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■1998/10/10 Sat■
[
長年日記
]
一年で一番晴天が約束されてる日というてもええでしょう。きょうは。しっかり晴天。でも2, 3年前だったら、こういうとき前の晩からでやぁ〜っと走れたんだけど、どういうわけか、走れなくなったなぁ。ちょっとオジン化傾向にある。眠たすぎるんよね。眠たくて眠たくて前の晩に早よ寝て、朝4時起きで、急いで用意して、飛び出したのが5時半。例によって西名阪から名阪入ったら、寒くて寒くて、だから朝早くに走るのはいやなんだよ、バイクの上でがたがた震えてる。あ、バイクはもちろん新しいShadow...ふふふふ。名阪の亀山を過ぎてやっと日もあがってきてちょっとは寒さもマシになったけど、パッチも履いてなかったことをおおいに悔やんでしまう。もう若くはないんだから。舐めたらアカンぜよ。ばしばし高速走って、というても、Shadowは図体がでかいくせに400だから、下手するとバハの方がよう走る。それでもバハのようにしゃかりきになって走ることもいらないで、ゆったり走ってられるのがいい、とくにこういう高速はそう。
あ、どんどん走らせます。でなきゃ、いつまでたっても着かんでしょう(笑) あ、この日記の話ね。名古屋西も過ぎて、東名阪でぐるっと名古屋を迂回して、それで名古屋インターから東名に入って、ははは、バハのときとはうってかわって高速ばっかり走ってるやんか。はい、ばりばり走って、浜名湖SAで休憩。9時半ちょっと前。おJUNKO様に電話入れて、あした帰りにちょっと寄ろうかなと。JUNKO→仕事、ボク→遊び、はぁ〜お気楽、お気楽。しかしだ、それにもましてお気楽なオヤジ3人。なかでも遥山泊、部屋の中から電話してくんなよな、しかも「あ、ちょっと待って、いま女の子と替わるから」いらんちゅうねん(-'-) はい、はい、ええですねぇ、すっきりさせて。ええですよ、ボクにはハニーがいてるもぉ〜〜〜んだっ。ちゃんと操たててますぅ。でもなぁ〜〜(笑) (
この「でもなぁ〜(笑)」はハニーだけわかればよろし(爆)
)
なおもバハバハと、あ、ちゃう、シャドシャド〜と高速走って、清水で下りた。清水で下りて、由比のすまる亭で、かきあげ食うためだよ。桜エビとシラスのかき揚げ、1枚ずつ入った蕎麦を食う。なんかうまいんだよなぁ、ちょっとB級の味だけど。
蕎麦も食うて、やっとツーリングの始まりってところか。高速というのはいくらShadowになっても移動の手段でしかない。
由比のバイパスを蒲原まで走って由比の町まで逆戻り、そこから富士宮へと抜ける県道76号、峠でぱっと目の前いっぱいに富士がけぶっている。そこからしばらく富士を真正面に見ながら下って行った。富士宮の市内は相変わらずごちゃごちゃしてる。さすがバイク日和とあって、何台もバイクが走り回っている。それに輪をかけて車の多いこと。富士宮道路なんかほとんど車は渋滞。退屈だろうな。その横をすり抜けて、今年の夏に雨に降られたなんちゃら牧場を過ぎてから、この前と同じように、勝手に「サティアン道路」と命名した鳴沢へ抜ける道を走る。この前とちがってやっぱり天気がいいというのはなにものにも変えがたいよ。そんでまたこんな道をどっどっどっと走るにはぴったりね、Shadow。
さてShadowはこの瞬間のためにあったというてもええんだけど、待ち合わせ場所は船津胎内樹形(ここ何があるん?)。こっちかいなと信号を曲がってふっと止まって、どうもあそこらしいやとゆっくり走って行ったら、みんなおったがな。まさかボクがアメリカンに乗って現れるなんて夢にも思うとらへんから、7, 8人かたまってる真ん中めがけて突っ込んで行ったった。
「
なんだぁぁぁぁ〜〜っまごさんっ!!」
「どうしたん、いきなりアメリカンなんか乗ってぇ〜」
