帰ってきてみんなに言われたのが「ヨーロッパ暑かったやろ」。が、マドリッドでは39度などと、確かに気温は高かったけれど、空気が乾いているのでそんな暑いとは思わなかった。パリも、前日までは40度越えたりしてたらしいけれど、最終日なんて寒いくらいよ。それに比べたら、この1ヶ月の日本の暑さはどうよ。とくに大阪の蒸し暑さときたら、たまったもんじゃなかった。今年は冷夏だと、ヨーロッパに行く8月の初めに騒がれていたけど、そのあともお盆までは冷夏で、台風まで来たらしいな。お盆過ぎからやっと暑くなって、ヨーロッパから帰ってきた20日過ぎがどうも暑さのピークだったらしい。こりゃたまったもんじゃない。帰ってきてすぐの頃は時差ボケなのかと思ってたら、そうでなくて暑さで寝られない状態が続いてほんまにばてた。あせもなんてのもできたくらいよ。 9月になっても、関東からあっちは涼しくなったらしいが、関西はもうむちゃくちゃに暑くて、朝からじりじりと照りつける太陽で、何もする気が起らない。まさにタイガース熱。
さて肝心のタイガースのほうは、7月初めにマジックが出て、あとは決まるのはいつだってだけになってた。ヘタすりゃ8月末だなんてね。ヨーロッパ行ってる間に決まったらどうしようなんて。ところが、さすがタイガース、死のロードでやってくれちゃって、ボクがヨーロッパから帰ってきてからもころころと負けてくれて、死のロード終ってみれば、4勝11敗。あの頃はセリーグで一番弱かったな。ところが甲子園戻ってきたら、これがあのタイガースかと。ここらあたりからもう晩になったらテレビの前に釘付けで、終ったら終ったで、タイガース関連サイトばっかり見て歩いて、ほとんど何もせず。実際、夏バテと重なってたからな。 ここらあたりは何もうちで書くこともないのだが、《阪神タイガース18年ぶりの優勝の軌跡とまごちゃん》が本日のテーマですからね。そして8月末からの甲子園7連勝マジック5で、いよいよに迫ってVロードへ。誰もがそう思っただろうけれど神宮で決まると。ところがどっこい神宮、名古屋と、1分けはさんで5連敗。しまいにはどうでもええから決めるのなら甲子園で決めてくれいと星勘定して(ここらはうらまごの9/10〜14あたりに詳しく書いたから)なかば中日応援。 そしてマジック2で迎えた15日ですよ。ゲーム始める前は、きょうは負けといて、その間にヤクルトに負けてもらってなどと調子のいいこと考えていたのだけれど、ゲームが始まったらもうどうにもこうにも止まらない。はじめのうちはTon2とメールで「いらいらいらぶぅーたれ」などと送っていたけれど、5回に1点差に追いついてからというもの、もう無我夢中。これはタイガースファンなら当然のことなんですが。8回に片岡のホームランで追いついた。そして9回。冷静になって考えれば、その日でなくても、あと数日で決まるんだから、そう興奮しなくてもよさそなものなのにね。赤星が打った瞬間に、悪くても犠牲フライでサヨナラとわかる打球だったので、手にしていたメガホンでそこらをどつきまくって、テレビに映しだされた大騒ぎに涙がでてきてたのだ。 18年前の優勝決定の時はそう涙が出てくるってことなかったのにね。ただ最終戦に甲子園に行ったとき、ペナントをもって場内一周してるの見て、そこにアキレス腱断裂で優勝直前に戦線離脱してしまった山カズ(山本和之)を見つけたときには涙が出て止まらなかった。 今年は早々と当確出してしまったから、息が詰まるようなことほとんどなかったからね。と、言いながら、サヨナラ勝ちでマジック1になって、ヤクルトが負けてるのを知ったら、いても立ってもいられなくなって、梅田にとんでった。もう落ち着いたいまになって考えたら、オトナしくテレビで胴上げを見、優勝セレモニーを見てしみじみこの18年間に思いをはせるのもよかったかなと思う。 ひとくちに18年と言っても長いよなぁ。前の優勝を機に、Ton2を甲子園に連れて行くようになって、いつの間にかTon2はトラキチになってしまってんだから。そのTon2ももう24でしょ。 ん〜、この18年間なんて書こうかと思ったけど、うまくまとまらないな。この18年間にはいろいろあった、それくらいか。軌跡にもなんにもなっとりませんが(笑)
とにかく、ようやっとクソ暑かった今年の夏も、タイガースの優勝とともに終ったな。きょうは秋分の日。あしたから夜の方が長くなる。