとしてたのに、まごまご日記のコメントについての話になってしまった。まぁ、いいか、前から思ってたことだし、flickrについては、また近々。



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