トップ «前の日(01-17) 最新 次の日(01-19)» 追記

うらまご/まごまご日記/まごっと/まごれびゅ/P-FUNK/maggot

1998年
1月
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
1997|09|10|11|12|
1998|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
1999|07|08|09|11|12|
2000|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2001|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2002|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2003|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2004|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2005|01|02|03|04|05|06|09|10|
2006|01|04|06|07|08|12|
2007|06|07|10|
2009|12|
2010|01|02|04|09|10|12|
2014|05|
2016|08|

■2002/01/18 Fri■ 

Derek & the Dominos
Layla (& Other Assorted Love Songs)

 ずこーんとお疲れの木曜、金曜。というわけで、日記の方は去年の11月19日から続いてた連続アップもきのうで途切れた。59日。何も頑張ってみる必要もないんだけど、この2か月の間すっかり、日記をアップするのが生活になってしまってたんだな。まごれびゅのほうは同じ日から続いていて、きょうもアップしたから連続61日。これは病的。いい加減なところで、一旦ストップさせないとほんとの病気になってしまう。
 つい最近、たしか去年のセンター試験だったか、さもなければそれのどこかの予備校かの模試の国語の問題文を読んでいたら、日記を書くことは病的だとか、そんなことが書かれていた。しかもその日記を公開するなどというのはますます病的であるとか書かれていた。妙に説得力のある文章で、さもありなん、うんうんと頷いてしまえることが大いにあった。
 気になるのでいま探してきた。確かに去年のセンターの国語I・IIの問題で、富永茂樹『都市の憂鬱』からの引用。(ここで見れる。ただしあした今年のセンターがあるから、もうすぐnot foundになる可能性あり)
日記(正しくは個人がその内面を書き記した日記)をつけること自体、あるいはそれを公刊さえすることを、近代精神の《病》と呼んだポール・ブルジェ (中略) ある種の人々にとって、日記はただ毎日つけるだけでは十分ではない。それを繰り返し読み、かつ意見を追加してゆかなければいけないのだ。再読と記述の追加とは、日記を書くという行為の何か本質的な部分につながっている。

 と、読んで、過去の日記をたまに引っ張り出してきて、にかぁーっとしている自分に行き当たってしまう。
日記は、あらゆる保存装置のうちでもっとも完全なあるいは忠実な、ということはもっとも不幸な装置になってしまった。

 きのうで途切れたことでちょっとホッとしてる。まごれびゅにしても、映画(ビデオ)、本、音に関しての日記である以上、早く途切れてくれたらいい。
一見したところ苦渋にみちてはいるが、それでも他の何ものにも換えがたい楽しみであったにちがいない。



--------------昨日の食事
朝 トースト1、コーヒー1
昼@いも膳 塩サバ、蕎麦
夕 カレーライス
--------------本日の食事
朝 トースト2、コーヒー1
昼@マルタマ 海老天、酢豚 
夕 ドライカレー、サラダ、固い焼きそば
-----------------------

■2003/01/18 Sat■  城東貨物線 - Revisit

Blind Faith
Blind Faith
 先週に間違えた加美廃線跡にリベンジ。やっぱり足でかせがなアカンでしょ、と、きょうは車はおいといて地下鉄で出かけることにする。地下鉄の1日フリーパスを買って、まずは昭和町まで行き、郵便局に不在で局留めになっていた荒木経惟の写真集をもらいに行く。これからの歩きの荷物になるかなとも思ったけれど、天王寺での乗り換えで歩くのなら、御堂筋線の昭和町から谷町線の文の里まで歩くのと大差ないなと目論んだわけ。それにあしたも郵便局に来れないから行ける時に行っておこう。ヒゲはちょっとくらい待たせておけばいい。
 ヒゲとの約束の12時に5分ほど遅れて平野到着。携帯で連絡をとって、旧南海平野線平野駅で落ち合う。ここは平野線が廃線になってもう30年近くになるので、もうとっくに整備されて公園のようになっている。もちろん駅舎もない。ただ商店街にNANKAIの名前が残っているだけ。
 平野は2年前に歩いたので目ぼしいものは見つけてしまってる。それに平野郷の街並み保存運動も起こっていて、いくらか残ってはいるものの、面白みに欠けてしまう。新聞博物館にしても、壁面の《朝日新聞》のレリーフが妙に時代を感じさせようという作為的なものが見え隠れする。
 平野閻魔堂に入る。ここにも駄菓子屋博物館(博物館といってもごくごく小さなもの)には昭和30年代の駄菓子屋で売られていたメンコだとか、日光写真だとかを展示されていて、「あ、これ持ってた」とヒゲと二人でわいわいできるけれど、こうして並べられてしまうと有り難みがないというか、違和感を感じてしまう。ただそこに留まって、懐かしいねぇと済んでしまっていいんだろうか。閻魔堂には閻魔様がご鎮座されておって、その横には、でっかい舌抜きをもった鬼が、さらにしょうづか婆に亡者がひれ伏すという人形が展示、あ、いや、祀られて、いや、ちがう、やっぱり展示されておってそれはそれでバカバカしうてよろしい。こうして写真に撮ってみると、ますますマンガチックでいいではないか。しかしこれは本意じゃないな。
 さらに半地下に下りると、水の曼荼羅だったか、その空間で瞑想しましょうっていうんでしょうね、目が暗さに慣れてくるとぐるりを取り囲んで石の仏さんが浮かんでくる。このお寺の住職さんの意気込みはわかるんだけどねぇ。でもそれなりに写真撮るぶんには面白かった。と、これでいいのか(^_^ゞ
 ぐー、思わず平野が長くなってしまった。まだ前置きよ、ここは。で、ひょこひょこ歩いて樋尻のほうへ。途中、廃屋を見つけて、なんかやっぱりこっちゃのほうが、ぴしっと来るよな。あくまでもボクのわがままな感性に、ですけど。思わず、またダイドーやっちゃいました。

