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■2004/07/21 Wed■  京都白情 [長年日記]

ちょっと山積みになった本を整理しようと、結局なにも整理できずに元の状態となんら変わらず、ふっと手に取った荒木経惟の『京都白情』に見入ってしまう。
どぉーんと見開きになった鴨川の河原、たぶん明け方か、誰もいない中で、女が男の体にまたがった白い太ももに欲情する。なぜだかわからなく欲情し、いままた欲情し、オナニーしたくてたまらない。いや、その一枚だけではなくてひたすら欲情するのは裸の写真ではなく、形容しがたい女の視線。決して美人でもなく、ただすれ違う視線にとまどいながら、いままさにパンツを脱がんとせんとするM嬢イヴの視線にぶつかったとき屹立。この何も支えるものがないむずむず感は何なのだ。

《京都ホテルの窓から山鉾の巡行を眺めながらちょっとセンチメンタルになった。この部屋からの眺めは新婚旅行の時と同じ眺めだ。》

いまだ見ることのない山鉾巡行を京都ホテルのあの窓から眺めている自分を妄想し、アラーキー以上にセンチメンタルになる。ところで

それは当たり前のことだった。別れた男は罵る。おまえはうそつきだ、俺を騙してばかり、と罵る。そこでどう言い返してやろうと思ったけれど、そんなつまらないことで悩む暇があったら、わたしのようないい女にそんな口をきく男なんか無視しちゃって、甘く耳元で囁いてくれる男をさがそうと思った。わたしはいつだってそうしてきたんだから。バイバイ、それはあんたが言ったんだからね。わたしはあんたにとっては手に余る女だったのさ。だからそんな言葉でしか自分を保つことができないんだね。可哀想な男。わたしから言ってあげるよ、バイバイ。



 


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