そのように愛する、 自由な雲雀は 歌と高みを、 朝の花は空の香りを、
そしてわたしはきみを 湧きたぎる血で。 青春と喜びと 勇気とを、
新しい歌と舞踏とを、 わたしにあたえてくれるきみ! 永遠に幸福なれ、 きみの愛とともに。
いきなり、すんまそん。五月なんもんでね、やっぱり華々しくギョエテの『五月の歌』……こんなんやったか? あら、『五月の歌』ってリルケやなかったか?と、ネットで検索かけたら出てきたのが、このゲーテのだから、たぶんそうだったんでしょ。 考えてみれば、『五月の歌』を贈るよ、なんて、まぁなんて気障な手紙を書いたもんだわ。手紙だぞ、手紙、メールとちゃうぞ。ゑゐ、へんかぁ〜ん、じゃなくて、机のそこらにほりだしてあったゲーテの詩集から、万年筆で、一字一句書き写したんだよ。そして君に贈った。 いつの頃からか、詩なんてのも読まなくなった。五月の光から逃げるように、ジャズ喫茶の暗がりでむさぼるようにことばをさがし続けていたのに
5月に もう期待するのはよそう
と詠んだのは、白石かずこだった.... Dive to the sheets