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うらまご/まごまご日記/まごっと/まごれびゅ/P-FUNK/maggot

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■2004/12/12 Sun■  浦島的思い入れ(何のことかようわからんタイトル) [長年日記]

 ちょっとここしばらく凹み気味。あんまり何やかやとする気がしない。
 その理由のひとつはiPod…というのも変な話だが、耳を塞ぐというのはいいもんですよ。うるさい声が聞こえない。とくに仕事場の机の前に座っていると、こやつらバカなんじゃないかと思うくらいくだらない話がいやでも耳に入ってきてたのが入ってこなくなる。これ精神衛生上、非常によろしい。仕事場だから仕事の話をしてるのは当然とはいえ、キミらほかに自分個人としての楽しみはないのか、といらだって別室に逃げていたのが逃げなくて済むようになった。そのかわりに、引き籠もりが高じて、あと10数年もこんなことをしてないといけないのかと思うとうんざりすることも凹みの原因。しかし何を見て、この仕事してるんだろうな、このクソみたいな連中は。

 話をiPodに戻しますが、iPodはこれで2台目で、前のは初代の5Gだったから、もうとうにパンパン。それ以前にMac本体の方のHDがパンパンだったから、持っているCDからiPodに移してくるということもままならない状態で、かといって、せっかくNapstarで落としたファイルを削除するわけにもいかず、その大半はどうでもいいようなJ-Popばっかりでいい加減うんざりしてた。そういうどうでもいいようなのはさっさと削除すればいいのに、そういうのは眠気ざましに便利なんだよ。クルマに乗って眠いときにカラオケしてればなんとかもちこたえられたから削除するわけにいかなかった。
 それと数年前の困窮生活wで、以前はバカみたいに買っていたCDもまったくといっていいほど買わなかった。だからひどい音離れ現象を引き起こしていて、いまかなり浦島さん状態。元からヘソ曲がりで流行ってるものはハナにもかけない。今でもエミネムなんて全く聞こうという気がしない。そのくせビヨンセだけどなw あー、でももっとごくフツーのもので満足できるんだったらブクオフでことたりるんだろうな。でもきのうはJoeの"And Then..."が250円だったのはラッキー
 だけど250円でラッキーなことはラッキーなんだけど、自分がすでに持っている、とくに好きなCDが250円で見つけたりするとすごく複雑な気持ちになる。すべてはなんの思い入れもないモノとして並べられているのだから。そういうときはその棚から救い出したい気にもなるんだけど、それより買ったまま忘れ去って油汚れしている音を掘り起こしてやらないと。



■2004/12/10 Fri■  夢の残像 [長年日記]

 こないだから夢の話をあるところである人としていたら急に夢を見るようになった。夢を見るというより、たぶんそれまでも見ていたのだろうが、起きた瞬間にきれいさっぱり消え去ってしまって、夢を見ていたのさえまったくわかっていない。なんでも起きてから夢の記憶は数分で消えてしまうそうな。そこでちょっと意識してやったら、少しは夢の残像も残るようになった。

 いつものように露地をのぞいている。ひょっとすると、廃屋と廃屋のあいだの隙間だったかもしれない。その露地に雑多なごみに混じってひどく立派なライフルがあった。突然、女が後ろからそのライフルを取り上げて、空に向かってズキューンと一発。ライフルにしてはロケット砲のようだった。
 そのライフルをもってクルマに乗って場所が変わる。開けた峠のようなところにやってきて、道の真ん中にはボクが以前に乗っていた臙脂のランクルが止まっていて、誰も乗っていない。その向こうに小さな古墳のような土盛りがあって、その土盛りの少し上をめがけて、ライフルをぶっぱなすと、バラバラと土盛りの上にだけ雨が降り、その土盛りは崖崩れを起こしたように崩れた。
 マスコミでは発砲事件として扱われボクは逃亡者になった。が、その現場に面したところに庵があり、そこへ一人でやってくる。どうもそこの庵主がその土盛りの守人らしい。その守人に謝ろうとやってきたはずなのに、庵主はいない。階段を下りていくと、真っ黒の板の間に上半分が真っ白な障子が貼られた黒い板戸にしきられた空間が冷え冷えとしている。その板戸を開けるとその向こうにくしゃおじさん(どういうわけか、顔は川谷拓三に似ていた)がいた。その男が庵主らしい。が、自分がやったことを切り出せないでいると、板戸の隙間から新聞が差込まれて、その新聞の一面には別の事件(殺人事件だったような)とともに自分が指名手配になっている。しかも所番地まで明記されている。

