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うらまご/まごまご日記/まごっと/まごれびゅ/P-FUNK/maggot

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■1998/11/21 Sat■  [長年日記]

名阪から春日井経由のいつものコースで中津川、R19はひさしぶりだな、ちょこちょこバイクが走ってるけど、こんだけ寒くなったからさすがに少ない。当然、ぼくはクルマ。バイクで走ったろうという根性がなくなってきたような気がする。ちょっと前なら一人の時は何が何でもバイクだったのに、歳なのかなぁと思ってしまう。こうしてクルマで一人で走ってたら、余裕があるから考えんでもええこと、いろいろと考えてしまう。精神衛生上よろしくない(笑)
♪〜きみの名前はずっと忘れずにいたいよ
  できたらつないだ手のぬくもりを
  どうして離れて忘れていかなきゃいけない
はは、GLOBE...誰の手なんだ(笑) カウンターの下で人の目を盗んでつないだ手...
けっこう南木曾あたりは山が色づいていて、もう紅葉のシーズンもおしまいだろうと思ってたから儲けた気分。もっと早く出てたらあっちこっち寄ってくつもりだったのに、結局いつものように奈良井で休憩。クルマを下りて、奈良井の町並みの中を歩いて、また頭人形を買って、久保田荘のお祝いにあけびで編んだ壁飾りを買う。
大町を過ぎたらまわりは完全に真冬、もうすっかり暗くなってたけど、2駆のままだったので緊張してしまう。こないだからぐぐっと寒くなってたから、今年はもう八方も滑れるらしいけど、リキないなぁ(--;) あくまではじめの予定通りボケかますつもり。
7時過ぎ到着。をを〜〜っと、玄関から変わってしもてるやんか、と、入った途端にこけそうになった、玄関の戸は自動ドアになってるけど、しっかり左に地下の乾燥室に下りていく階段はしっかりそのまま残ってる! 厨房をのぞき込んで「こんにちは」というたところでまたこけそうになった。にいちゃんが、ほら、あれ誰やった、料理の鉄人、なんとかロクタロー?、ミチタロー?、とにかくその料理の鉄人がかぶってる帽子というたらええんかいな、なんせ頭にかぶるやつや、それかぶって立ってる。おばちゃんが出てきて、あ、あいかわらず元気そうじゃない(笑) 20号室って、あら、変わってへんやんか、2階に上がる階段も前のまま、と上がってみたら、ドアが新しくなってる、がぁ〜しかし20号室のドアは元のままだぞ、ちゃんと閉まらない(笑) 部屋に入ると、ぷーんと新しい畳のにおい。もとのまんまにつけたしたような濡れ縁が張り出していてぐっと広くなってる。壁にぶらさがってた針金ハンガーがない! しかし、真鍮のフックは残ってる!! 真鍮のフックを見てどこかホッとしたような気分になる。それからこっそり空いてる部屋を、はじめて家に連れてきた猫のようになって、確かめてまわった。がぁ〜2号室なんかすごいぞ(笑) このくだり、行ったことないもんにはわからんだろうな、行ったことある人、自分で行って確かめなさい(笑) リニューアルしたところと前のままのところがすぱっとしてるようで、前のままというのがこんだけはっきりしてるというのも珍しい。なんだかうれしくなってしまう。
晩ごはんを食べに下に降りていく。いちおう前の食堂は食堂で残ってるんだけど、きょうはオープンだからかもしれないけど、香林亭のほう。一人だからカウンターに用意してくれてた。カウンターの向こうにやけに親しげなおねえさんがいて、初めて会ったのに、「せんせい、せんせい」とボクに言う。あとで聞いたら、おばちゃんの姪子さん。そうならはなからずっと前から知ってたように話しかけてくるのもうなづける。前みたいにずらっと料理が並んでるんじゃなしに、突きだしだけあって、まるでちょっとした『高級な』飲み屋の感じ。あくまで『高級』...炉端の突きだしぢゃないです。こんなんだったら、ちょっと飲まないわけにいかないし、飲んだらぶっ倒れてしまいそうだし、と思っていたら、そのやけに親しげなおねさんが
「ビールでいいですか」
「飲んだらぶっ倒れそうだし、どうしようかなぁ」
「オープン記念でビールはサービスですよ」
ってお祝いだよね、ぢゃあ飲もう。言うときますが、「サービス」のひとことで揺らぐのはFです。ボクは「オープン記念」だっていうので飲んだだけです。そんな酒飲むのに意地汚くありません(笑) わかってると思うけど。
いきなり大ジョッキー出すもんだから
「あ、中でいいですぅ、ボクあんまり飲まれへんし」
「大しかないんです」
ビールをぐびっと飲んだら、やっぱりこういうときのビールはうまいなぁ、最初の1杯目だけやけど。「お刺身です」って出てきて、刺身でビールぐいぐいと飲んで、速攻で酔いが回ってきた(笑) 酔いが回ってきたから「ご飯頂戴」 飲む人間はあのままぐびぐびあてどもなく飲み続けるんだろうな。それで出てきたのが三段重ねになった京都のお弁当みたいなの京都のお弁当というのは見かけ倒しなんだけど、ふふ、そのネタね、ネタはこの2、3年の久保田荘の飯食うてたらわかってしまうんだけど、見かけは大事ね。それにしてもちょっとビビるよなぁ、1泊6300円やで。そして蕎麦ね、一口食べて、これがむちゃくちゃおいしい。それなりにおいしいという蕎麦はいくらでも食べてるけど、ほんまにおいしい。ほかの料理はぬくいから、ぬくいのから先に食べようと思うんだけど、そのぬくいのをほっといて食うてしまうくらい蕎麦がおいしい。
「なぁ、なぁ、あしたの昼、蕎麦うってよ」とにいちゃんが出てきたとき頼んだら、「頼んで蕎麦の真ん中だけを粉にしてもらってるので、あんまり粉がなくて、もったいなくて」ちっ、どこまでもこだわるやつめ、あうう、ボクは大ざるで食いたい!!!
はい、飯食うたあとはおきまりのコースでこたつに入って寝てしまいました。夜中の3時に一瞬目がさめて、テレビを消して、蒲団敷いて、また寝ました。



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