一方、「ブルータス」のほうは特集は『BOYS' LIFE』 うらまごにも少し書いたけど、HIROMIXらのガーリーフォトに対して、男の写真はどうだらこうたら。あ〜、写真撮んのに、男も女もないと思うんですがね。 確かにエロ撮るのに、男には恥じらいというかテレがあって、それが逆に男の性感帯を刺激するみたい。それに対して女が撮るとなると、ハダカをオブジェとしてみてしまってんだから、エロでもなんでもない。どこぞのサイトでは『ちんかめ』で抜けるの抜けないだのという話で一瞬盛り上がってたけど、メイプルソープの『リサ・ライオン』で抜けるものなら抜いてみな。 メイプルソープも内藤啓介も女じゃないけど、そういうふうに考えてみたら、オブジェとして、いわゆるガーリーなんてのはメイプルソープのラインの上にある。そして、あら、そんな風に撮れるんだったら、ボクちゃんもボクちゃんなりに撮ったろやないけってのが『ちんかめ』なわけで(ちゃうか? w)、その逆手をとり続けているのがアラーキー、そうしたらアラーキーだってガーリーってことになんの、ははははは(←荒木経惟風に) だからぁ、ガーリーなんてのはないんだって。だからBOY'S PHOTOなんてのもなくて、ホンマタカシまで引っ張り出して来て、なにトチ狂ってんだ「ブルータス」。 というかね、いわゆるガーリーなんてのは、椎名林檎、赤坂真理、小野塚カホリという誰かによって仕組まれたラインだとボクは解釈してるんですけどね。仕組まれたのでないなら、バブル崩壊によって、男どもはすべてポシャリ、元来生命力が強い女の現れる条件がぴたっとそろった。ボクはまんまとそれに嵌められましたけどね。好きです、このライン。
そして揚げ句の果てに、BOY'S PHOTO撮るならこのカメラだとデジカメずらっと並べて、
お薦めのカメラがコンパクトばかりだったりするのには脱力させられる。 (中略)一部の婦女子たちは今やケータイカメラもビッグミニもロモも卒業してマニュアルの一眼レフを使いこなしているのだから、広告を出しているソニーに気を使ってコンパクトデジタル(サイバーショットは2台も)にまでページを割いている場合ではない。真・写真時評
ついででからね、赤瀬川先生よ、きょう見た「文藝春秋」だったかな、その中で「私の選ぶイチオシ」とかいう記事で、10何人かのユーメー人が、それぞれのmonoを推薦してんの。そこで原平先生のmonoはペンタックスの*ist D(デジカメ)だぁ。あぁた、ライカ同盟だったのじゃないの?! レンズも銀鉛のペンタックスレンズも使えていいですだとか、今度はコレ持って路上観察だってサ。原平、お前もか!!