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うらまご/まごまご日記/まごっと/まごれびゅ/P-FUNK/maggot

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■1998/06/28 Sun■ 

頭ぼぉぼぉになってちょっとたまらなくなってきたので、ほんまの久しぶりでKCですぱっと切ってもた。ふぃ〜っ
ちゅうわけでちょいとお披露目(笑)

KCはもう7, 8年ぶりだからなぁ、HYPん、かんにんなぁ、博多まで行くリキいまないもんねぇ。そんでほんまのひさしぶりで岡本君にカットしてもらいながら、いろいろしゃべってたけど、みんな忘れた。ようはどうでもええ話ばっかりね(笑)
そんでとんとんがうまいことついて来やがって、あいつのカットも払わされたやんか。まぁしゃあないか。そでからラージでシャツを買い込んで、タワーで3枚ほどCD買うて、そでから花園町のジャンボでカラオケ。山田まで登場。変態な親子(-。-;)
おまけに蔵で回転食うて腹いっぱい。

■2001/06/28 Thu■ 

 
Frank Zappa
Sheik Yerbouti
 橋というのは一種何とも言えない意味がある。此岸と彼岸をつなぐ、そこを人は時には無言で通り過ぎていく。そして橋の下には、まさに「行く川の水の流れは絶えずして」ずっとずっと何年も何十年もその橋の下を流れ続けてる...
 きのうに続いてルコントの『橋の上の女』を見た。エロいです。はい、情感がとてもとてもエロい。きのうの『髪結いの亭主』もよかったけれど、きょうの『橋の上の女』はちょっと忘れられない映画のひとつになりそうね。
 ナイフ投げのシーンでは、ナイフがバネッサ・パラディの体に突き刺さらないというのはわかっていても、ほんと息がつまってしまう。もうシーンに釘付け状態。そして女の体のすぐ近くにどすっとナイフが突き刺さった瞬間に女の体がびくんと反り返るのってほんとたまんない。田舎の駅の小屋でのナイフ投げシーン・・・映画って光と影の芸術なんだなとつくづく再認識させられます・・・あれはほんと「セックスそのもの」だねぇ。セックスそのもを描写してるよりエロい。いやあの観客のいないナイフ投げはセックスそのもを暗喩してるね。欲情する。抱きたくなる。
 でもそれよりナイフ投げで、毎回1ヶ所だけすっと刃がかすってしまうのね、お約束のように。その刃で傷ついたバネッサの体にダニエル・オートゥイユがバンドエイドを貼ってやってるのって、すごく胸キュンでしょ。
 ついナイフ投げにばっかり目が行ってしまうけれど、ボクはこの頭にも書いたように橋の風景がすごく好き。ずっと前のドラマだけど、『夏七』で、東京の隅田川に架かる橋、何だったけ?清洲橋?永代橋?あの橋好きだったなぁ。大阪の中の島に架かってる橋もいいなぁ。難波橋とか堂島大橋とか。川の上から橋を見るシーンもあったやん。いいなぁ。
 そういや、きのう日記をさっさとアップしたあと『ブエノスアイレス』も見たんだった。ゲイ映画だけど、小野塚カホリのボーイもんみたく妙にせつなくなってしまう。「先輩は写真きらいだから声を残してくださいよ」とテープレコーダー渡されるシーンね、終わった後のおまけのインタビューで、あのシーンは元々セリフが入ってなくて、ウォン・カーウァイに急に何でもいいからしゃべれと任されたとトニー・レオンが言うてたけど、結局何も言えないで泣いてしまったというの、わかる、わかる。「やりなおそう」か(゜゜) カーウァイの映像は70年当時を思い出して好きといえば好きなんだけど、この『ブエノスアイレス』ではカットバックとか、ブレイクがちょこっと鼻につくかな。それでも好きなんだけど。
 ところで、あのナイフ、ボクが投げてもきっとヒットしないです。まず届かない。届いても体からはるか離れたところ、だって怖いモン。でも人刺し指なら、心臓に命中だよ!!

