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うらまご/まごまご日記/まごっと/まごれびゅ/P-FUNK/maggot

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■2004/11/04 Thu■  写シーン (c)mago [長年日記]

 お疲れ。きのうおとといのツーリングの疲れが残ってる。つうか、筋肉痛^_^;
 喧躁、だよなぁ、喧騒でもないし、喧噪でもない、喧躁から逃げ出すように早々とふとんにもりこんだら、夜中に目が覚めてもそもそ起き出した。このまま朝まで起きてるつもりなのか。
 届いたばかりの、森山大道の『in Paris』というDVDを見る。いきなり、サンジェルマン・デュ・プレの裏通りでスナップして歩いてるシーンが映し出され、笑ってしまう。だっておんなじモノを撮ってるんだもん。はい、というわけで、引っ張り出してきました。森山大道風に。
 DVDのほうは『≒DAIDO』と似たりよったりの編集で、ファンでなかったらつまんないだろうけど、やっぱりボクなんかは掻き立てられるな。部屋に『novembre』の2枚抜き出して貼ってあるんだけれど、その撮影風景なんかも映されている。森山大道初のファッション写真。ホレ、ああいう撮影ってなると、スタイリストやら、レフ板もったスタッフやらがうろうろしてるものだが、そんなのいっさいなしね。4,5人かな。いちおスタイリストはいるんだろうけど、ヘアのセットを直しにしゃしゃり出てきたりしない。ちょっとそこ走ってみてよってくらい。それをカシャカシャとね、RicohのGR21いっぱつで撮ってんだもん。やっぱり憧れてしまいます。ライカがなんぼのもんやねん。
 きのうどこだったかな、キヌのどっかのコメントに「写真」って、ちょっとテレが入って「写し〜ん」なんて書きかけて、をっと「写真」ってのは「写シーン」なんだなって思った。これ、いいな、まさにシーンを写さないで何が写真なんだって。「写シーン(c)mago」 きっともうどこかで、そう言ってるやつはいるんだろうけどねw
 とにかく機材的には「中途半端にいいデジカメ」(と言うたクソガキ出てこい!おまえはとにかく一言よけいなことをぬかし過ぎんじゃ、ヴォケ)だろうが、そうそうバイクにしたって、17万で買うた中古のオフロードであろうが、ボクにとっては自由になるための必要不可欠なアイテムなのだ。ボクが、やれ、ライカだ、F4だ、イレブンのビーエムだなどと言ったところで似合わない。





■2004/11/03 Wed■  2年ぶりのツーリング [長年日記]

 ほんと久しぶりにテントでツーリングに出た。考えてみれば、去年は1度も大阪府か外にバイクで出たことはなくて、オイル交換さえ1度もしないで終わった。おとどしも春に城が森林道を走って、今年こそ走るぞと思いながら頓挫。今年はさすがにオイルを交換してちょっとは走ろうかと思っていたのに。月曜に酔狂に誘われなかったら今年も走らずじまいになるところだった。

 2年ぶりのツーリングは勝手知ったる潮岬まで。夏にニャーたちと車で回ったのとは逆まわり。もうほとんど走りつくしたようなところだし、久々に走るとあって、別にあっちこっち寄り道しようってわけではないから、ツーリングマップもなしにひたすら走る。さいわい2日間、ぽかぽかといい天気、日ごろの行いの良さですね。酔狂は半年近く前に買った新しいスクーターで、上品に走ろうなって言うんで、それは上品でしたよ。つうか、2年ぶりに走るとなると、コーナー切るのもちょっと怖いのだよw
 というわけで、きのうは海南から白浜とR42走って、潮岬で幕営。きょうは新宮までR42、さらにR168で五條。全部で500kmくらい。

