おまえとずっとつきあってきたけど、こんなふうにおまえに裏切られてたとは全然思わへんかったよ、なんやねん、おまえなんか、ただのヤリマンちゃうんかい。あ〜、オレは不幸だ、いままでおまえはオレのこと愛してくれてるとばかり思うてたのに、噫、オレは不幸だよ、オマエとつきあうようになって「これまで不幸やった‥と、考えといて」 そんなん言われても、ミチコずっとタケシのこと...なんで不幸?いっぱいキスもしたやん。わたしはしあわせだった...よ。タケシに会えたこと。
あのさぁ、ボクさぁ、おばはんに口説かれたってさぁ、そんときボクもまだ若かったしさぁ、金ほしかったから、ついついおばはんの言いなりになっちゃって。そのおばはん、ボクとおない歳の息子いるんだぜ。なんかさぁ、そのおばはんと息子とできてたみたいでさぁ、ところが息子のほうが、彼女できてさ、そんでさぁ、いまになってみたらさぁ、それでね、アサミと会ってこうして会ってると、今までボクって何やってたんだろって思うのね。ボクって「これまで不幸やった‥と、考えといて」 どうして、いいじゃん、わたしだってさ、オヤジに援助させてやってたこともあるしさ、だからって、アキヒコ、あたしのこと嫌いになる? そうじゃないでしょ。なんで? どうして? まさか、おない歳の息子ってさぁ、山崎クン? ウソ、ウソでしょ。
なんでそんなこと言うのよ。急にそんなふうに言われちゃってもさ、わたし、あなたのこと愛してるとでも思ってたの。のぼせあがんないでよ。わたし、あなたのそういうところが大嫌いなのよね。ぐちぐちしちゃってさ、なんなのよ。 そんないきなり切れんなよ。悪い、悪かったって、さっきから言ってんだろ。これ以上、ボクにどうしろって言うの。ヨシコからはしょっちゅうメール来たりするけど、それ以上、何もしてないって。いままでつきあったことないなんてウソは言わないけど、こんな愛したのってほんとはじめてなんだって。「これまで不幸やった‥と、考えといて」
(-_-#)shit!!!
「ここは女と歩くのにええやろ、よう歩いたわ」
どうぞ、夫婦げんかしてくださいませ。夫婦そろて人のバカ話読んでる仕返しぢゃああ。 今宮神社でデフォルトのあぶり餅を食す。知ってる人は知ってる話で、ここには2軒のあぶり餅屋があって、向かい合って商売して、非常に仲が悪い。いがみ合うとるのね。どっちも似たり寄ったりなのに、一方は「元祖」、一方は「根元」などとたわけたことを。そこで5人でグッパーでどっち入るか決めた。どっちでもいいのだ。ぎゃあぎゃあいがみ合うほど頭の芯まで美味いいいいいいいと腰ぬかすようなものではない。うわうわうわうわうわわわわわわ(←酔狂風に)感激するようなものではない。現にきょうも文句タレらっきょは「これで500円、ボロい商売しよるな」と身も蓋もありゃせん。まぁ彼には無縁といえば無縁みたいなものだが、デフォルトなのだった。そうかきな粉に白味噌ね、今度やってみたろ。あぶってちょこっとこがしたらええんや。 今宮神社には、将軍神社があるという。何を祀ってるかというと、もちろん将軍で、将軍というのは神様でもなくて、なんや悪霊を懲らしめるとか、それで都の周囲に将軍を祀って都を守ったとか。それにしては今宮神社にあった将軍神社は隅の方の誰も気ぃつけへんようなちっこい社だけだった。 今宮神社を出てからはぽっつぽっつ雨が降り始めて、おまけにヒゲのナビるコースはあまりおもろなかった。最初からこのあたりはおもろないと予告しておったから許してやろう。ごにょごにょごにょと歩いて北野天満宮。観光客多し。梅一輪早くも開いておって、東風でも吹かばだが、おしっこしただけでさっさと通り抜け、将軍八神社へ。ここらあたりではもうかなり雨に濡れて、傘を持たぬボクと蘊蓄斎は意気消沈。3人で勝手に見ておった。 一条通りを東に向かって、つぎは五番町。 「ん?碁盤みたいになってるんか?」 「おっさん、ヒマやねんから、ちょっとは本でも読めや」 ところがその碁盤町、をっと変換ちゃうがな、五番町、マリーがおったとこや。と、探すのだがなかなかわからない。ふっと見ると前に、見るもよさげな飯屋あり。飯食おうともう2時回ってました。中に入るとこれがピンポーン! きょう一番雰囲気よかったのはこの飯屋だな。かつてはこの前に市電が走っていて当時の写真が壁にかかっている。近づいてみると、撮影はなんと、誰か知らん人。一瞬、桑原甲子雄かなんて。。。な、わけないわいな。どうもこの飯屋は遊廓に遊びに行く男の腹ごしらえの店としてあったような。 五番町はほとんどまったくと言っていいほど、その面影は消失してしまっていた。夕子はどこに消えてしまったんだ! そうであったかなと思われる一画があったけれど、それとて夕霧楼のイメージとはほど遠い。さっき調べてみたら、どうもまだ残ってるようよ。 そして五番町の隣の千本京極へ。