■2004/06/28 Mon■  クル・セ・ママ

詩手帖の話、つづき。
実はきのう書くつもりでいたのに、ついグングンちゃん!の話になってしまったから、あらためて、いさ。

70/12の'71年鑑をぱらぱらと見ていて、何が懐かしかったといって、金井美恵子の『春の画の館』。

見ずに転ぶは浮世の運命(さだめ)
身すぎ世すぎが浮世の規則(きまり)
嬉しく泣くのよあたしの深奥(あそこ)
なんてのを臆面もなく人に朗読して聞かせていたのだった。なんてこった。そいう時代だったのですっ。
そして白石かずこの『聖なる淫者の季節』。これはしっかりその詩集まで買ったのだった。白石かずこのケバさが好きで、たぶんいまだにケバいんでしょう。いま白石かずこっていくつなんだ? ちょいとチャラチャラしていて、コアな詩人連中からは疎ましがられてたようなところがあったな。でもジャズ喫茶でズージャをバックに詩を朗読してみせたり(その現場にはついぞ行くことがなかったけど)、ボクはそういうチャラチャラ加減が好きだったのだ。思えば、昔からチャラチャラしたケバい女が好きだったのだ。
「時はクル・セ・ママである」ということばに、ジャズ喫茶でクル・セ・ママを聞きまくってた。コルトレーンの真っ黒な額に流れる汗を想像して....。ふっ、青いな。なんだかこう書いていて気恥ずかしくなってくる。それでもいまだにラブ・シュープリームよりも、ブルー・トレインよりも、クル・セ・ママが好き。それは追いつめられたrestlessな落ち着きをもたらせてくれるからか。そして潮が引くように、やがてジャズを聴くことも、薄暗いところで詩集を読むこともなくなっていった。それは薄暗闇から現実に引き戻されていった、というボク自身の過程でもあったかもしれない。それでも
7年はたち 7年はめぐる
すべては
春でなければならない
人が死ぬのも
恋が
生きたまま埋められるのも
桜の木の
生あたたかい命の首のまわりで
すべては
春に はじまるのだ
という書き出しには、30年経ってもぞくっとクル・セ・ママ。


 


■2007/06/28 Thu■  最近また萌え

最近、おうちに帰ってくると、マックの前にかじりつき、なんてことはしなくて、すぐ寝っころがって本読んでたりね、ベッドには常時、3,4冊、散乱。かと思えば、こないだうちの 日本映画専門チャンネルで、寺山の『田園に死す』『書を捨てよ、町に出よう』これなんかね、ちゃんとDVDにしてもってるのに、オンタイムで2回も観てしまった。大島の『新宿泥棒日記』もね。これもDVD正規版もってるのに。あと松本俊夫『薔薇の葬列』、ピーターが出てるの。かと思えば、急にHDDに入れっぱなしの『軽蔑』
観たやつばっかしだなぁ。
はたまた3年前の立命-関学の豪雨のプレーオフ(涙の日生球場)よりすごいゲームな。タイブレークに突入して1Pの関学のフィールドゴールはゴールポストの上、ごくわずか外側を通って行ったのだった。あ、去年の甲子園ボウルもすごかったんだよなぁ。見てない^_^;
で、きょうはロッセリーニ『ドイツ零年』。これねぇ、ゴダールの『新ドイツ零年』見ようと思ったとき、あ、やっぱり先にこの『ドイツ零年』のほう見とかんとなぁと、ゴダールをお預けにしといたら消してしまったのだった。そのおあずけのほう、どっかにないかなぁ。この『ドイツ零年』って1947年のドイツが舞台、そしてネオレアリズモでしょ。同じ敗戦国のイタリアが描いているというのも妙な感じ。そしてこういうの見てると、アラーキーってネオレアリズモだなぁってつくづく思うわけ。

あ、タイトルの「萌え」ってのは、またいろんなものに萌えてきたことです。


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