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うらまご/まごまご日記/まごっと/まごれびゅ/P-FUNK/maggot

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■2001/07/30 Mon■ 

 
戸川純
玉姫様
 昼は昼でテニス、夜はエアロビクス。われながらタフだねぇー、あきれる。しかしさすがにぼぉーっと心地よい疲れ。なかなかいいもんです。久しぶりにサウナにも入ったしね、あ、スチームサウナなら、つい最近入ったか。きょう一日で何リットルの水を飲んだことやら。きょう昼間にラジオで言うてたけど、ビールを美味しく飲むために、からからに喉を乾かすって、バカじゃん。愚の骨頂。前にもフィットネスのサウナで「このあとのビールがたまりまへんなぁ」とボクに同意求めてきたおっさんに、「ビール飲みません」と答えてやったら、目ぇ飛んどったな。なんか間違うとるよ、ビール飲みは。ボクはひどいコーヒー飲みだけれど、コーヒー飲んだら目が覚めるからって、コーヒー飲みたいがために極限まで眠気を我慢するなどという愚挙はしません。(;゜゜)ウッ!この話、またやぶ蛇かぁ。話題、変えよ。
 蝉ですが、空蝉ってどういう意味だった? 
うつせみ【空蝉】
   〔「うつしおみ」の転。「うつそみ」とも。「空蝉」は当て字〕(1)(ア)この世の人。生きている人間。「?と思ひし妹が玉かぎるほのかにだにも見えなく思へば/万葉{二一◯}」(イ)人間の生きているこの世。現世。世間。「?はもの思(モ)ひ繁し/万葉{四一八九}」
   (2)〔「空蝉」「虚蝉」と表記したところから〕(ア)蝉のぬけ殻。[季]夏。「?の身をかへてける木の下に猶人がらのなつかしきかな/源氏{空蝉}」(イ)蝉。「夏は?なきくらし秋はしぐれにそでをかし/古今{雑体}」

へぇー、「空蝉」と字をあてたところから、空虚なニュアンスがついてきたのかい。ちょっと勉強になった。その蝉、うちのマンションにぎゃんぎゃんおるんだけれど、蝉って可哀想なんだよね。何年も地中で育って成虫になって、3日間ほどじゃんじゃん鳴いたらそれで人生ならぬ蝉生もおしまい。あげくの果てに弱ったところをうちのバカ猫に捕まって、オモチャにされて、いちおういたすことはいたしたんでしょうけれど、うちの女どもは虫きらいだから逃げ回って大騒ぎ。蝉、こわいかなぁ。蝉って、その昔、ご幼少のみぎり、昆虫採集少年でもあって、標本にしたのだけれど、標本にして何日も経つと、蝉の胴体の中が空っぽになってひどく軽くなる。だから空蝉なのか。はたまた蝉の抜け殻をさして空蝉なのか。どっちにしろ、空蝉ということばにははかない感じがつきまとうね。源氏の「空蝉」もそんな感じだったよな。
 それにしてもきのうの夜からうるせえんだよ。同じようなことばかりでテレビでぎゃんぎゃんと。だからあえて無視(-"-) まぁ屋根の上に上ったは、ハシゴ外されたはとなるのは目に見えてるんだよ。その日を楽しみに待っていましょう。所詮、あっしにゃ関わりござんせん。

■2002/07/30 Tue■  カルチェの指輪

Moloko
Do You Like My Tight Sweater?
 お嬢様と話をしていると、急に
「奥さんに指輪買うたげたことある?」
と聞く。何をまた聞きだすねんと思うたら
「友達が彼氏に3万もする指輪買うてもらいやって、そんなん別れたらイヤやんなぁ。別れたらその指輪どうすんねんやろ」 
ふっと何かの映画で指輪を海に向かって投げ捨てるシーンがあったなぁと思いながら「そんなもんほってしまうんちゃうか」
 う〜ん、3万もする指輪を買うたるかぁ。それもまともな稼ぎもないお坊っちゃまがいくらラブラブだからって3万もする指輪。高い、安いの問題じゃないんだよなぁ。確かに稼ぎのないお坊っちゃまが3万も出すということにアホくささをおぼえるけど。
「3万の指輪って、ブルガリ? あ、ブルガリならもっと高いか」「カルチェ」
 けっ、なんか貧しさを感じてしまう。それが買えるから、買えないから、貧しいのでなくて、カルチェだから3万も出すという愛の表現の仕方にとてつもなく貧しく感じてしまう。
 そんなカルチェよりずっと高い指輪を買ってやったことあるけどね、「なんぼしたん?」と聞かれて、まともに値段を言うておこられた。
「なんでそんな高いのん買うん?」
そのくせちゃっかりその指輪と同じデザインのシルバーの指輪を作ってもらってきてた。その高ぁ〜い指輪と2本挿しにするとますますかっこよくなった。

