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うらまご/まごまご日記/まごっと/まごれびゅ/P-FUNK/maggot

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■2001/04/14 Sat■ 

HANDSOM BOY MODELING SCHOOL
SO...HOW'S YOUR GIRL?
がぁぁ〜〜〜〜〜っと疲れてる。
きのうはきのうで、をっと13日の金曜日、晩飯食うたら、眠たぁて眠たぁて起きてられへん。しゃあないから1時間ほど寝たれと。
起きたら夜中の3時。あわわわと、そのまま寝ときゃエエもんを、マックの前に座ってしまう。悲しい性。
で、きょうも、仕事から帰ってきたら、どどどどーーーーっと疲れが押し寄せてきて、
切れまくり〜の、ふて寝しまくり〜〜の
ご臨終ですわ。
どういうわけか、デリピザ食べ終わったら、葬儀屋に「食べ終わりました」と、誰が言うたんだろ。葬儀屋がやってきて、「じゃあ納棺します」と、食べ終わったデリピザの段ボールの、上にボクを安置して
そーーやぁ、死んだんわ、ボク自身なんやわ
デリピザ段ボールをボクの遺体を包み込むように組み立ててよんねん。最後に、なんで帯締められてんだか、帯の位置はここらまで上げたほうが動かんでよろしいって。
ぐわぁーー、最期のお別れのフタなんかぺらぺらの段ボールやぞ。そんでどうなったんかなぁ。どっかに行って、死んでたボクがどっかに遊びに行ってしもとって、最終がもうないから、誰かの家に行かなしゃあないというのに、これも誰かわからん女が一緒で、たぶんその誰かさんの家でその女とメイクラブって思うてるのに、なんでだか、弟の別れた嫁さんがそこにくっついて来て困ったなあと思うてたら、ぺらぺらの最期のお別れの段ボール窓を押し上げて、むくっと起き上がって、そこらにおったのが、「あ、生き返った」って、別に驚くでもなくて、なんやわからんしょうもない夢見てたのに気がついたら11時だった。


■2002/04/14 Sun■ 

Fatboy Slim
You've Come Along Way, Baby

 櫻はもう散り果ててしまって新しい葉っぱが出てきたら誰ももう櫻のことなど見向きもしないで、まだ八重は咲いてるのに、やっぱり八重というのは日本人の心に会わへんのやろか。染井吉野やないとあかんのやろか。ぱっと咲いて散り際が潔いなんて、ボクはそうとはあまり思わへんで、まぁはらはらと散って行くのも風情があってよろし。それでも、たまにしがみついていたような花びらがついにとうとう散ってひとひらだけ風に舞っているというのもこれまたをかし。って、をいをい枕草子か。
 でも今年は八重が咲くころになって、急に花冷えしたもんだから、かなりもってるんとちゃうかなぁ。造幣局にしたって、通り抜けが始まるまではどうなることかと心配してたみたいだけど、うちのマンションの庭の八重はいまが満開。
雪よりも密やかに舞う花ビラが、
ひたと、地面を覆ってゆく。
なぜか背筋がゾクゾクする程、
妖艶な状景じゃないか。
温かい風がサッと吹いて、女が現れたら、
それはきっと桜の精だ。
もし誘われでもしたら気を付けなければ。
彼女は淫蕩で、
呆れるばかりに気紛れなのだから・・・・・・。

(c) つげ忠男

 やっぱりこれも染井吉野。八重のポタッと房ごと落ちるのは、こうした思い入れを込めるには向いてないのかもしれない。

■2003/04/14 Mon■  モノクローム - 連夜の街

 本を読んでる最中に話しかけられると辛いものがある。お気楽に読んでいる本ならどうってことないし、たいがいボクだって人のお邪魔をしてるのだけれど、きょうなんかはうらまごにも書いた石内都の『モノクローム』で、それも『連夜の街』のくだりで思いきり浸りきってしまってるときはどうしようもない。ほんと無愛想でごめんねぇ〜m(__)m

 「愛がなければ写真は撮れない。やさしさだけでも写真は撮れない」

 うらまごのほうにだけ書いておくのはもったいないのでこっちにも書いとこう。そうなんだよなぁ、この名文句が出てくるところでもお邪魔虫がやってきて、ほんとくっだらないこと言うので「あっち行け!」と言うてやったのだ。浸りたければカプセルの中にでも入って本をよむべきなんでしょね。

 石内都の『連夜の街』というのは「歴史から降ろされた街がある。地図に赤い線でしるしを付けられた街」を、「女だから呼ばれたのだ。磁場としての赤線の街にカメラを持つ私はいやおうなく吸い寄せられ、強い力に身をまかせ」て撮った写真集。
 今年の3/23にボクも『連夜の街』のなかで石内都が写した同じ建物、オブジェに対してカメラを向けた。その差ははっきりしている。ボクだって、石内都と同じように、歴史的に赤線がどうであったか、そんなことには興味はない。それは石内都が「磁場」と表現するように、ボクにも強い力が働いて引き寄せられていく。が、男だから呼ばれはしなかった。呼ぶのは、遣り手婆の「兄ちゃん、エエ子おまっせ」という声だけ。
 彼女の名古屋の中村遊廓でのお袖さんとの出会いのくだりはほんとせつなかった。「連夜の街に史実はいらない。」という彼女は、その「お袖さんから何一つ遊廓春福楼の話を聞かなかった。」という。

 



 


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