というわけで、何が「というわけ」なのかもわからないけれど、とにかく、先週の土曜日の夜の立命-関学のプレーオフをビデオに、をっと、HDDだった、録っておいたのを見たのですよ。何がすごいって、こんなにすごいのも、ボクのこれまでの生きてきた生涯で((c)最近ハダカになった水泳女子元金メダリスト)こんなにすごいのを見ることはもうないでしょう。
簡単に書き残しておくと、!Qいきなり関学のランプレーでTD。そしてそのあとの立命の攻撃を完璧に止めて、すぐさまTD。これで関学の14-0。ここからゲームは膠着状態に入ったのだが、前半終了間際残り20数秒からのシリーズで立命が1TDを返して前半終了。そして後半開始直後に立命が1プレイでTD。これで14-14の同点。ここからのせめぎ合いがすさまじくて、長居競技場は土砂降りの雨。そのまま14-14で4Q終了。 リーグ戦の場合はそのまま引き分けに終わるのだが、甲子園ボール出場がかかっているのでそのままタイブレーク。敵陣25ヤードからの攻撃。まずは立命。ランで少しずつヤードを稼ごうとするが、関学のディフェンスがこれまたすごい。数ヤードのゲインに留まってFGを狙うが折からの土砂降りの雨にピッチされたボールがすべってセットできず、関学に攻撃権が移る。そうなると、関学はFGの3点で十分なわけでランで少しずつヤードを稼ぐのだが、さっきの関学のディフェンス以上に立命のディフェンスもすごい。なんとかFGレンジにまでボールを運んだが、34ヤードのFGは無情にもわずかに右に切れてしまった。 延長2回戦は関学の攻撃から。ここで関学がやっとのことでTDを奪うと、絶体絶命の立命もTDを奪い返す。このときは互いのリードブロッカーがすごいのな。もうこの一瞬しかないというもの。そして延長3回戦に突入。長居競技場は相変わらずのざんざん降りよ。ちなみにその時間にボクは長居競技場から数キロと離れていない家で,届いたばかりのiPodいじって呆けておったよ。プレーオフ日曜だと思ってたのっ。 3回戦は立命がまず手堅く数ヤードゲイン。4thダウンで無理をせずにFGを決めてしまう。この試合で初めて追う立場になった関学は当然TDを狙いに行くが、またしても立命の強烈なディフェンスに阻まれて数ヤードロス。最後に40ヤードちょっとのFGを狙ったが、それまで。
簡単に書き残そうと思ってたのについ長くなってしまった。ほんとこれはかの「涙の日生球場」以上に歴史に残る一戦だったよ。ボクはどっちを応援するでもなく、どっちかというと関学かな、勝負の決した瞬間の悔しさ以上に妙にさばさばした関学ファイターズの姿は、まさに敗者に美学あり。素直にこんなすごい試合を見せてくれてありがとう。