まごまご日記(2000-05-28)

　朝起きてみると、うーん、雨はきれいに上がってたね、ちょっと雨でも降ってくれてたら、山に上がらなくてもすんだんだけど、やっぱり山に登らないとあきませんかぁって、いちおう大義名分は、残雪の白馬岳を間近に望むだから、上がるだけ上がりましょう(笑)　って、朝起きたの９時前だもんねぇ、スキーの時とちがうっちゅうねん。
　きのう夜遅くルンルンとやってきたＹ川なんてニッカまで履きだすんだもんなぁ、まぁそういうボクもいちおうトレッキングシューズの用意だけはしてきたけど。ほんとのところはこういう天気、つまり悪天候、ぎゃっそうでもないか、天候が良くなる傾向だから、まぁそれでもすかっと晴れ上がってるわけちゃうしね、なめたらアカンぜよ、と、はい、舐めてました。
　ゴンドラでうさぎ平、さらにリフトで１ケルまで上がると、もう頭はちゃんと切り替わってたって、ちゃんとスイッチ入ってたって。しかし今年は結構雪が残ってたなぁ。黒菱なんて最初の崖はアカンけど滑ろうと思うたら滑れんことなかったし、てっぺんのリーゼングラードなんかも滑れるんだろうな、さすがに誰も滑ってへんかったけど。渋る姫２人を「３０分程やから」「荷物持ったげるから」「ストック　貸したげるから」「ほら見えるやん　あそこまで」と巧みに騙したのはボクではありません。
　八方池までゆっくり歩いてちょうど１時間。途中、雪渓というより残雪を横切ったりしておもしろかった。白馬三山は稜線がガスってしまって全く見えなかったけど、鑓や杓子のカールがきれいに見えてたしね、不帰もすこーんと晴れ上がってなかったけど、いちおう間近に見えて、下のほうを見たら、緑がじわじわと山の上に向かって這い上がってきていて、雪の白と新緑のコントラストがきれいだった。

　八方池はこの時期だとまだほとんど雪に埋もれてるんだね。八方池に逆さまに映る不帰の嶮を期待してたんだけど。姫二人もよく登ってこれて、とくにＴのほうね、アレだっただけによかった、よかった。ボクはなぁーーーんもサポートしてませんが(笑)
　山から下りてまずそば神でお昼。ボクは冷たいわさび蕎麦。そば神の蕎麦は久しぶりだなぁ。あそこのもけっこう好きなんよねえ。もう少し安かったら言うことないんだけど、でも同じ更級だったら、くぼた荘のほうがやっぱり美味しいのは贅沢言いすぎか。
　ところでくぼた荘におきっぱなしのスキーのウェア今回は持って帰ろうと思ってたのに無いんだよねぇ、なんで？　ひょっとして冬に持って帰った？　まさか？　出がけにばあちゃんの顔見に行ったら、ばあちゃん初めボクだって気がつかないんだよなぁ、「おヒゲがなくなってるから気がつきませんでしたよ」って、耄碌が始まったか(笑)　でも隠居して日なたぼっこ部屋にこもるようになってしまってから脚が急に弱くなったようで気になる。やっぱりいくら年をとって足腰が弱ってきても使わないとどんどん弱るんかもしれない。
　Ｙ川の提案の帰りがけに鬼無里に水芭蕉見に行こうというのが時間の都合で、居谷里湿原に変って、あ、そうそう、ボク、くぼた荘にポーチ忘れてきたんだよなあ、木崎湖まで来てから気がついてんだもんなぁ、耄碌が始まったか(笑)　居谷里湿原では辛うじて「咲き遅れた水芭蕉」(うるせぇ〜〜んだよ、Ｍネ、そんなんだからぁぁぁ）がちょうど二つ残ってた(笑)

　有明まで走って老人健康センター、ここも久しぶり、ちょいと熱めのお湯がたまりません。そうこうしてたら、豊科インター入ったのがちょうど７時。こりゃがんばって走らないとアカンよなぁって思ってのに、駒ヶ岳あたりまで来たら、眠くてたまらん。晩飯休憩、といってもボクは高速で食うモンなんかあるかぁってカレーヌードル焼け食いしただけだけど、そのあとＹ川に運転替わってもらった途端に爆睡。どうもきのうの晩に一服盛られたのがこたえてたのかもしれない。そのまま大阪まで。１１時ちょい過ぎ、天王寺で解散。

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