 はい、先に進まないと、さっぱり進んでませんね。先週見に来た鞍作をささっと通って、きょうはちゃんと関西線の加美の踏み切りを渡りました。をっと、いきなり目の前に城東貨物線加美廃線跡が。とりあえずは踏みきり跡のところから久宝寺側に向かって、その廃線跡の外側の道を歩き始めたんだけど、ここは廃線跡を闊歩しないと気が済まなくなって、まずヒゲが適当に枕木の柵のところをくぐって廃線跡に侵入。いちおう立入禁止だけどね。さてボクもあとをと、ヒゲがくぐったところを見ると、でっかい犬のンコがこんもりと。こりゃいけません。ンコついたらイヤだもんね。もう少し先まで歩いてもっと侵入しやすいところを見つけてボクも廃線跡に。
 レールはすっかり赤茶く錆びて、投げ入れられたゴミが散乱。決して美しい景観というものではありませんですが、しかしこれを求めてきたのだから。哀しい性ね。ヒゲはどんどこ先のほうに進んでいって、この男、ヤバいという感覚はないのか。その先はバリバリの現役路線の関西線だろが。その合流部分を目にしたところでなんてことはないのでほっといて、侵入したあたりでぐるりを見渡していると、おりました、ガキんちょ。いいねぇ、関西線と廃線が股になったところに、深さ1m弱、幅1mほどの溝状になったところでガキんちょ3人が遊んでた。
「何、してるん?」
「秘密基地、つくってんねん」
 このガキんちょ達を見ているとすごくホッとしたよ。博物館に閉じ込めちゃダメですよぉー

 今度は踏みきり跡から逆に北に向かって歩き始める。と、先ほどまでの曇り空からポツポツ雨が降り始めてきた。こりゃイカン。ちょうど昼飯も食べてなかったので、ひとまずどこかに避難すべしと加美駅前の喫茶店に入る。さて何か食いモンをとメニューを見てはたと困った。
  L レディースセット  オムライス小、スパゲッティ小、飲み物
  M ママセット     (忘れた、憶えてない)
  S サラリーマンセット カレー、ケーキ、飲み物
 カレーったってどうせ缶詰めのだから、ヒゲと二人してレディースセットを注文。女の子は怪訝な顔をして「あの、小さいですがいいですか?」「ええねん、ええねん」
 と、オーダーを通そうとすると、レディースセットは男はダメだという。なんでやねん。しかしなんでサラリーマンがケーキなんじゃいと思いつつ、仕方なくボクはサラリーマンセット。ヒゲはピザセットを注文。案の定、カレーは缶詰めだった。ケーキは美味くなかった。しかしこのL,M,Sというのもなんか変だな。女性用がLで、男性用がSなのか。文句を言うてもはじまりませんが、Fってるでしょうか(←一部限定業界用語)
 もうこんなくだらんことばかり書いてるとほんと前へ進まない。さてここからがメインなんだけどね。喫茶店を出るともう雨はあがって日が射していた。今度はいきなり踏みきり跡のところから廃線跡地へ一般市民大衆庶民の目も気にせずに乗り越える。

