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うらまご/まごまご日記/まごっと/まごれびゅ/P-FUNK/maggot

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■1998/02/15 Sun■ 

「おかべぇ〜」というアナウンサーの絶叫で目がさめた。オリンピックやねんなぁ。ぼーっと寝転がったままでラージヒルの1本目を見る。しかしなぁ技術とかを越えた風なんかの条件が勝敗を左右しすぎるよなぁと思いながら、ついつい2本目を見てしもた。
そしたら原田が136mとんで、あれってすごいなぁ、なんじゃかんじゃ言われながら、こないだのノーマルヒルでもちょっとした風で負けてしもとるから、運がないというたらないねんやろけど、そんなもんをふっとばしてしまうようなジャンプで、あれには感動したわ。賭けとってんねぇ。船木が優勝したけど、その船木の金より原田の銅のほうがすごいなぁと思ってしまう。
きのうはニイさんがマックを買うのにつきあって家まで行ってセッティングしてやった。そのきのうはヴァレンタインやってんなぁ、久しぶりに淋しいヴァレンタイン。思い出して落ち込むなんてことももうなくなったなぁ。
希示奈の誕生日だったけどね、電話してみたけど、夜にICQで会ったからおめでとう。
火曜、水曜も連休やって、その間にA.K.Oのボードとサクラのボード作って、やものボード作るの手伝って、こないだの東京行ったときの日記を書いて、そんなんしてたら、あっという間に一週間がたってしまった。この土日は暮れの大阪オフのんを書いてたし、先週が忙しいというより、東京でいろんなことがあったから、今週は静か。まぁそうでもないとやってられないか。

■2001/02/15 Thu■ 

中森明菜
CRIMSON
空いてる時間に、きのうの林真理子の続き読んでた。したらN尾が
「これが読め、言うたんかいな」と小指を突きだしてる。
ああ、ちゃうちゃう、ボクの趣味、ボクの趣味(^_^ゞ だいたいですねぇ、ボク、かなりに女、入ってるでしょ。男の読んでるような国を立ててとか、ああいう類いの本は大嫌いなんね。池波正太郎だとか、「三国志」だって、ゲームやってるときにちょっと読んでみたけどすぐにほっぽりだした。「宮本武蔵」だとか、ああいうの、読んでみようという気すらさらさらない。だいたい、次、生まれてくるときは女に生まれてこようと決めてんだから(笑) 
で、つぎ、生まれてくるから、女の方が快感は大きいとかに話が流れて、男なんて、その瞬間、ええとこ10秒だろうとか。
そいで、話を元に戻すと、竹内マリアの「駅」ね。竹内マリアというより、ボク的には中森明菜の「駅」なんだけど、その《2年の時が変えたものは〜》ってね。あはっ、とうに2年なんか経ってしもてますぅーが、その2年後の大どんでん返し、おもろかったんだよ、林真理子のね。そういうオトシマエをつけるかぁって。
あ、そうそう、N尾が、こいつやぞ、顔を想像したら、その気にならんだろって。そんなもん想像すんなよ(笑) ああいうどんでん返しってのは、林真理子だから書けるんだって、なんべんも痛い目遭うとるから書けるんだろ。そういや、山本文緒だって、写真見なけりゃどんな女かいなと思うてしまうんだけど。
あ、そいで、また話を元に戻すと、その「駅」の話をしてたんだよね。今度はN尾じゃなくて、まぁ誰でもよろしやんか。そしたら「OH NO, OH YES!」になって《通りを渡れば すぐに》って、うんうん、そういうこともあったのか、「悲しみが止まらないでぴんと杏里ってわかったよ」って。あぁ、そなんだぁ、なるほど、なるほど。。。と話をぼやかしておいて(笑) 
というわけで、ミックジャガーがいいな(笑)