■2004/07/30 Fri■  あるコメント

もう20年以上も前のことだが、当時高校生だった女の子、ということはボクより一回りほど若い女の子、なぜか本題からそれて「若い女の子」にひっかかってるわけですが、つまり今ではもう40になるかならないかといった妙齢の女性になってる、そういう当時の女子高生の前で、いつものようにバカばっかりやってたのよ。何年経っても変わっとらんねぇ>自分。その頃にそういうスタイルも40までかな、40過ぎたら変わっていかないとダメだななどと思いながらも、いざ40になって変わるどころか、ますます拍車がかかってしまったという。なんてこったい。

閑話休題(←文化庁「国語に関する世論調査」参照)。あまりのバカばっかやってる加減からか、その女子高生に

「悩みないん?」

と聞かれたのです。このことはどういうわけだかよく覚えていて(その女子高生の名前すら忘れてしまってるというのに)、さて当時のボクは何と答えたと思う。

「悩んでいる余裕なんかない」

ウソです。
しっかり悩みはあったさ。でもそのような悩みを誰彼となくひけらかすほど趣味悪くないんだよっ。その女子高生の前で悩ましく見せるなんて、自分のポリシーに合わないんだよ。でもときには泣きを見せてしまうことだって。あ、いや、いまはそんな話じゃなかった。

《 私は人の幸せが嫌いだ。順風満帆に見えるヤツは、見ているとムカついてくる。》

この年齢にまでなると、順風満帆に生きてる奴ってのは必ずいるもんで、そいつらの顔を見ているとムカムカしてくんだよっ。やつらは社交辞令のごとくに

「やぁ、ひさしぶりだねぇ。どうしてるんだい?」

と聞いてくる。それは自分の順風満帆を開陳するための枕詞。をー、そうかい、そうかい。どうせ、あんたらから見たら、ボクなんて負け組でしょうが。だけども、オレから見たら、あんたみたいなヤツこそ負け組なんだよ。そうしてそういうヤツに限って、得意げに悩みを語って(騙って)聞かせるのだ。悪趣味だな。
うはっ、全然、コメントになっとらんか。支離滅裂なまま、いつかまた続く。




■2006/07/30 Sun■  夏芙蓉

いわゆる三日坊主ってやつで、きょう書いたら、またしばらく書きませんがw

酔芙蓉というのは実際にあって、朝に白い花をつけていたのに、夕には赤く色づいている、それがまるで酒に酔って赤くなったようなので酔芙蓉と。いいねぇ、こういうネーミングを粋というんだね。さて夏芙蓉

体をよこたえたままその礼如さんの写真を見て手を組んでオリュウノオバは「おおきに、有難うございます」と声にならない声でつぶやき、あらためて家に入ってくる夏芙蓉のにおいをかぎ、自分にも夏芙蓉のような白粉のにおいを立てていた若い時分があったのだと思って一人微笑んだ。
中上健次『千年の愉楽』
  夏芙蓉というのは中上健次の専売特許らしい。そのことはいい文章を見つけたので、そっちを読んで(^_^) ボクなんか一緒になって中上健次を語れるようなもんじゃないってw いちおう墓には行ったけどな^_^; 中上健次すべて読んだわけでもなく、たいがいは、彼の文章のパワーに圧倒されてしまってる。
でもね、芙蓉を見るたびに、真夏に咲くからというのでもなくて、それなら夏向日葵とでも言うはずなのに、芙蓉に関しては夏芙蓉といつしか言ってしまってる。それが当然のように。いつしかと書いたけれど、はっきりしてるのは中上の中で「夏芙蓉」ということばに出遭ってからなのは確かで、それくらい、彼の中で「夏芙蓉」ということばのパワーが強いってことだろう。そのように影響されてることはされてるけどね、そんなマジメじゃないからw
上にも引いた部分でも、「夏芙蓉のような白粉のにおい」というところに、きのうも書いたことだけど、エロさを感じてしまう。化粧。うなじににおいを感じる。単にエロおやじの妄想ですけどw

あ、あと2つ、書こうと思ってたことがあるけど、それは、お取り置きしておくことにしよ。

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