私自身は「食文化としてのラーメンが成熟した」なんて言い方は絶対にしたくない。「何も知らずに、一杯のラーメンを美味しく食べられた当時が、本当の意味でラーメンに価値があった時代だった」
侯孝賢の『悲情城市』見ていて思ったのだが、異民族に長く支配されると、同胞の中での憎悪というか、同胞同士の啀み合いが増幅されるものなんかなぁと思ってしまう。支配されることなどなかったものにはわかりにくいことかもしれない。