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■2003/01/07 Tue■  悪い時代 [長年日記]

Brigitte Bardot
Brigitte Bardot Show
 T2は5日に東京に帰ってしまって、その直前にはT2とハカヤで焼肉をつつきながら、色々と話し込む。少なからずT2はショックを受けてはいたようで、そりゃそうだ、その前日にはボクとT2の二人でいろいろ話をしていて、その直後にハカヤの変貌ぶりを見せつけられたら、彼女にはなかなかいい勉強になっただろ。
 で、きょうは家族3人でゴダールの『軽蔑』を観に出かけるとは、なかなかヒップなお家でしょ。初めはバルドーだぞと唆したBと2人でしっぽりと観るはずだったのに、ちらちらとAzも聞いてるんだネ、日頃、ぼそぼそとゴダール云々と言うてるのを。彼女は彼女で大学で仏語やもんだから、それなら一度ゴダールというものでも観てみようかとくっついてきた。
 よくよく考えてみれば、Azと映画に連れて行ってやたことなど彼女が生れてこのかたなかった。ドラえもんも、そして千と千尋だって、死んだおじいちゃんにまかせっきりだったから。さらによく考えてみると、ボクがAzの歳のころにはゴダールとかパゾリーニとかばっか観ていて、いっちょ前に、あーじゃこーじゃとぬかしていたのだ。だからこれでAzがゴダールにはまるも良しなんです。終わってから、来週また来るけど、連れてきたろかと水を向けてやると、うーん、来週はバイトがあるからなぁなどといちおう思案しておったけどね。いまさらゴダールってわけでもないけれど、中平卓馬のことばを借りれば「悪い時代だなぁ」
 中平がその70年当時にその時代をさして「悪い時代だなぁ」とボヤき、その当時に一番多感なころを生きたボクがさらに70年以降を「悪い時代だなぁ」とボヤく。ボクが「悪い時代だなぁ」とボヤいている間にもどんどん時代は進んで、悪いながらも取り残されずにすがりつこうと必死だよ。でもいろいろなことでがつーん、がつーんと頭を殴り飛ばされたような衝撃性ってのはいまは見当たらない。ひとつにはボクらが怠慢こいてるせいもあるんだろうな。
 それでもその当時に、ゴダールもパゾリーニもわかっちゃいなかった。今でも、まごれびゅなどと偉そうに書いてはいてもなぁーーんもわかってなんかいない。でもな、はからずもハカヤの口から洩れた「ハッタリなんよ。ハッタリかましてたらそのうちなんとかなるって」というのを聞いて、こいつ侮れんようになったなと思ったのだった。


■2003/01/05 Sun■  正月気分 [長年日記]

Toni Braxton
Secrets
 小さいころ家が商売をやっていたもんだから年末は忙しくてよく里子に出されてたりした。そのかわり三が日は家中が寝正月。それでもなんとか親に遊んでもらったりはしてたな。暮の忙しさとは対照的に家中がぼんやりしてる感覚が好きだった。
 近くの店が2日などから開いたりすると、なんてことをするネン、せっかくの正月気分が台なしになってしまうやんケと子供心にむかついたりもしていた。そのくせ、本屋に行って双六やゲームの類を買うために本屋だけは開いているのは可なのだった。というか、正月に開いている本屋というのは、ほかの店が閉まっていることもあって異空間で、そこだけは開いておいてくれないと困るのだ。だから夜遅くになって本屋に行って閉まっているのを見てなにか淋しさを感じたこともあったような。
 もう少し歳を食って高校のころになると、正月のぼんやり感が好きだったことなどほったらかしで、家のなかでじっとしてることもできなくてミナミに遊びに行ったりもしたけれど、正月ということでかなりの店が閉まっていて、お茶するにもなにか食べるのにもまともに開いてる店がなくて、やっぱり正月はつまらんのぉとツレとボヤいてた。
 ここ数年は、もう正月といってもコンビニはずっと開いてるし、スーパーにしてもデパートにしても休みは1日くらいで2日になったらもう開いている。今年の2日は何してたんだ?(と、ははは、思い出せないでうらまご見たのだ) そうそう2日はキタまで行ったのだ。もう人がいっぱいで、正月気分もあったもんでなくて、おまけにバーゲンもすでに始まっていて、一昔前なら正月気分が抜けたところでバーゲンに奔走してたのに、今年なんかいきなり2日3日とバーゲンに走ってる。今年の服買うのもこれでおしまいですけどね(笑)
 一方で正月返上で可哀想にお受験と塾に集められているお子ちゃまなんかもいたり。そんなことしてるより家で百人一首でもやってるほうがずっとずっとまともな人間になれるのになぁ、ボクみたいに。いまでも半分くらいは上の句だけで取れるんだゾ。
 そして空を見上げれば飛行機は飛んでるし、正月といえども働いている人もいっぱいおるのだなぁ。電車も走ってるし、第一、年賀状も元旦にちゃんと運ばれてくる。あ、今年、初めてわかったことなんだが、元旦にも年賀状だけでなく書籍小包みなんかの配達もしてるのだ。
 で、ボクはというともう5日なのに、まだまだまだ正月ぼんやり気分は抜けないで、うーん、休みあと2日しか残っとらんのか、ひどく残念な口惜しいような、いつまでも正月だったらエエのに。


■2003/01/01 Wed■  愛の風船 [長年日記]

Parliament
Up for the Down Stroke
 毎年のことで元旦だからといってこれというわけでもなく、いままさに書き留めておこうということもなくて、ただいちおうの「切り」なので書いております。節目というのは大事よ。

 ゴダールの『女と男のいる舗道』に「言葉は愛とおなじだ」という哲学者ブリス・パランとアンナ・カリーナの会話が挿入されている。必要でないものかもしれない、なければなくていいものかもしれない。ただ書き残しておきたい、話してしまいたいという衝動が(言葉も愛も)「それなしに生きていけない」のだなぁと。だからこうしてまた書き残してるんだといえば、かっこいいけど、そんなかっこいいものでもないナ。
 そんなことからふっと思ったのに、愛にしても、膨らませるのも、しぼまるのも一瞬だなと、そうしたら『女と男の〜』で、風船を膨らませるパントマイムというか、ちょっとしたコントがはさまっていたのも思いだして。
 何かをし始めるとき、もちろん誰かを好きになるというのもおなじなのだが、勢いでやってしまわなければ、何も始まらないなと思う。風船を膨らませるときも同じで、肺にいっぱい貯め込んだ空気を一気に吹き込まないと、ゴムの張力に押し返されて風船は膨らんでいかない。一度、膨らみ始めた風船は、そのあとは徐々に空気を吹き込んでやるだけでどんどん膨らんでいく。ただちょいとさぼっているとひゅるるぅと空気が抜けてしまうものだし、大きく膨らんだ状態を保つには風船の口をぎゅっと握っておいてやらなければならない。たしかに口を括ってしまうという方法もあるけれど、括ってしまうと、風船はポーンポーンと弾くばかりの別の物体に変わってしまう。もちろん、どこまでもどこまでも膨らみ続ける風船があれば、それはいいんだけれど、いつまでも空気を吹き込み続けると、バァーッンと割れてしまうものだから。
 どんなに大きく膨らんだ風船でも、口を握る手を離した瞬間、一瞬にしてしぼんでしまう。その風船をどうするかは、あんたの勝手でしょ。ただ一度膨らませた風船は、次には膨らましやすくなっているのもなにかの救いのような気がする。


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