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■2004/01/04 Sun■  ι [長年日記]

 体力の低下、というより気力の低下のほうが要因としては大きいのだけれど、ここ数年間、ツーリングなるものからとんと遠ざかってしまっている。ツーリングそのものよりバイクから遠ざかっている。去年1年間で走った距離はひょっとすると、1000kmにも満たないかもしれない。1000kmなんて距離は1回のツーリングで軽く走ってしまっていたし、1日に700km以上も、しかも高速道路なしで走ったことだってあるのに。
 バイクで走ること以前に、自分の動線が極端に短くなっている。つまり旅に出ることが非常に少なくなった、というべきかもしれない。これは自分自身で大いに不満としてくすぶっている。誰のせいと言って、自分のせいでしかないのだけれど。たしかに去年はヨーロッパにも行った。だから旅をしていないなどとは言えない。でもそれはキャサリンと二人だったし、それ以外にも、東京に行ったり、信州に行ったりもしてはいるのに、それらはすべて誰かと一緒だった。独り旅じゃなかったのだ。
 美味いものを食って温泉に浸る。いわゆる気の置けない連中と、そうしてゆったりと時間を過ごすということは、それはそれで神経を弛緩させるというこで意味がある。だけれど、神経を弛緩させる必要なんてボクにあったのだろうか。より強い緊張をいつも求めて生きてきたんじゃなかったのかという気がして仕方がない。さらに人と一緒の旅は目的地まで到着するまでは単なる時間の経過に過ぎない。これまで旅が線であったのに、点から点にしかなりえていない。例えば女に会いにいくだけの旅であっても、その到着した地点で旅にならなかっても、その途中が旅としてあったのにだ。
 疎外感なし、したがって緊張感も生れてこない。これではボクにとっては旅にはならなかった。
 




■2004/01/02 Fri■  あけおめことよろ [長年日記]

 明けてしまいましたね、パンドラの匣。。。
って、いきなり何なんですか。パンドラの匣は開けるものであって、明けるのは年もしくは朝、新しいものと決まってるのですね。明けるのか明けぬのかこの宵闇に・・・・なんてのは吉増剛造だった? とにかく明けてしまったのだから仕方がない。いちおう今年は派手にカウントダウンなんてのもしたんだよ。
 この1年経つのが速いというのは困りものだけど、それも1年という時間が、もうすでに1/50になってんだから、1/10や1/20でしかなかったお子様の頃とは同じに考えられないのも当然のこと。

 ところで年末にスキーに行ったときに、そろそろ死んだときにどうするか、いやどうしてもらうのか、そろそろ決めておこうということになって、とにかく坊主の世話にはなりたくない。もちろん戒名などというくだらんものは絶対に要らないということになった。今は法律が変わって、骨は墓に入れなくてもよくなったので、それならどこに撒いてもらおうかって話にまでなって、とあるふとどきものは、阪堺線の大和川鉄橋に架かる鉄橋の枕木の上に骨壷を置いておくと、チン電の振動で川に落ちるから、そんでいいと。また別のふとどきものは江の川に濁川が流れ込む合流点、つまり10年ほど前に鴨鍋宴会をやった河原から川に流してほしい。ボクは津軽海峡でぽっちゃんというのも考えたんだけど、そこまで持ってってもらうのもたいそうだから、大阪で生れた男やさかい、中之島の剣先公園のへんで撒いてくれたらそんでよろし。ところで一番のふとどきものは、嫁さんのしたいようにしたらええ、なんて何考えてんだ。

 ね、なかなかお正月にふさわしい素敵な話題でしょ。まるで一休さんみたい。要は、年が変わろうが、何であれ、好き勝手に生きていこうって、ただそれだけ。




■2003/12/26 Fri■  サンシャイン・ツアーを告発する [長年日記]

(「うらまご」にも書いたが、あえてここにも再録)

