《壁の向こうはベトナムだ!》
青いねぇ、時代だねぇ。「ベ」の字の「゛」が「ヘ」にかかっていてね、もちろん、あの角角の字体。きゃぁ〜〜 それはそれとして、片づけてたら、家族のいろんなものが出てくる、出てくる。弟がむかしつきあってた女からのハガキ、そんなラブラブなことをハガキなんぞに書くなよ、というのはウソで、たぶんもうエンドマークが出たあとだったのでしょうか、転居を知らせるハガキで、こういうのってラブラブんときには出さないよな。「をい、エエもん出てきたぞ」と弟に渡すと苦笑いしてゴミ袋に捨ててました。 そんなんとか、モノクロの高校時代の写真。うーん、こんなの撮ったかってのも、でもかすかに記憶があるような。あのころから隠し撮りしてたんだな。 そしてなんといってもすごかったのは、春画写真であります。こういう類のは見たことがなかった。春画はいっぱい見たことあるのだけれど、博多人形のような人形がちんこまんこも露わにくんずほぐれつ。スキャンしてアップしてやろうとポケットに入れてたのに忘れてきてやがんの。一見の価値有りだぜ。並のエロ写真でも、春画でもない、時代物の一品。 なんでも婆ちゃんが死んだあと、整理していたら出てきたらしい。やるな、あの婆ぁ、さすがにかの父親の母親だけあるわい。と、感心することしきり。そのような血を受け継いでるわけだから、いや、ほんと前から気にはなってんだよ、このマックのHDとか、焼いたCDとかな。きっとこれを見たときには人格疑われるかもしれない。こういう類はやはり人の手が入る以前に整理しておかないとあ。身内ってのは最もよく知ってるようで、隠していることも最も多いからな。