汗がワイシャツを拔けて、背廣の背にまでにじんでゐるのが感じられる。暑さの汗か油汗かわからなかつた。ともあれ年老いてからこんなに汗みづくになつたことはなかつた。
山門までの昇りの参道は遠く、車は山門まで入れるのに、老人の歩行は無理だと、運轉手は、雲が残りなく晴れて、日がいよいよ烈しくなつた空を見上げて、執拗に本多に勧めたが、本多はしたたかに断わつて、この門前で待つてゐるやうに命じた。どうしても六十年前の清顕の辛苦を、わが身に味ははねばならぬと思つてゐたのである。
沼があった。沼邊の大きな栗の強い緑のかげにやすんだのであるが、風一つなくて、水すましの描く波紋ばかりの青黄いろい沼の一角に
天下泰平 奉轉讀大般若経全巻所収皇基顰固と刷った札が字もおぼろに貼られてゐた。
四角い敷石が市松つなぎに内玄関まで敷かれてある。本多が杖でひとつひとつこれを数へて、九十に達したとき、
ひたと閉め切った障子に、菊と雲の紋様の白い切紙細工の引き手のある、内玄関の前にその身は在った。
「記憶と言うてもな、映る筈もない遠すぎるものを映しもすれば、それを近いもののやうに見せもすれば、幻の眼鏡のやうなものやさかいに」
《テキスト王風恋愛用語辞典β4》見ていて思いだしたんだけど、以前ここで《恋に恋してる》というのね、この言葉もたいがいに曲者。 「恋に恋してみたい気分よ」などと女の人から言われた場合、「あなたは本命にする気などさらさらないんだけど、恋人と言えそうな本命クンいないから、とりあえず」ってとこでしょ。をいをい、キミねぇ、調子よすぎってもんでしょ。 「あなた恋に恋してるだけでしょ」と来ると、「あなた本気であたしのこと好きだったわけじゃなくて、ずばり言っちゃうけどさぁ、あたしのカラダが目的だったんでしょ」ううううう、ぐさっ 以上、体験談でした・・・・・・ってこんなことを書いたら、またツッコミ入るなぁ。 が、しかしツッコマれたら痛いやんけ。せめてペペローション塗ってくれよな・・・・って、これまた体験談でした・・・・・なんて書いたら扇情的でいいでしょ。 かのページcloseしてしまった今、仕方ないから、ボクが代わりに書いてんだよっ!なんて使命感なんてこれっぽちもありません。えーーーーっとですね、お嬢様テニスにスポイルされてしまって、そのくせお嬢様達の淫蕩ぶり天衣無縫ぶりにあてられっぱなしで、まったく7月のかんかん照りの中で完璧な女日照りだぜ(T^~)クゥ- あぁ、恋に恋したいよなぁ。8月になればちょっとは。。。。。。ない、ない ♪〜 それでもぉ 夏は き・っ・と くるっ! (←やけくそ)
お嬢様と話をしていると、急に「奥さんに指輪買うたげたことある?」と聞く。何をまた聞きだすねんと思うたら「友達が彼氏に3万もする指輪買うてもらいやって、そんなん別れたらイヤやんなぁ。別れたらその指輪どうすんねんやろ」 ふっと何かの映画で指輪を海に向かって投げ捨てるシーンがあったなぁと思いながら「そんなもんほってしまうんちゃうか」 う〜ん、3万もする指輪を買うたるかぁ。それもまともな稼ぎもないお坊っちゃまがいくらラブラブだからって3万もする指輪。高い、安いの問題じゃないんだよなぁ。確かに稼ぎのないお坊っちゃまが3万も出すということにアホくささをおぼえるけど。「3万の指輪って、ブルガリ? あ、ブルガリならもっと高いか」「カルチェ」 けっ、なんか貧しさを感じてしまう。それが買えるから、買えないから、貧しいのでなくて、カルチェだから3万も出すという愛の表現の仕方にとてつもなく貧しく感じてしまう。 そんなカルチェよりずっと高い指輪を買ってやったことあるけどね、「なんぼしたん?」と聞かれて、まともに値段を言うておこられた。「なんでそんな高いのん買うん?」そのくせちゃっかりその指輪と同じデザインのシルバーの指輪を作ってもらってきてた。その高ぁ〜い指輪と2本挿しにするとますますかっこよくなった。