■2003/02/15 Sat■  きのうはバレンタインデー

 朝早く、いつもの時間にテレビが爆音を発している。隣で寝ているBに「起きろ」と揺すってテレビの音を小さくさせて、そのまままた寝る。
 つぎに目覚めれば11時過ぎ。いつの間にBが出ていったか、知らない。きのうの晩に、「あしたまた朝起こしてね」「あした、やすみ」とそのままジーパンはいたままでばたっと寝てしまった。そう、休みの日はうれしい。ゆっくり本を読みながらコーヒー飲む。とくにきょうはバレンタインデーにもらった手作りのクッキーやケーキをぼそぼそつまみながら。
 なんでもジャニーズ事務所とかには大量にバレンタインのチョコレートが送られてくるらしい。事務所の人間だけでは処理しきれない量らしくて、それでもめぼしい高級なのはきっちり確保するんだろうけど、ほとんどは施設などに送られてしまうという。ところが手作りのクッキーなどは、何をやかしてるかわからない、つまりでき上がったクッキーなど一度舐めたり、生地に唾液をまぜたりもしてるらしく、手作りのものはすべて棄てさられる。憐れ、乙女たちよ。ボクはちゃんと食べたげるからネ。来年もいっそう腕を磨いて美味しいのちょうだいよ(笑)
 唾液を混ぜるで思いだしたけど、山田詠美の『蝶々の纏足』だったか、アイスクリームに唾液を垂らしてぐちゅぐちゅと混ぜたのを「食べなさい」とさしだす話、あれはよかったなぁ。唾液というのはエロいのだよ。同じものであっても涎になると滑稽だけれど、とにかく唾液はエロい。正常位で女の子に大きく口を開かせて男が唾液を垂らす、そういうAVがあったけれど、その監督さんよくわかってらっしゃる。ボクもわざと舌で唾液を送り込むようにキスしてるときってありますです、ハイ。
 さて、やっと話が元に戻って、コーヒー飲みながら、きのう着いた荒木経惟の『センチメンタルな旅・冬の旅』をながめる。以前に図書館で借りてこれはきっと持っていたいと思った。自分のものにしてしみじみ見る。
 荒木の新婚旅行のときの写真をそのまま自家出版した『センチメンタルな旅』? これなんて高くて手に入らないヨ ? 、それに陽子さんが子宮肉腫で亡くなる前後の『冬の旅』をくっつけて一冊にしたのがこの『センチメンタルな旅・冬の旅』
もう我慢できません。私が慢性ゲリバラ中耳炎だからではありません。たまたまファッション写真が氾濫しているのにすぎないのですが、こうでてくる顔、でてくる裸、でてくる私生活、でてくる風景が嘘っぱちじゃ、我慢できません。
 と、扉に下手っくそな荒木自身の手で書かれた一文が。この一文は『センチメンタルな旅』のときのだけれど、それから30年ほど経っても嘘っぱちばかり、むしろ嘘っぱちが大手振って横行してる。さすがにセンシティブな荒木経惟ならずとも、ボクでさえ我慢できない。
 この『センチメンタルな旅・冬の旅』をあらてめて見ていると、きゅんきゅん伝わってくる。一枚、一枚を見てると、何、これ? プロの写真家が撮った写真なの?と思えるかもしれないけれど。ちょちょっと涙がうるうるしてしまうヨ。
 例えば、「病院への近道の階段をこぶしの花を抱きかかえてのぼった。」という写真。陽子さんが危篤状態になったと知らせを受けて病院に向かうときの一枚だけれど、ふつうそういう火急のときに暢気に写真を撮ってる場合でもなかろうとも思える。だけど、だけどね、そういうとき何かことばにありえないまでも表現したいという衝動が沸き上がってくる。それがたまたま荒木経惟が写真家だったから写真という形で残しておきたい、残さずにはいられない、これってむしろ人間の正常な行動なんだと思う。

 にゃー様と萬志郎の結婚パーティーの案内状が届いてた。バレンタインデーに合わせて送りつけてくるなんて奴ららしい。コーヒーを飲みながら「ご出席」の「ご」の字を消した。

 


荒木経惟
『冬の旅』より

 


■2004/02/15 Sun■  欲望

勝一郎は草のにおいがした。勝一郎の唇がフサのツンと固く張った小さな乳首に触れ、手が太ももの奥に触れ、フサは体が熱くほてったまま勝一郎が自分を呑みつくす潮のように思い、勝一郎の固い体に身を擦りよせた。

 中上健次の『鳳仙花』を読んでいて欲情を催した。しなくてもいい日記の整理をしていて、欲情はさらに昂じてしまった。仕方がないので、誰もいない日曜の昼下がり、独りでエロビデオを見たが、欲情は昂まるばかりで解消されることがなかった。うずうずとした感覚が下半身に沈積してしまう。夜になってアントニオーニを見ているとますます増殖膨大するばかり。




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