ここらになると、まだまだ猥雑感が残っている。シネフレンズ西陣なんて映画館も残っていて、だがどうもゲイ専門館になってるみたい。それはおいといてこういう映画館がいいなぁ、アンモニア臭そうで。こんな映画館で一日、3本立てを繰り返し見ては居眠ってたい。 さらに一条通を東へ堀川まで抜けると、一条戻り橋。が、いまはごくふつうになって、堀川は堀川で三面張りの排水路になりはててるし、どうでもよい。さらに安倍晴明神社、陰陽道が流行って若い女の子がちゃらちゃらやってきて陰陽道グッズを買うて行くのか。どうでもよいの極致。どうでもよいから、境内の砂にダビデの星を傘で描いてきたった。 思うに、魔界ったってね、世間には京都魔界巡りの類のガイドブックも出てるようだけど、魔界、魔界と騒ぎ過ぎなんだよ。ボクは霊なんて興味ないし、全く感じない(見離されてる)から。
またてくとこぽこぽこ歩くだけ歩いて、三条通りの商店街で、すぐきを買うて、さっさと大宮から阪急に乗りました。
はい、先に進まないと、さっぱり進んでませんね。先週見に来た鞍作をささっと通って、きょうはちゃんと関西線の加美の踏み切りを渡りました。をっと、いきなり目の前に城東貨物線加美廃線跡が。とりあえずは踏みきり跡のところから久宝寺側に向かって、その廃線跡の外側の道を歩き始めたんだけど、ここは廃線跡を闊歩しないと気が済まなくなって、まずヒゲが適当に枕木の柵のところをくぐって廃線跡に侵入。いちおう立入禁止だけどね。さてボクもあとをと、ヒゲがくぐったところを見ると、でっかい犬のンコがこんもりと。こりゃいけません。ンコついたらイヤだもんね。もう少し先まで歩いてもっと侵入しやすいところを見つけてボクも廃線跡に。 レールはすっかり赤茶く錆びて、投げ入れられたゴミが散乱。決して美しい景観というものではありませんですが、しかしこれを求めてきたのだから。哀しい性ね。ヒゲはどんどこ先のほうに進んでいって、この男、ヤバいという感覚はないのか。その先はバリバリの現役路線の関西線だろが。その合流部分を目にしたところでなんてことはないのでほっといて、侵入したあたりでぐるりを見渡していると、おりました、ガキんちょ。いいねぇ、関西線と廃線が股になったところに、深さ1m弱、幅1mほどの溝状になったところでガキんちょ3人が遊んでた。 「何、してるん?」 「秘密基地、つくってんねん」 このガキんちょ達を見ているとすごくホッとしたよ。博物館に閉じ込めちゃダメですよぉー 今度は踏みきり跡から逆に北に向かって歩き始める。と、先ほどまでの曇り空からポツポツ雨が降り始めてきた。こりゃイカン。ちょうど昼飯も食べてなかったので、ひとまずどこかに避難すべしと加美駅前の喫茶店に入る。さて何か食いモンをとメニューを見てはたと困った。 L レディースセット オムライス小、スパゲッティ小、飲み物 M ママセット (忘れた、憶えてない) S サラリーマンセット カレー、ケーキ、飲み物 カレーったってどうせ缶詰めのだから、ヒゲと二人してレディースセットを注文。女の子は怪訝な顔をして「あの、小さいですがいいですか?」「ええねん、ええねん」 と、オーダーを通そうとすると、レディースセットは男はダメだという。なんでやねん。しかしなんでサラリーマンがケーキなんじゃいと思いつつ、仕方なくボクはサラリーマンセット。ヒゲはピザセットを注文。案の定、カレーは缶詰めだった。ケーキは美味くなかった。しかしこのL,M,Sというのもなんか変だな。女性用がLで、男性用がSなのか。文句を言うてもはじまりませんが、Fってるでしょうか(←一部限定業界用語) もうこんなくだらんことばかり書いてるとほんと前へ進まない。さてここからがメインなんだけどね。喫茶店を出るともう雨はあがって日が射していた。今度はいきなり踏みきり跡のところから廃線跡地へ一般市民大衆庶民の目も気にせずに乗り越える。
家に帰ってビックリしたことなんだけれど、一番下の写真ね、右側の廃屋の2階から猫がこっちを向いている。先に入った踏みきり跡の久宝寺側のところでも捨てられたゴミの上に猫が4匹日なたぼっこをしていた。これはちょうど廃線部分と城東貨物線の平野駅のほうに入る部分の合流点。デルタ地帯、クリ部分にほぼ廃屋になってしまった一塊の住宅がある。そして周りが廃屋となってもまだ現実に住んでいる人がいる。そこを表側から見てみようと回り込んだところ、その家の前には住人と思しき人が表に出て立ち話をしていた。これにはさすがにボクもヒゲもひるんでしまった。もうこれ以上は踏み込んでいってはいけないと。
そこからさきはまだ貨物線は生きている。その貨物線にそってしばらく北上。と、いってももはや線路内を歩くことはできないので、これに沿った道をひたすら歩く。周りは阪神工業地帯を支えるいくつもいくつもの町工場が連なっていた。