こないだからどうもAMラジオネタばっかりなんだが、きょうもクルマでかかってたのはチューリップ『心の旅』 はい、大合唱!
♪〜 あぁだから今夜だけは 君を抱いていたい
Bは「なんて素人っぽい歌い方なんだろう」と嘆く。その一方で「この頃って何でも熱かったよね」とも。「勉強もしてたし、よく遊んでもいたし、政治にも関心あったし」って、をいをい、それはそういうところにいたからだろう、あいつはどうだった? 誰もが熱かったわけじゃないけれど、とにかく今に比べて平均温度は高かった。たとえ、♪〜しらけ鳥、飛んでいく〜と歌っていても、逆説的に歌ってたからな。
こないだから気になってることがある。ウロ覚えなんだけれど、「ボクらの道はアスファルトなんかじゃない」と、確かこんなふうな歌詞だった。なんでそんなにも稚拙な歌詞がまかり通るのかと情けなくなった。情景もへったくれもないなぁ。それを言うのは止めとこねという暗黙の了解がいつの頃からか破られてしまっている。安易な共感はやめとこね、というお約束が反故にされている。
さっきのチューリップは、どうやらわたしの心に残る歌としてリスナーが自分の思い出を書きつづったのをアナウンサーが読み上げて『心の旅』となったようだ。『心の旅』が終わると続いて、一生懸命勉強して大学には入ったものの、何をしたもんだか、そんなときに活動家に誘われるまま、学生運動に参加し…云々かんぬん。そしてかかったのが『サークルゲーム』 苦笑いするよりほかになかった。