唐組の『百人町』大阪初日。というか、ここんところ大阪スタートだから、文字通りの初演。大阪公演も今年は2日間になってしまったのはちょっとさびしいのだが、まぁ、それはそれとして。 久しぶりに写真撮らせてもらったんだけど、今までは後ろから長いので撮ってたので最前列からGRで撮ったんだけど、画角がほぼ決まってしまうのは仕方ないにしろ、まぁおもしろかった。 肝心の芝居の方は、これまでの稲荷-藤井由紀にかわって、稲荷-赤松由美が軸になって展開される。赤松さんがぐっとよくなってきたのもあるんだろうな。若手陣は相変わらず束になってなのだが、そこらもかなりフィーチャーされるようになってきていた。先を見据えた使い方なのかもしれない。鳥さんはちょっと控えめで、辻さんが怪優ぶりを発揮。これまででももっと出てきていいのになぁと思ってた。そして、唐十郎。あぁ、ぐっと出番が少なくなってしまって、70という年齢を考えたら仕方ないのかも。ラスト近くでも、「オレも入れてくれ」と例の水槽に入ろうとするのを稲荷に制止されるのがギャグに。ラストでその水槽を唐十郎自身が下手にしまいこんでいるのが、何ともさみしかった。
1時間半。「電子城」のころの3幕3時間の役者観客お互いの体力勝負からすると、楽になった。でもその分、整理されていて、いい芝居に、そしてわかりやすくなっていた、といっても相変わらず難解だけどw