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うらまご/まごまご日記/まごっと/まごれびゅ/P-FUNK/maggot

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■2001/06/01 Fri■ 

JANIS JOPLIN
I GOT DEM OL' KOZMIC BLUES AGAIN MAMA!
 ぐはは、きのうは寝ぼけ半分で適当なこと書いてる。。。
 きょう、一緒に行った8や酔狂に聞いたら、連中も帰って、またすぐ寝たという。やっぱり熟睡するのにも体力がいるんだということをみんなで確認。呪いという説もあるけど、やっぱり湯あたりしてたんやろね、全部で2時間ほど風呂に入ってたからなぁ。
 先週1週間はけっこう鬱陶しい天気が続いたけど、6月になった途端、きのうの温泉ですっきりしたせいもあるんだけど、すごく爽やかな天気になってた。その爽やかな気分ですっきりしゃっきり、朝のうちに『三文オペラに恋をして』も読みきってしまう。思うに何十年も深く静かにブレヒトを想い続けているというのは、いくらフィクションであってもすごいな。自分自身のかつてのブレヒトへの思い入れとオーバーラップして、ボクがブレヒトにずっと恋し続けていたわけではないけど、だってむちゃかっこエエやん
あんたは行っちまう、ジョニー
わけも言わないで
あたしはまだあんたを愛しているのに、ジョニー
初めて会った日のように、ジョニー・・・・・・
くわえ煙草はやめな、この下司野郎
ひょぉーっ、かっちょいいいいいい! このかっこよさに騙されんだよなぁ、ブレヒトのようなろくでなしに。それでも、ブレヒトのかっこよさが「ぼくたちの悪どさ」をすべて覆い尽くしてしまう。長い長い時のスパンを越えて最後に死ぬ直前のブレヒトに会うところでは、こっそり図書館の隅でぽろっと来てしまってた。
 「ぼくたちは、なにかをしようとした仲間の片割れだ。なんでもやろうとした。ぼくたちは、未来のすべての傷ついた指が指し示す、そういう人間なんだ」
 どうしてかって、それはずっとずっとずうううううううううううっと好きだったから。初めて会ったときから、好きだったから。好きで好きでたまらなかったから。初めて会ったときのこと、覚えてる?「あたしだい」と山台から跳び下りて来た日のこと。
 昼からはうってかわって『同行二人』 いったい何しとんの?仕事もせんと。『同行二人』はこないだから読んでる短編集『桃』の一節ね。へぇ四国のお遍路さんて西から東に向かったのか、知らんかった。あの四国の西の果ての佐田岬半島、地形的には中央構造線そのもだけど、そんなこと言うたら実も蓋もないでしょ。「西に沈む太陽が真っ赤に」(いま手もとにないから正確な引用じゃないけど)というのは佐田岬半島を思い起してたけど、ちゃうね。でも佐田岬半島ってすくっと西に延びてるやん。まるで天竺でもめざすように佐田岬半島を西へ西へ歩いて(笑) まぁいいかぁ。勝手に自分で情景を、映像を創り上げてしまえばエエねんやんか、小説なんて。ん〜〜こ、そこだけじゃなくて、自分なりにいろいろなシーンの映像が浮かんでくるのね。この『同行二人』なんて映画にしたらすごいおもしろいだろうなぁ、なんて思いながら、一気に読んでしまってた。すぐ近くじゃ、あしたの3レースはどうちゃらこうちゃらとか言うてるの。君ら、ときめくってことないんかい。。。うーん、でもときめくというのからは程遠い顔しとるね、彼ら。まぁ、それも人生だろうけど、やっぱりああいうのは好かんわ。

■2002/06/01 Sat■  朝寝朝酒朝湯小原庄助的生活

Brothers Johnson
Look Out For No.1
 さすがにきょうも朝寝というわけでなく、とうぜん朝酒はやっとるわけですが、ボク以外は。そして朝湯がついたら完璧なのです。ぷらぷらと歩いてみみずくの湯へ。が、閉まっておりました。そんな朝寝朝酒朝湯という小原庄助的生活は世間様が認めてくれません。が、ここで屁をたれない、もとい、へこたれないのが極悪オヤジスクワッド。みみずくの裏の女湯の見える畑の中を散歩。裏から見ると女湯には目隠しのカーテンがひかれてんだねぇ。あんなとこにカーテンひいたら湯の中からお山が楽しめないでしょ。どばっと見せたらんかい{^。^`;ヨホホ
 畑の中で連中、また持参のエビスで乾杯してやがんの。
酔うてこそなんぼの人生哉
 畑には蛇もおります。ところがこの極悪スクワッド、蛇にじゃからっきし弱い。誰ひとりふん捕まえて串に刺して焼いて食うたろかなどできゃせん。蛇やぁ、きゃ(/\) アカンでそっちのほう蛇おるんちゃうかぁ