 家に帰ってビックリしたことなんだけれど、一番下の写真ね、右側の廃屋の2階から猫がこっちを向いている。先に入った踏みきり跡の久宝寺側のところでも捨てられたゴミの上に猫が4匹日なたぼっこをしていた。これはちょうど廃線部分と城東貨物線の平野駅のほうに入る部分の合流点。デルタ地帯、クリ部分にほぼ廃屋になってしまった一塊の住宅がある。そして周りが廃屋となってもまだ現実に住んでいる人がいる。そこを表側から見てみようと回り込んだところ、その家の前には住人と思しき人が表に出て立ち話をしていた。これにはさすがにボクもヒゲもひるんでしまった。もうこれ以上は踏み込んでいってはいけないと。

 そこからさきはまだ貨物線は生きている。その貨物線にそってしばらく北上。と、いってももはや線路内を歩くことはできないので、これに沿った道をひたすら歩く。周りは阪神工業地帯を支えるいくつもいくつもの町工場が連なっていた。


■2004/01/18 Sun■  フットワーク

 大事なのは瞬間の思いっきり。楽譜とおりに弾けるのもそれはそれで基本だろうけど、何が気持ちがいいかというと、その瞬間に閃いたことを音に出せるかでしょ。それは演ってるほうにとっても、聞いてるほうにとっても気持ちがいいことだと思うよ。
 そんなことを急に思い立ったのは、お昼をまわってやっと目を覚まし、ふつうなら家の中でうだぁーーっとしてるところを、きょうはこの数日にくらべて天気もいいし、これは家にいてはいけないと。いつものようにコーヒー飲んでトースト食ったら、ばっと外に出た。この思いきりだね。って、それで普通か。というか、昼過ぎまで寝てるってことのほうが普通じゃないね。
 家を出たのが3時前だったから、そう遠くまで行けなくて、近場をてくとこ、カシャカシャッ。1月も半ばを過ぎるとちょっと日が長くなってきて、いい具合の光の時間が長くてよろしい。冬の方が太陽が低い分だけ影がきれいにできるんだよね。上町断層崖を上がったり下がったり。途中もちろn北天下茶屋の駅のホームに座ってたこ焼きを食すなんて、他人様から見れば情けなさそうなおっちゃんです。結局、阿倍野の墓場の裏まで歩いて、あとはちらっと飛田でお姉ちゃんの顔を眺めて、ん〜、飛田を通るときってのはどういうわけか金もってねぇ(爆死)

 ところで、話は元に戻りますが、決断力というか、そうたいそうなもんではなくて、思いきりの良さでもなくて、思いついたらすぐ行動に移せるというのはエエことだよ。それもしてみたいけど、あれしてこれして、そんでからなんて考えてたらいつまでたっても始まらない。結局、あのときああしといたら良かったぁなんて悔やむばかり。やってみておもろなかったら止めたらエエねんし、食わず嫌いならぬ、やらず嫌いってことにもならんで済むっしょ。
 もっとも思いついたことをすぐさま行動に移すってのはヱエだろうけど、思ったことを何でも口に出してたらあきませんけど(苦笑)

 






■2005/01/18 Tue■  「わたし、おいてかれた」

熱中症
...あぁ、母さん、熱いよ、水がほしい、水。頭の中が朦朧として.....そう、じゅくじゅくと根腐れを起こし始めているんだ。やがて気がついたら何もかも朽ち果てて行くよ。春が来ても
それを言ったらおしまいだろって。でもあんたはそんなことなどわかるわけないよな。その一語にぷっつり切れてしまったオレが悪いのさ。まさか、その一語がオレをプッツンさせるなんて、あんたは思い及びもしなかっただろ。誰にでも通じるだろう、その一語、一言じゃなくて、たったの一語だよ。
とにかくダメなんだな。その一語に拒否反応が体全体を駆け巡るアレルギーのようなものさ。オレだってあんたがそんな一語を発するとは思いもしなかったさ。でもあんたは不用意にもその一語を口にしてしまったんだよ。その瞬間に、オレの中のあんたのイメージはがらがらと崩れ去った。バカ女....としか思えなくなったのさ。そう、オレは幻影を見ていたのかな。それとも見させられていたのかな。オレにとってはほんの夏風邪のようなものさ。

ニャーの歌う"壊れそうなレディー"の中に、「わたし、おいてかれた」というフレーズがある。歌詞カードを見て、初めて気がついた。そのことを当のニャーに話すと、ふふふ、してやったりと笑ってたな。
そして「声のかわりに足がほしい」ってか。




メールでツッコミ

1997|09|10|11|12|
1998|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
1999|07|08|09|11|12|
2000|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2001|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2002|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2003|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2004|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2005|01|02|03|04|05|06|09|10|
2006|01|04|06|07|08|12|
2007|06|07|10|
2009|12|
2010|01|02|04|09|10|12|
2014|05|
2016|08|
トップ «前の日(01-17) 最新 次の日(01-19)» 追記
まごアン