白浜・崎の湯
まだ平日とあってがら空き。崎の湯、というか温泉はすべからくこういう状況で入るに限る。いもの子じゃないんだから。そして好天あ〜んどポカポカの暖かさで、気持ちよいことこの上なし。やっぱり崎の湯は最高。300円払ってもありがたい。
去年の有料化で、これまでの風呂より1段下、つまり波打ち際に風呂ができた。人が少ないのにじゃんじゃん源泉が流れ込んでいて熱いの熱いの。それでもぎゅっとつかるとたまりません。熱くなると、すぐ横の海水に入って冷ますw.あ、こんなことできるのも宮城道雄ばりの秋の海だからです。
ところで同時に入ったおっさん3人、ちゃちゃっとつかって出ていった。気の毒に。こういう温泉は楽しめない人種のようである。バイク乗りになったおかげで、あのようなつまらない人種になれなかったことに感謝。
風呂上がりに前の駐車場のベンチでコーヒーを淹れて至福のとき。こういう自由気ままな楽しみ方ができるのもバイク乗りだからこそと酔狂と二人でさかさま玉子5ケずつ食す。
潮岬
もう11月だというのに暖かくて、寝転がって寿司をつまみながら夜空を見る。星が多すぎて何が何だかわからないくらい。もっとも望楼の芝のところでは自販機の明かりなどがあるし、何といっても海だから、きっと山のほうがもっともっと見えるんだろうけれど、寝転がって真上・天頂を楽に見れるのが最高。しかも暖かい。
潮岬は飛行機の航路になっているらしく、はるか上を点滅する飛行機のライトがひっきりなしに見える。あの高いところを何百人が一団となって動いているのかと思うと不思議な気がする。
夜中におしっこで目が覚めると、下弦の月が耿々と輝いている。その明るさで見える星の数も半減。それでも下弦の月のすぐ右横にオリオン座がはっきりと見える。もうすぐ冬。
新宮・神倉神社
串本を回ると、そこは熊野という世界観の中を走っている気持ちになる。と、同時に中上健次の世界観の中を走っているという気持ちにとらわれて仕方がない。とりわけ新宮まで来るとよけいにそう思ってしまう。
以前、ヒゲと夏の夜に汗をかきかきあがったとんでもない急な石段を、きょうは参道補修のたの土を持って上がって下さいと土が入ったビニール袋を2つ手に這い上がる。昼間に見る新宮の町は、いまはもうないあの臥龍山の端っこもしっかりわかって、やっぱり中上健次にとらわれてしまう。酔狂は中上健次を読んでるわけじゃないからわからないんだろうけど。もっと時間があれば浮き島の森も歩いてみたいけれどそれはこの次にしよう。帰ったら『日輪の翼』あたり読もうかな。
それにしても、2月6日の御燈祭りでこの参道を松明を手にした駈け下りるとは
十津川・神湯
結局、崎の湯、神湯とかつてのフランチャイズ巡り。ボクは夏に行ったから知ってるんだけれど、やっぱりかつての神湯はよかったなぁ。タダだったしw そのタダの神湯はいまは平谷温泉と名前が変り露天はなくなった。なんでも保健所の指導が入ったとか。神湯荘のほうはまだ露天風呂が残っているのだが、底がコンクリートで平らで浅い目というのが、かつての風情を知ってると、なんだかなぁという気がする。まぁ救いは川がすぐ横を流れていることくらいか。
この露天のすぐ横には20m四方の平地があって、どうもキャンプ場として営業しているらしい。だがテント1張り3000円、車1000円、大人500円という。バカにしてないか。しかも入退場時間と《午前2時から午前11時まで》。「午前2時」は「午後2時」のまちがいだろ。しかし旅館が経営するキャンプ場らし過ぎる。だいたいファミリーキャンプがわんさかおしかけたおかげでこんなアフォがまかり通るようになった。そう思うと、神湯ももうおしまいだな。
 やっぱりバイクで走り回ることで、自由を取り戻せそうな気になってくる。それでもバイクで走ってるとね、走ってる間はひとりだし、ヒマだから、いろんなことを考えていけない。あゝ、熱い恋愛がしたい



■2004/11/01 Mon■  ヒューゥンという音とともにメールは飛んでいく [長年日記]

 メールというのはどきどきする。
 というのは、いま使ってるMacのメーラーはそのものずばりの《Mail》なんだが、送信ボタンをクリックすると、飛行機が飛び立つようなヒューゥンという音がして飛んでいってしまう。まさに飛んで行ってしまう。もう取り戻せないんだね。
 昔、ニフやってたときは、ニフのサーバーに入って、相手がまだ受信していなければ、一度送信したメールを削除することができた。Pちゃんがボクあてにメールを送ったのに、ボクが受信しないでいたので削除されてたことが何度かあった。その削除したというのも記録に残っていて、あとから「削除したやろぉー(-_-;)」とメールを送って、「もういっぺん送ってよぉ」とお願いして送り直してもらったこともあった。何、書いてんですか、急に>自分
 ニフからインターネットになって、メールで変ったことといえば、一度出したメールは取り戻せない。あー、これは郵便でも同じか。一度ポストに入れてしまった手紙は、よっぽど郵便局にお願いしない限り、つか、まず100%近く取り戻せないだろう。
 話が全然前に進んでないんですが、このまごまご日記も一度アップしてから読み直して、いわゆる推敲もどきのことやってしまったりしてる。あー、ここんとこはこれじゃまずいな、とかね。要するにテキストがまだ自分の力の及ぶ範囲にあるわけ。ところがメールとなると、ヒューゥンという音とともに自分の力が及ぶ範囲から飛び出してしまう。実際に目の前のしゃべっている相手に対して、一度口から出たことばは再び飲み込むことができないのと同じだね。もっとも、その場合は状況に応じてリアルタイムにその返答が変えられることもある。ところがメールの場合は、それからいくばくかの時間が必要で、その時間で、膨らんで返ってきたり、ときには曲解され、自分が思った以上の展開になることもあったりする。振幅の大きさって言ったらいいんだろうか。物理的には振幅と周期には関係性がないけれど、こうした人と人とのことばのやりとりでは振幅は周期と無関係とは言えないんじゃないか。
 そういうことをごちょごちょ考えていると、ヒューゥンという音にさいころを投げたような緊張感があってたまらなくどきどきする。その緊張感を倍加させるのに、ボクはあえて一度書いたメールは読み返しもせずに、エィヤッとクリック一発。推敲はあなたにまかせます。



メールでツッコミ

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