トップ 最新 追記

うらまご/まごまご日記/まごっと/まごれびゅ/P-FUNK/maggot

2020年
11月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30
1997|09|10|11|12|
1998|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
1999|07|08|09|11|12|
2000|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2001|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2002|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2003|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2004|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2005|01|02|03|04|05|06|09|10|
2006|01|04|06|07|08|12|
2007|06|07|10|
2009|12|
2010|01|02|04|09|10|12|
2014|05|
2016|08|

■2005/09/04 Sun■  just another!! [長年日記]

 急激にここまごまご日記は冷え込んでおります。な、なんと、7月、8月は一度も書けず、このページのトップにある月毎のリンクがついには1999年7月から5年間も続いていたのが途切れてしまった。うらまごのほうだって、まがりなりにも毎日書き込んでるようにはなってるのだが、以前はほぼきちっと書いていたのが、1週間のかため書きのようなことにもなってきている。
 別に書くことがないというわけでもなくて、ほら8月には九州にも1週間近くひとり旅してたわけで、そのことも書く気になれば書けるわけです。が、さっぱり書いていない。ね、その昔はバイクで走りながらもツーリング日記書いていたというのに。
 思うに、いまテキストじゃなしに、イメージにどっぷりはまっていて、自分の表現手段がかつてのテキスト主体から、イメージに変ってしまっている。ことばで言い表すことよりイメージのほうがてっとり早いかというと、そうでもない。写すのは1/250秒とか瞬間であっても、そのイメージにめぐり合うまではどんなにしんどいか、よっぽどテキストで好き勝手に書いているほうが楽です。

このmacheteの写真なんだけど、この写真をみたときに、はっと思い当たった。何の変哲もない。少しはげかけたトタンの前に猫じゃらしが生えているだけ。あ、説明しなくてもいいですか、見たらわかる。敢えて言うとなれば、猫じゃらしの緑とトタンの色の組合せがすごくいい。構図っていったって、ふつう、こんなん誰でも写せるやんけと思うでしょ。でも、でもなんですね、

    just another!! / i think it's very important to take just another. / this shot awakes me to what photo is.
と思わずコメントを入れていた。flickrでは半月ほど前から新しい機能でexploreというのができて、いい写真で人の反響にどういうふうにポイントをつけるのか、いまいちよくわからないんだけれど、日に500枚、そのポイントの順に並ぶ。それを見ていると、今までcontactとかgroupなどからしかたどりつけなかったのに、まったく縁のなかった写真が目の前に現れてくる。それも結構レベルの高いのが並んでいる。だから、いきおい、ぽんぽんfav入れてしまってる。でもね、うまい、かっこいい、すごいという写真が必ずしもemotionalかというとそうでもなくて、ある程度のスキルさえあれば写せてしまう。例えば、ミルククラウンなんて、高速シャッターと、ある程度の機材さえあれば、わたしにも写せますってなってしまう。だけど、そうして写されたミルククラウンと、写した人間の生活とは全くといっていいほど関係がない。だから、うわーすごいねの後に続くものが何も出てこない。そういう写真もexploreにはずらっと並んでしまってる。
 久しぶりにテキストを書き出すと止まらないw あ、それで、この半年の間、まるで本職でもあるあのように写真を撮りまくって、やっぱりそれなりに自分でも上手くなったと思うことがけっこうある。ほとんど直感でしか撮ってないのに、どうしてこんなふうに撮れたんだろうとかね、まさに自画自賛。その一方で、悩みまくってるわけです。何を撮るべきなんだろうか、どう撮ったらいいんだろとかね。それが上のmacheteの猫じゃらしを見たときにわかった。なんてことはない、当たり前に当たり前のものを撮ればいいだけだと。そう、just another!!
なんのことはない、それは荒木経惟が言った「もう嘘っぱちはごめんだ」でもあるし、「近所を撮らないとダメ」でもあるし、また中平卓馬の植物図鑑でもあったってわけ。 macheteはmacheteなりに、もっといいカメラとレンズがあればと満足はしてないようだが、ボクが入れたコメントにレスをくれていて、
    「同じ猫じゃらしをもう一枚撮っていて、どちらをアップすべきかとても悩んで、こちらをアップした。両方アップすればよかった! もう一枚の方をあなたのためにアップするよ」
そのもう一枚がこれ。 

 あ〜っ、トタンの右端がめくれ上がっている。あわてて、先の一枚を見る。トタンのペイントがかすかにかすれているだけだ。先の一枚もめくれがあった気がしてた。そう思い込んでただけだった。machete、どちらか一枚だけのキミの選択は間違ってなかった。すべてはjust another。あるがままに撮る。何も変ったものを撮る必要もない。それが自分にピンと来たものをあるがままに撮ればいい。ピンとインスパイアしてくるのは、そのものの向こうに潜む写神なんだから。


■2005/06/30 Thu■  ディレンマ [長年日記]