 みみずくが閉まっていようが足湯があるさ。タダで入れる足湯があるさと、念のために申し添えておきますと、白馬の駅をまっすぐ上がった、いわば八方のど真ん中に、モニュメントのように足だけつけることができる足湯があります。そこであろうことか、服を脱いで、さすがにパンツだけははいて腰まで湯に浸かり始める始末。(ウ^_^ソ)です。熱うて、足つけるだけでもギャおギャお喚いて、そしたら、そういうことには長けているヒゲ、近くのトイレからゴムホースを持ちだしてきて、すぐ横の散水栓から水をうめてええ塩梅。ちんまり並んで足だけつける極悪スクワッド。足だけつけてるだけでほこほこぬくもってくるなあと、しかしよく考えてみると、わしら温泉入っててもそのほとんどが足湯なわけ。たまにちょっと肩までつかって、ほとんどは風呂のへりに座って足だけつけてうだうだうだうだうだうだうだうだうだうだうだうだうだうだうだうだうだうだうだうだうだうだうだうだうだうだうだうだうだうだうだうだうだうだうだうだうだうだうだうだうだうだうだうだうだうだうだうだうだうだうだ・・・・・もういいでしょ。
 さて久保田荘に戻っていよいよお好み焼パーティー。兄ちゃんに大阪のお好み焼を食わせようという腹。が、しかし、大阪の人間ならすぐわかることですが、大阪の家庭にはそれぞれの家にお好み焼のレシピがあるわけです。大阪百万世帯あれば100マンコのお好み焼レシピがあるわけです。粉の配合のしかたひとつ、具に何を入れるかも千変万化、あ、言葉間違うたらアカンがな。百戦錬磨、ちがう、千差万別。そしてそのそれぞれがうちのお好み焼がいちばん美味いんじゃと思うてるような連中ばかりであります。中にはお好み焼をおかずにごはん食うやつもおりますが。
 それで、あーじゃこーじゃとうるさいのなんの。かつお入れへんのか?ほっといてくれ、うちは入れへんのじゃ。結論から申しますと、あのお好み焼は失敗作です。イモがあんだけゆるかったらアカンがね。おまけにごりごりキャベツ。甘みがどっかに逃げてしまったキャベツでは勝負できん。なんぼ素材を選ばん、ほれどっちの料理ショーでやってるやん、山芋は長野県の白馬村で丁寧に一本ずつ掘りおこされた山芋ぉぉ〜〜〜!というのはダメです。素材がなんであっても美味しく作れるのが真の料理人、とは言え、あのキャベツではいけません。オレは100%山芋のお好み焼を食わせたかったおだよ。北ヤマト園の山芋初めて買うたときは感動したけどね、おろした瞬間、この粘り加減はまさにお好み焼のために作られた山芋と信じ、さくっとくる焼き上がりにはほんと感動したのに、あれではそこらのスーパーで売ってる長芋と変わらんじゃないの。ちっ、すっかりふさぎこんでルーツが同じヒゲが焼くのを待ってました。一方の大量ネギ入りお好み焼は口に合わん。ね、ね、大阪の人間はお好み焼はうるさいのだよ。キミに美味くてもボクには美味ない、ボクに美味くてもキミには美味ない。その狭間で揺り動かされる真性信州人の料理長やいかに。
 お好み焼に疲れて昼寝。そしてみみずく。そろそろ書くのも疲れてきたのだ。そして夕飯。馬刺、あゆの唐揚げあんかけ、三段重ねにはとうがんの穴子はさみ、肉のなんちゃら・・・・・こうして食うて寝て食うて寝ての二日間は終わったのであった。
 何の因果でわしだけ晩からバイクでひとり大阪まで走らなアカンの。ちっ、なんぼ仕事とはいえなぁ。が、しかし、仕事あるからとこんな生活パスするもったいないお化けも世の中にはおるわけで、多少無理しようが、ひとりでバイクで寒さこらえて走ろうが、この至上の幸福はなにものにも換えがたいものがあるのだよ。
 ほとんど来た道、いつもの道を走って、さすがに寝るだけ寝たから、走ってても眠たならへん。それも耳に詰めたi-Podからはシャッフルで間断なく流れてきます。あぁ、絶叫するコトよ、♪〜あぁぁぁ果てしない夢を追いつづけぇぇぇぇええええげほげほ。(良い子は真似しないように)
 雨も大桑のあたりで一瞬ぱらぱらと来ただけでそれもたいしたことなく通過して、9時に出たのが夜中の2時に春日井。行きのロイホで味をしめたから、春日井のデニに飛び込んだら、これがまちがい。女だらけ。女いっぱい。思えばきょうはみんな腰振りあうサタデーナイトじゃないですか。そうすると、この時間にこのデニにたむろする女たちは、しかも女ばっかり4,5人集まって、うーむ、道理で.。。。。天は不公平を分け与えたのね。
 大阪に着いたら、すっかり夜が明けた6時半。

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