結局、簡単に言うと、レノンもジミ・ヘンもジャニスもモリソンも、そしてリック・ジェームスも見たかったなぁ、もう見れないんだなぁって心残りってわけ。と、それだけのことだ。だけど、いまここにあげたミュージッシャンはそれだけで済まないものをボクに残してってくれたのだ。
ついでの話。さすがレノンというべきか、リック・ジェームスの場合は彼の死からボクのアンテナにかかるまで2日以上かかったのに、レノンはたった数時間だった。昼にFMをたれ流してたら、突然ジョッキーがしゃべりだした。あれ、ジョン・レノンがどうしたとか言うてへんかったと、それからテレビをかけてみたら、しばらくして大騒ぎになってた。そして夜には、ロックなんてというような奴までテレビに出てきて、ビートルズだけはちがったなどとほざきやがって、じゃっかましわいとブチッ。そうして『ダブル・ファンタジー』を回してたら、レノンのたたりか、プレーヤーの回転が急に速くなったり遅くなったりおかしくなった。ちなみにうちの『ダブル・ファンタジー』はほんとにたたられていて、これに限ってプレーヤーがおかしくなったのだった。結局、それはプレーヤーを買い替えるまで続いたのだった。