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うらまご/まごまご日記/まごっと/まごれびゅ/P-FUNK/maggot

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■1999/07/21 Wed■ 

 朝、家を出るとき、下の公園で蝉がしゃんしゃん鳴き始めた。梅雨、明けたな。
 ・・なのにどうしようもないくらいせつない。

■2000/07/21 Fri■  今はいない人の…

 あえて全文引用しないけどね、赤坂真理のエッセイ、ネットのどっかに落ちてるだろうが(笑)
 『「あった」ものが「ない」』か、ふっ。『濡れた感触の布』、『体のまわりにいくつもの温度』『溶け合う場所』『重い中間色となって沈み』
そして『でも言葉で言わなくても何かが覚えている。その感覚は言葉で名付けられず、なぜか好きでも嫌いでもない』という感覚に浮遊。その浮遊する感覚が忘れられないで、いつまでたってもふわふわふわふわ浮いている自分。いいねぇ(笑)
 ところでやっぱ暑いんだよなぁ。この糞暑いのに、バイクで100キロ近くも、それもほとんど渋滞すり抜け。けっ、エアコンの熱気がたまらんだろ。地球温暖化さすなっちゅうねん。は、まぁどうでもいいかぁ。
 なんかそんなこんなで濃い一日であったような、別にとりたててかわったことなんかないんだけど、朝の8時から晩の10時まで、ほっと息着く間もなく動き回ってたような気がして仕方ない。

■2001/07/21 Sat■ 

 
Silent Poets
To Come
 半端とちゃうよ、この暑さは。完全に地球は温暖化に向かっておるな。さっさと京都議定書を批准するように、小泉クン! で、この暑さで他人事のように思ってた熱中症になって、危うく命を落とすところであった。死ななかったのは、きっと「まだやり残してることがある」という愛の力でしょう。ラブパワー!
 《脳内リゾート開発大作戦》などという副題がついた『赤瀬川原平の冒険』なんてのが、あ、これ名古屋市美術館で催された『赤瀬川原平の冒険』という展覧会のカタログかぁ。いちおう紀伊国屋書店の扱いになっておるのだが、これゲットしたんだったら嬉しいけど、図書館で見つけたんだよ。禁帯出になってるのをこっそり持ちだしたのだがね。千円札裁判、『櫻画報』からのファンというか、リスペクトしておったから、さすがにハイレッド・センター時代はリアルタイムで知らなかったけれど、トマソン、ライカ同盟まで一気にまとめられたこの『赤瀬川原平の冒険』を見るとすごいです。いまや『老人力』などとたわけたことをうそぶいておられる翁であるが、永遠に愛しています。。。赤瀬川原平に愛の告白してどうすんだ?>自分

 『櫻画報』見たら、故 脇坂幸之助のこと思いだしてしまうな。やつがいま生きてたら、やつと組んでおもろいこといっぱいしたのになぁ。あいつの分まで頑張れぇ〜>自分

■2002/07/21 Sun■  シンデレラエクスプレス

元ちとせ
君ヲ想フ
 ちょっと酔い子で帰る四つ橋線は本町の駅のこと。四つ橋線の本町だから空いてるわけで、ホームに彼氏が、彼女のほうはボクの乗ってる車両のドアで彼氏を見つめてバイバイ。よろしおまんなぁ。ちっ。ドアが閉まって、ガラス越しに二人で「バイバイ、きょうは楽しかったね(いかったぁぁ・・・にょほほぉ)」と手を振りあって、すると一旦閉まりかけたドアが、どこかでおっさんが駆け込んだのか、開いて、彼氏と彼女はずこっと。もう一度バイバイのやり直しよ。くぅぅ、ちょいと羨望のまなざしで見てしまう。
 そこでだ、そんなふうにあてつけられて、ふっと、東京駅シンデレラエクスプレスを思いだした。
 「うを〜っ、シンデレラエクスプレスじゃあああ」
と、キヨタンと東京駅の新幹線ホームでふざけておった日のことを。しかしよく考えてみたら、なんであのととき、東京駅まで見送りに来てくれたんだ? それから数ヶ月後には新大阪でボクの目の前で真性シンデレラエクスプレスを見せつけやがったくせに。まぁ、そのキヨタンのことはよろし。誤解のないようお願いします。
 その新幹線のホームのそこここの柱では、まさに別れの一時よ。なんで泣くのだよ。たかが、東京と大阪?やんか、3時間ありゃ行けるだろうが。車でガンガン走れば6時間だ。月イチくらい可能なんだからさ、なんで泣くのか、今でも不思議なんですが、とにかく、あちこちの柱に彼氏がもたれかかって、その彼氏の胸に彼女が顔を埋めて、あーぁ、まさに青春ですなぁ。
 が、しかし、新幹線が東京駅を離れて、新横浜あたりにさしかかったころに、彼氏の方はぐぅぐぅ寝てたのをボクは見てしまったのだ。本町の駅で、思い出してたというのはそのことよ。そんなもんですかぁ、やっぱり。
 だからきのう本町の駅で別れた彼女を意地悪な目で観察しておったのだが、思いだし笑い。。。。ちゃう、なんかマジな顔でぼーっとしておったから拍子抜けしてしまったぞ。
 う〜ん、シーンが切り替わったあとどんな顔をしてるのか、自分でもようわからん。きっとしまらない顔をしてんだろうな。ちょっと自分自身のシチュエーションを思いだしてみるとほろ苦くなりましたよ。

■2004/07/21 Wed■  京都白情

ちょっと山積みになった本を整理しようと、結局なにも整理できずに元の状態となんら変わらず、ふっと手に取った荒木経惟の『京都白情』に見入ってしまう。
どぉーんと見開きになった鴨川の河原、たぶん明け方か、誰もいない中で、女が男の体にまたがった白い太ももに欲情する。なぜだかわからなく欲情し、いままた欲情し、オナニーしたくてたまらない。いや、その一枚だけではなくてひたすら欲情するのは裸の写真ではなく、形容しがたい女の視線。決して美人でもなく、ただすれ違う視線にとまどいながら、いままさにパンツを脱がんとせんとするM嬢イヴの視線にぶつかったとき屹立。この何も支えるものがないむずむず感は何なのだ。

《京都ホテルの窓から山鉾の巡行を眺めながらちょっとセンチメンタルになった。この部屋からの眺めは新婚旅行の時と同じ眺めだ。》

いまだ見ることのない山鉾巡行を京都ホテルのあの窓から眺めている自分を妄想し、アラーキー以上にセンチメンタルになる。ところで

それは当たり前のことだった。別れた男は罵る。おまえはうそつきだ、俺を騙してばかり、と罵る。そこでどう言い返してやろうと思ったけれど、そんなつまらないことで悩む暇があったら、わたしのようないい女にそんな口をきく男なんか無視しちゃって、甘く耳元で囁いてくれる男をさがそうと思った。わたしはいつだってそうしてきたんだから。バイバイ、それはあんたが言ったんだからね。わたしはあんたにとっては手に余る女だったのさ。だからそんな言葉でしか自分を保つことができないんだね。可哀想な男。わたしから言ってあげるよ、バイバイ。



 


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