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■2002/05/22 Wed■  ジョエル・ピーター・ウィトキンとヘルムート・ラング [長年日記]

Antonio Hart
It's All Good
 あっちに書いてしまうから、こっちに書くことがなくなてしまうんだけど、あくまで「ちぅかあれ、メモ」なわけです。だからご飯メモはしっかりあっちで落ち着いてるでしょ。でもふつうの生活、仕事行ってという生活をしてると、そのメモから膨らましようがないし、年がら年中欲情してるわけにもいかないでしょ..はぁはぁ(^_^ゞ というわけで、いきおいこっち書くのが疎遠になってしまう。みんなの悩み、ちうか、こんな掛け持ちで日記を書いてるものの悩み。誰に頼まれたわけでもない、頼まれた日誌には「特記事項なし」「異常なし」以外は何も書きません。自分で蒔いたタネだから自分でしっかり水をやるだけ。ボク自身はほとんど何も悩んでません。
 ヤモとヘルムート・ラング展を見に梅田大丸まで行った。その前に、北極星でオムライスのお昼というプランもあったので、アメ村の小さな画廊でやっているジョエル・ピーター・ウィトキンの個展?も覗いてみた。このジョエル・ピーター・ウィトキンという写真家はボクもヤモも知らなかった。Lマガジンに載ってた小さな写真がおもしろそうだったことと、たまたまヘルムート・ニュートンの日程に合うからというだけ。しかも個展だということも知らないで、ヘルムート・ニュートンと同じ程度の規模の写真展をやってるんだとばかり思ってた。こんなふうに偶然なのかな、たまたま巡りあったというのもいいもんだ。
 確かにこのウィトキンの写真、コラージュというのはヤバい。10枚ほどしかなかったのだけれど、その中には身体障害をモチーフにしたものや、ネクロフィルらしきものをだったり、どこからかいちゃもんつけられても不思議じゃない。見終わった後、スタバでコーヒーを飲みながら、50万も70万もの金を払って、あの写真を壁に飾っておける人間ってどんなんだろ。創りだした本人なら、まだしも、飾っておくという行為でヤバいと勘違いされかねない、しかもそれに大金をはたいてるとなると、十人中ほぼ十人が、その神経を疑うにちがいないのに。ボクでもちょっと二の足を踏むな。もちろんそれ以前にそんな金がないから悩む必要もないんですけど。
 それはそれとして、作品そのものはおもしろかった。はまりそう。実際、帰ってきてすぐにネットで検索かけて30枚ほど見つけた。あっち(うらまご)だけならもったいないのでこっちにも1枚いただいとこ。これがこのコンピューター全盛の時代に手作業でコラージュしてるというのもすごいね。

 さてと、本番のヘルムート・ラングのほうが食われてしまいかねない様相だけど、いえいえ、やっぱりヘルムート・ラングはすごいよ。ニュートンは何冊か写真集ももっていてけっこう見てたけれど、現物を見るというのはやっぱりすごいや。ニュートンの現物を見るのは初めてね。きっと日頃、映画なんて寝転がってみるものとうそぶいてるけれど、映画館に出かけてみるのと同じように、いやそれ以上のものがあったな。被写界深度が思いきり深い、つまりどこにでもピントが合ってるのに、しっかり被写体を空間的に浮き上がらせてる。とにかく立体的なの。ぐっと脚から腰、そしてヒップのラインが飛びだしてくる。そしてきっちり見るものを欲情させる。ボクとヤモだけかもしれないけれど(笑)、ヒップを包むスカートのスリットに思わず手をもぐりこませてみたくもなる。それとね写真の現場というのは知らないけれど、ニュートンの場合、すごく映画的なものを感じてしまった。監督とカメラマンが一体になった写真家というのかな、先のウィトキンの場合は撮影が終わった後から、フィルムをカットしていく作業、それが演出であるのに対して、ニュートンは撮影現場での演出効果を感じてしまう。ときに創りすぎだろというのもないことはないけれど、その演出があまりにはまってるのがすごいや。

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