 あら、まぁーってな具合に6月が終わってしまって、あらまぁってな具合にこの6月一度もまご日記書いてませんです。 でね、いざこうして日記ソフトをに向かうと、さて、この2005年という1年の上半期も終わりで、その総括を書くべきか、この1か月のことを書くべきか、迷ってしまうのですね。
 差し障りのないところでこの1か月のことでも書いておくか。上半期の総括だなんて大それたことを書いたらろくでもない。なんてね、5月末にも5月の1か月のことをさらさとまとめて済ませてしまったな。
 正直言って、疲れてます。けっこう毎日くたーっとしてるわけで、だからうらまごすらまともに更新していない。そのくせ、flickrはせっせと更新していて、これは生命線となるから何をおいてもサボるわけにいかない。と、この切迫感が疲れの最大原因なんだろうな。日曜、火曜の休みの日には少しは休養でもしておればいいものを、写真に出かける。その他の日はもう写真しに出ようなんて元気がなくて、完全にスポイルされまくっとるよ。このボクがスポイルされて疲れてんだから、他の人間はもっともっと疲れてるはずで、それでも疲れてないというのなら、神経どうにかなっとんのとちゃうだろか。とにかくウィークデーは死んでるわけで、空いている時間に本を読む元気もない。誰かさんのことばを借りれば、まさに「もったいない」の一言につきるわけで、これはなんとかしないといけないのは確か。そのための写真であり、flickrなわけだけどね。少しだけ言い訳をしておくと、この空梅雨ですわ。雨が降ったら、いやおうなしに休養できるものの、雨が降ってないとなると写真に出てしまう。疲労の再生産ってところですか。
 その肝心の写真の方はっていうと、結構迷ってるんだよねぇ。ことは4月末の中島のスクラップだよなぁ。元来、あのような、ゴミにはいたく反応していたのに、あれ以来、拒絶反応が起ってしまってるんだよねぇ。かっこよく撮りたいなんてのは自分らしくなくて、それはわかってんだけど、かっこよく撮りたい...ディレンマ。かっこよく撮ろうだなんてしなくてもかっこよく撮れるんだよって、あー、それは誰かさんにボク自身が言ったセリフ。
 というわけで、次のステップに移って行くところにさしかかってんじゃないかと。

 あ、そうそう6月もいっぱい写真、写しましたよって、いちおう、いつどこに写真してたかってのは、bloggerのほう。だけどflickrのカレンダーのtakenを見ると、6月はガタッと減ってる。postにしたって、この半年の中でもっとも少ない。多ければいいってもんじゃないけど、それがスポイルされているってことにあるのは確実。やっぱりなんとかすべきところに到達している。






■2005/05/22 Sun■  京都に写真したことなど [長年日記]

 こないだ書き残したこと。
 いろいろと感じるんですよ。ここしばらく、ずっと頭の中は写真のことだらけだから。人が写しているのをとやかく言ってもしかたのはがないわかっているけど。

 下鴨神社・糺ノ森の水辺に菖蒲が咲いているんですね。そんなことをどこでどう情報を仕入れてくるんだろ。菖蒲園にでもなっていて、一面に咲いてるのならまだしもひっそりといくつか咲いてるだけだよ。それも柵があって、その柵の縁から数メートルのところ。あら?菖蒲、菖蒲と書いてるけど、たぶん菖蒲な。ボクはきちっと見たわけじゃないから、ひょっとしたら違うかもしれない。とりあえず菖蒲にしておくけど、その菖蒲に向かって、大型の三脚をセッティングして、あれは何ミリだろ、望遠でひっぱってるのね。それが3人もね。ご苦労様なことだ。ボクは到底あのスタイルで写せるわけがなくて、そんなふうに撮っているのを見てしまうと白けてしまってね、菖蒲に一瞥をくれただけで、別に撮らなくてもいいやって、だからたぶん菖蒲だったと。きっと美しい写真が撮れるんだろうな。でも、そうまでして撮らなくても、誰かが撮ってくれるでしょ。その場はさっさと行きすぎて、ものの50メートルも行かないところに、ほれ、シンビジューム?にかすみ草。なんでこれ撮らないんだろうね。有り難みがないんかねぇ。縁結びの願かけ用に、いっぱいあって、よりどりみどりで撮れるのになぁ。あんな大層な機材なんかなしで撮れるのになぁ。偶然、その場に菖蒲を見つけたら、ボクも必死こいて撮るかもしれないけれど、どっかのカメラ雑誌にでも載ってたんでしょ。そんな情報見てわざわざ撮りに行かないね。
 それからまたぼやーっと歩いてたら、北山通まで来ると、2メートル四方くらいのでっかいレフ板があって、スタイリストやアシスタントやら、たむろしていて、ああ大変だなぁ。商業写真ってのは。きっと撮っててもつまらないんだろうな。と、すぐその横に有刺鉄線が錆びたトタン板にからみついてる。ボクはその連中の目の前で、それをどうすっぺかとカメラ向けてる。ああ、ボクがその商業写真のカメラマンなら、羨ましくて仕方がないぞ。仕事ほっぽり出して写してたいと思うに違いない。あ、でも休憩時間の間にささっと写してしまうか。

 と、こんなふうにこないだの火曜日も京都の町を歩き回って、歩き回りすぎて、もう夕方でそろそろきょうの写真もおしまいかなって、ほんやら洞にころがりこんでしまった。甲斐さんとどうでもいい話を二言三言交わして、しばらくすると、「買い物に行ってきます。ごゆっくり」と出かける甲斐さんの首からカメラがぶら下がってる。それを見てしまうと、ごゆっくりなどしてられなくて、それでも足はもうほとほと痛い。が、もうひと写しするかと、夕闇の河原町を三条まで歩いた。空には半月、そして飛行機雲。




half moon and a vapor trail


メールでツッコミ

1997|09|10|11|12|
1998|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
1999|07|08|09|11|12|
2000|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2001|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2002|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2003|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2004|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2005|01|02|03|04|05|06|09|10|
2006|01|04|06|07|08|12|
2007|06|07|10|
2009|12|
2010|01|02|04|09|10|12|
2014|05|
2016|08|
トップ 最新 追記
まごアン