 20:30 天王寺公園集合。そこからシャトルバスで新大阪に着いたのが、21:00頃。新大阪駅裏の空き地にたてられた仮設テントの受付けには、バイトらしき若いのが2,3人、ツアー受付けが21:30からと言う。ここで30分というのは別にかまわない。まぁこの時点で、なんで30分も待たされなアカンのじゃと思ってはいたが、これは配付された文書に記されていたことだから仕方がない。あちこちからのシャトルバスの到着時間のゆとりとみてやろう。
 21:20を過ぎてやっと、社員らしき人物がやってきて、受付けの準備を開始。21:30をちょっと過ぎて受付開始。さてここからだ。信越・志賀高原行きの受付けを先にして白馬はそれが終わってからだという。わしらはその受付けの横にはじかれて、信越方面の受付けが終わるのをおとなしく待つ。が、受付けにどっと並んだスキー客に対して、白馬は信越が終わったあとからするというアナウンスはほとんどなし。並んで待たされてやっと受付けにたどりついたところで、初めて白馬はあとになると聞かされる。
 22時を回ってまだ信越方面の受付けは終わらない。それもそのはずで、受付けには3,4人ほどのアルバイトが当っているだけで、社員はその後ろでしきりに携帯をかけている。
 すでに何もない寒空の下に待たされること1時間。先に渡されていた書面には出発は22:00となっているのに、まだ受付けすら済んでいない。
 ところでこの受付けたるもの、いったいいまは昭和30年代かと思えるような非効率的な方法で、アルバイトの受付けには、乗客の名簿が渡されていて、どうもそれには、誰それは何号車と、あといくらかの情報が記されているだけで、アルバイトの受付けは何枚もある名簿を繰って、乗客の名前をさがしだす。この名簿からさがしだけの作業でおおかたの時間を食っているのだ。そのシステムの内情はわからないが、よくもまぁこんなのでチェック洩れがないのか不思議だ。
 

 22:30になってようやく白馬方面の受付けが始まる。が、しかし、名前のチェックだけで、バスが何号車で、座席すら知らせない。しつこくどのバスだと聞くと、やっと3号車だけれど、まだバスは入って来てないとアルバイトの受付けが言う。
 ここで見えてきた。さっきからずっと受付けの後ろで携帯をしている社員はバスの手配をしていたのだ。あとからわかったことだが、バスは別の駐車場に21時から待機していた。そしてどういうキューかわからないが、バスを誘導してくる。その時点まで、例えば白馬行きの3号車はどの会社のどのバスが当てられるか決まっていないのだ。そしてそれが決まってから、大慌てで現場で、座席表を作成する。下の写真がその現場だ!
 

 23:20 すでに天王寺集合から3時間を経過。この新大阪駅裏のなんら暖房も照明も、もちろん椅子もない、ふだんはただの下は舗装すらされていない砂利の空き地に屋根もない寒空の下に待たされること2時間。いや、言葉を変えよう。

寒空の下に客を待たせること2時間。

 23時となったころから、わしらおっさん4人はぶち切れてきた。社員をつかまえて恫喝を入れようが、社員は、申し訳ありませんと誤るばかりで、いつバスが入ってくるか、入れることができるのか言えない。

 仮に誠意のかけらくらいある会社ならば、「本日は非常に混みあっていて申し訳ありません。何時何分くらいにはバスを配車できますので、何時何分にこの場にもう一度お集まりいただけますか」とくらい言えるはずだ。そうすれば、喫茶店にでも入って、寒さをしのぐことはできるだろうに。

 実のところ、彼らにもわからないのだ。はっきり言える事は、新大阪の現場のスタッフではさばききれないのだ。

さばききれないだけの客をとるだけとって、寒空の下に客を待たせても平気なのがサンシャインツアーなのだ。

 23:30 ようやくバスが来た。が、大慌てで作った座席表は左右が逆になっている。もうあきれはてて、ものも言えない。

 

 


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