ぎゃはははは、大成功っ!! 人をあっとビックリさせる快感。ふふふ、そのために生きてるようなもんよ(自爆) こういうのは何回でもやってみたい。しかしこんだけものの見事に決まるとは思うてへんかったなぁ。だいたいボクのイメージはきっちゃなぁ〜いバハと固定されてしもてたからね(笑) ひとしきり話題を多磨栗からかっさらって、いざ7台だかつらねて別荘へ。ただひたすらついて走り、同じような道をいくつか通り過ぎ、さすが関東の別荘地、閑静な中を、どどどどどどどどっとエンジン轟かせながら入って行った。こいつら何モンやと思うとるやろなぁ。まぁとんでもない連中と思うてることに間違いはない。しかしやね、関東の別荘地はほんま関東の別荘地やね、なにを言いたいんや(笑) あ、いえ、ですね、関西の別荘地というのは関西なんですわ(笑) あたりまえのことを言うな(-"-)
静かな昼下がりの午後、木漏れ日が心地よい。つい、ハニーのひざに頭をのせてうとうととしてしまう。ハニーがそっと頭を撫でてくれる。まるでハニーのこどもになったようにボクはすごく甘えてみたい気持ちになって、ふっと匂ってくるハニーの女を....こぉらぁ〜〜〜っ、何を妄想しとるんぢゃあああああ、ここはオッサンばっかリの世界。いちおうシチュエーションは抜群であっても、オッサンしかいない世界。ボクは急速に現実に引き戻された。が、しかし寝起きのちんちんはなぜかびんびんであった。
う〜みゅ、なんせ関東の別荘地だから、ここは、関西の別荘地ぢゃないんだから、もうちょっと気取らせろよ、っていうたってオッサンのマンズマンズワールド、でぃしぃざぁまぁ〜ん、芸のないバーベキューで夜は更けて行ったのである。こないだの全国オフとかわらんぢゃないの。ひとこというといてくれたら、
真っ赤に燃えるキムチ鍋
・・をい、ぜんぜん変らんぢゃないの、レベル的に。そうね、関東の別荘地だから、鴨のローストに、ワインは、ねぇハニー、ボジョーレ・えええい、なんでわいがワインの銘柄知ってんなアカンねん、川島なお美やないど。
このむさくるしいオッサンだけの宴席でボクは酔いきれなかった。というか、飲んでなかったのね。というのは、このむくつけきオヤジの集団の中に一人の若き女を生け捕りにして来るという重大な使命をになっていたのであった。
いそいそとボクは、あれ誰のクルマだった、あ、ブンちゃんのか、なんやった? 忘れたけど、とにかくクルマで彼女を迎えに出ていった。あたりはさすが関東の別荘地、まっくら、どこにひっぱりこんでも、こぉ〜〜らぁぁぁ〜〜っ、なに妄想してまんねん。ほんまに完ぺきにオヤジモードなんやから。
彼女は10時まで店を開けてなければいけないという。そのちょうど閉店時刻をねらいすましたかのように店の前にクルマを停めた。そうしてボクは胸をとどろかせながら、彼女一人っきりの店の扉をあけた。むせかえるような女の匂い、そうして目を射るばかりの...あ、アカン、これ以上書いたら、またおこる(笑) 内緒、内緒(笑)
あ、別にボクと彼女はなぁ〜〜んもありません。たまたまネットの中で知りあったというだけで、なんかあったら書くかいな(笑) いや、それでね、ボクが行ったらすぐ店閉めるんかと思うてたら、ちょうどインターネット接続してたところで、そっからなんやかんやと話してて、あ、でもかなり目のやり場に困る場所なんだけど、いろいろしゃべったなぁ、書いたらアカンような話もあったかなぁ、文楽がどうたらこうたらとか、非常に文化の香り高い話もしておったよ(笑) っと気がつけばもう1時。なんたるサンタルチア。全然若き女を生け捕りにして来るという重大な使命を果たしておらんのであった。けっきょくボクだけええ目、あ、ええ目というても、オヤジどもがかんがえるようなええ目ではなくて(笑)、若い女の空気を吸ったというだけね。こんなことなかったら、オヤジのくさぁ〜〜い空気吸ってなアカンわけでしょ(自爆)
案の定、帰りは道に迷った。さすが関東の別荘地である。こんなことなら、せきたててクルマに乗せて生け捕りにしてきて、道に迷うのだったなぁ〜って、くぉ〜らぁ。そんなこと考えてませんって(笑) ハニーいるもん(笑)
別荘にやっとのことで帰りつくと、もうみんな寝てた。もこっと起きてきたナナとか、じんじんとか、あと誰だったか、たたき起こしたよなぁ。まだ2時になってないというのに、今年はなんかお上品だねぇ。どうも最近、パパクラ、お上品でいかん、と、ふと思い出したら、朝に多磨栗やってんだよねぇ、やっぱり下品なのだった。ふっ、お疲れってところか(笑)
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まごアン