行てまえとは、誰も信じないでしょ。これだから、なんだかんだって野球はおもろいんだわ。 9回ノーアウト満塁で、とりあえずは1点、2点、ローズに回って・・・ん、西武負けとんだな、ということは悪くて引き分け。ん?ここで同点で9回終わったらどうなるんだ? なんてことをちょっとは考えてみたよ。ここで一発決めたら、即、優勝決定だな、とも、頭の隅っこのほうでいちお計算もしてみたよ。だけど、まさか、そんな嘘みたいなことが、どかぁ〜〜〜っと起こるなんてことは想像してみるだけで・・・・・・・・・ ほんとに起こるとは!!
はい、冷静に分析してみます。ちょっと落ち着いた(笑) いや、きょうはほんまだるかったんだよ。仕事いやいや病再発みたいな。だから晩ごはん食ったあとごろーんと寝転がって、テレビかけてたんだよね。でもどうもきょうの近鉄の調子、よろしくない。あんなもの1回にばばばばばぁ〜〜んとつぶしてしもて当然ってとこなのに、いじいじいじいじ。点をとれるところできっちりとっとかんと、どこぞのエセ乳飲料チームみたいにひっくり返されんぞ・・・いじいじいじ。だからちょいと読売負けてるのに変えて、にんまりしてみたり、ダンジリバカ、きゃははは空振りかい、ぼけぇ〜〜ってね。あ、どこぞのバカな局では、誰が見るねんというゲーム中継しとったな、そんなもん誰が見るかい。 で、9回の表に一発かまされて、3点差や。ふぁ〜きょうの優勝決定はおあずけかいなと、テレビつけたままでマックの前でくたぁーーーっとしとったよ。そしたら、テレビで歓声だ。うを、ノーアウト2・3塁だ。よし、行ってまえ!と再びテレビの前にごろっと寝転がった。8回は中村がヒット打ったけど磯部で終わってしもたから、うーんと6,7で、あ、ファーボール。ノーアウト満塁かぁ。ここでふっとイヤな予感がよぎる。つまりノーアウト満塁は点にならんのだ。しかもベンチの中には梨田がいるではないか。あの、あの1979年大阪球場、あの「江夏の21球」(山際淳司著 参照)が頭をかすめる。 ところがだ、ここであの梨田が、「代打・北川」を告げた。ついおとといどでかいことをやらかした、あのノリの逆転一発を引っ張り出した北川だ。大ボケどたぬき監督に己の息子と天秤にかけて見捨てられた北川だ。 大阪ドームが異様な雰囲気だ。なんか起こる気はした。が、まさか、まさか、こんなことが起こるとは。。。やっぱり偶然が創りだすライブは痺れる。寝転がってたボクは瞬間に
「ウソやぁー!」と跳ね起きていた。いずれ十中八九、遅かれ早かれ決まる優勝であってもこんな神がかり的ドラマが起こってしまうことに興奮せずにはおれないよ。 いまごろ、大阪ドームの前の大正橋からぼんぼん飛び込んでるんやろな(^_^;A