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うらまご/まごまご日記/まごっと/まごれびゅ/P-FUNK/maggot

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■2001/10/08 Mon■ 

John Lennon
Mind Games
 ORPと別れて志賀高原へ。一足お先に紅葉を楽しむ。ほれ

 ついこないだまで夏だと思ってたのに、あっという間に秋が来て、アッという間に紅葉の季節・・・なんて下界よりは一月も早いのね。でもこうして四季を楽しむことができることは幸せってモンちゃうやろかなんて、妙にぶってしまう。そういうふうにブリブリちゃんにさせてしまう何かがあるんだろう。で、やっぱりブナを見てると、落ち着くというか、いじいじなんてしてるのがバカくさくなってしまうんだよ。ズコーンと来たらバシッと、ね。
 川の流れをじっと見ていると、必要だったのはこういうことだったんだなと。場所を変え、空気を変えるというのは、大事。おまけに温泉にもつかって血の巡りを良くして、ごりごりに凝ってた身体も心も揉みほぐしてきたのであった。


■2004/10/08 Fri■  倒錯の世界

 遊園地などに昔よくあったマジックハウス。この頃あまり見かけないのだが、先日たまたま入る機会があった。
 むちゃくちゃ単純な構造で、内側にもうひとつ部屋をつくり、その部屋が水平から20度ほど傾けてある。だから入った瞬間に体は斜面の下側にずり落ちる。あわてて体勢を立て直そうとして、そのとき目は向こうに見えるドアや柱の鉛直線をとらえて、体をその鉛直線に沿わせる。つまり床に対して垂直に立とうとする。ところがその床が傾いているのだから、体も本来の鉛直線から傾いてしまい、ますます体は床に向かって傾いていくというわけだ。しかもそれを補完するように、室内には水が下から上へ流れ、ボールが逆向きに転がるといったおまけで、ますます混乱させられる。
 その仕掛けははじめからわかっていても、このトリックに捕まって平衡感覚を狂わされる。要は目から入ってきた偽の情報によって騙されているだけなのだ。だからその情報を遮断すれば、つまり目を閉じさえすれば、正しく体勢を立て直せるはずだ。というのは人間の平衡感覚は、目だけではなくて耳にある前庭によって知覚されているから。ところが一度目から入った偽の情報が脳にインプットされてしまうと、耳からの修正情報をなかなか受けつけない。それでも目からの偽情報を遮断し続けると、しばらくしてやっと本来の平衡感覚を取り戻す。
 目を塞がなくとも、やがて脳はその異常に気づき、本来の平衡感覚を取り戻す。それはその偽情報のままでは倒れてしまうという防衛本能による。すると今度は床に対して斜めになって立っている自分を見いだしておかしくて仕方がない。
 ふつうはここらあたりでやっとその仕組みを理解して、おおかたの人はその部屋から去ってしまうのだが、仮にその部屋に30分でもいると、自分が傾いているのでない、世間が傾いているだけなのだ、ということが当然のこととして受け入れるようになる。まさに倒錯の世界が現出するのだ。

 いったい傾いているのは誰なんだ。




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