きのう、ちょっと前に見た『マグノリア』はさっぱり覚えてないと書いてから、よく考えたら、『マグノリア』に限らず、いろんなこと、映画だけでなく、本にしたって、ツーリングにしたって、あらかたのことは覚えていても、おおむね記憶から消え去っている。例えば食べたものだってそうよ。いまはここに何を食べたか書いたりしてるけれど、さるさるを借りてときは、ちょっと3日ほどためるともう何を食べたかわからない。そのうちでっかい声で「サチコさん、晩ごはん食べましたかいなあ」と言い出しかねない。 ところが妙なことに16年前のきょう何をしたか、覚えてるから困ったもんだわ。これこれかくかくしかじかのことあったやろと言うと思いだすのもいるけれど、その当事者、5,6人いたんだけど、彼(彼女)らさえきっと忘れてる。そんな16年前のことを、思いだしているのは世の中でボクひとりだというのも居心地良くないなぁ。だからって、別にしんみりしてるわけでもなくて、ただそういうことがあったというのを覚えてるだけ。ちなみに去年はボク自身そんなことはきれいに忘れて、思いだすなんてこともなかった。つまり世の中の誰一人として思いだしたりすることもなかったわけだ。去年のきょう何してたかさえ覚えてないのにね。去年は特別な日じゃなかったのだ。今年もまた特別な日でないまま終わろうとしてる。たまたま今年はふっと思いだしただけのこと。 いま00/11/16の日記見てわかった。去年のきょうは風邪ひきかけのふらふらな状態で、お爺ちゃんのi-Mac買うのにつきあったのだった。
※この16年前の話ときのうとあるボードに書き込んだ話とは関係ないです。つまり1114じゃないです(笑) こうして断るほうが余計そう思えたりもして、でもやっぱり違います。