 男が死んだ。その葬式。火葬場へ向かう車には40ほどの女が乗っている。顔はまったく思い出せないというか、顔は見ていないのに美人だ。その美人の女がくしゃくしゃになるまで泣いている。どうも死んだ男の妻らしい。男の歳は56歳。70過ぎてたのじゃないかといぶかしく感じるが、56というのも若すぎる死だと一緒に悲しんでやる。
 その葬式の弔いの、いったい何なのかわからない、蝋を塗ったような厚紙があって、爪でその蝋をこすっている。すると女が「やっぱり精液をかけたところは蝋の乗りも悪いよね」と話している。




■2004/12/08 Wed■  雨の長居競技場 立命-関学プレーオフ [長年日記]

 とこりさんにケンカ売った(笑)とたんに自爆してしまった。というのはウソで、この2日ほど書ける環境にいなかったのです。というのもウソで、真実はキミだけが知っている。

 というわけで、何が「というわけ」なのかもわからないけれど、とにかく、先週の土曜日の夜の立命-関学のプレーオフをビデオに、をっと、HDDだった、録っておいたのを見たのですよ。何がすごいって、こんなにすごいのも、ボクのこれまでの生きてきた生涯で((c)最近ハダカになった水泳女子元金メダリスト)こんなにすごいのを見ることはもうないでしょう。

 簡単に書き残しておくと、!Qいきなり関学のランプレーでTD。そしてそのあとの立命の攻撃を完璧に止めて、すぐさまTD。これで関学の14-0。ここからゲームは膠着状態に入ったのだが、前半終了間際残り20数秒からのシリーズで立命が1TDを返して前半終了。そして後半開始直後に立命が1プレイでTD。これで14-14の同点。ここからのせめぎ合いがすさまじくて、長居競技場は土砂降りの雨。そのまま14-14で4Q終了。
 リーグ戦の場合はそのまま引き分けに終わるのだが、甲子園ボール出場がかかっているのでそのままタイブレーク。敵陣25ヤードからの攻撃。まずは立命。ランで少しずつヤードを稼ごうとするが、関学のディフェンスがこれまたすごい。数ヤードのゲインに留まってFGを狙うが折からの土砂降りの雨にピッチされたボールがすべってセットできず、関学に攻撃権が移る。そうなると、関学はFGの3点で十分なわけでランで少しずつヤードを稼ぐのだが、さっきの関学のディフェンス以上に立命のディフェンスもすごい。なんとかFGレンジにまでボールを運んだが、34ヤードのFGは無情にもわずかに右に切れてしまった。
 延長2回戦は関学の攻撃から。ここで関学がやっとのことでTDを奪うと、絶体絶命の立命もTDを奪い返す。このときは互いのリードブロッカーがすごいのな。もうこの一瞬しかないというもの。そして延長3回戦に突入。長居競技場は相変わらずのざんざん降りよ。ちなみにその時間にボクは長居競技場から数キロと離れていない家で,届いたばかりのiPodいじって呆けておったよ。プレーオフ日曜だと思ってたのっ。
 3回戦は立命がまず手堅く数ヤードゲイン。4thダウンで無理をせずにFGを決めてしまう。この試合で初めて追う立場になった関学は当然TDを狙いに行くが、またしても立命の強烈なディフェンスに阻まれて数ヤードロス。最後に40ヤードちょっとのFGを狙ったが、それまで。

 簡単に書き残そうと思ってたのについ長くなってしまった。ほんとこれはかの「涙の日生球場」以上に歴史に残る一戦だったよ。ボクはどっちを応援するでもなく、どっちかというと関学かな、勝負の決した瞬間の悔しさ以上に妙にさばさばした関学ファイターズの姿は、まさに敗者に美学あり。素直にこんなすごい試合を見せてくれてありがとう。



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