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■2004/09/10 Fri■  露出した部分 [長年日記]

めったに読まないんだけれど、ふっと小町さんの『われ思ふ ゆえに…』(“思う”でなく“思ふ”で、その後ろはひとマス空けて、最後の点は三つ)を読んだ。いやいや、テキ庵トップのテキストサイトだけに読みごたえがあります。その中からふっと目を引いたのが
    多くの男性は夏に女性が薄着になるのを歓迎するが、その視線はTシャツの胸やミニスカートの足にしか行くことはないのだろうか。腕のムダ毛や背中のニキビ、かかとの角質にげんなりすることはないのか
うー、また下に向かうのか。きょうテニスのコーチに「まごさんのサイトは下ネタだらけやねぇ」(注:もちろん彼は「まごさん」などとは呼ばない。本名で呼びます)と言われたばかり。をぅをぅ、悪かったなぁ。きょうも下ネタやぞ、心しとれ。

話はごろっと変わります。だからといって品位が上がるわけないので安心しておいてください。もうひと月ほど前のこと、アメ村の某美容室(つきあい長いから、ほら、リンクつけといたから、行ったら、ボクのサイトに書いてあったと言えよ。紹介ポイントつけれや w)に行ったときのこと、鏡の中に超ミニのすらぁーっとした脚にくぎ付けよ。それをきっちりブローしてくれてた男の子に見つかって「なに、じっと見てんです」「見てしまうやろぉー」「見てしまいますよねぇ」と、ブローしながらも彼の目もその脚と一緒に動いていくのだ。
露出ってことになると、ボクは肩のラインがむちゃくちゃ好きで、肩甲骨フェチとでもいうてもいいかもしれない。後ろからそっとその肩にキスしてみたくなるのだが、それでもざらざらだったり、しみだらけだったり、おまけに無駄肉などがついてたりすると十年の恋もいっぺんに覚めてしまうってもの。去年、ヨーロッパ行ってるときに、肩から背中にかけて露出してるのが当たり前のように歩いてるのを数限りなく目にしたけれど、あっちの人間って、肌がいまいちきれいじゃないんだよなぁ。そう考えると、シャーロット・ランプリングって化け物です。
しかしね、夏に限った、露出した部分に限ったことではなくて、腕のムダ毛なんて可愛いもんで、うっすらとヒゲがはえてるのを見つけたりしたらもうダメぇー。キ、キミね、男にはじめて会うってのに、鼻の下のムダ毛くらい、ちゃんと処理してこいよ。このボクでさえ、今朝は鼻毛切りでちょんちょんと切り刻んできたのだぞ。




■2004/09/09 Thu■  ラブホテル。愛のホテル。 [長年日記]

    《ラブホテル。愛のホテル。だが、愛など、どこにもない。愛を強調しなければならないのは、愛のかけらもない証拠だ。》
と書いてるのは、花村萬月。いや、それだけなんですけどね。これに続けて《ここにあるのは、欲望だ。性欲であり、排泄欲だ。》とも。
ちょっと気になる一節だったので、チェックしておいただけ。
萬月って、もう何冊か読んでるけど、扇情的なことはいいんだけれど、文章そのものに深みが感じられないのだ。あのワンセンテンス毎に改行・字下げされる、いわゆる非段落文体はやっぱり好きじゃない。早く読めていいんだけど、こんなことばかり考えてるから、あまり進まない。
「性欲であり、排泄欲」だけのセックスなんて、ダメですか。むしろすっきりしていていいと思うんだけど。そりゃ愛があるに越したことはないんだろうけれど、「やりたい、やろうよ」とずばっと言うことだってできたのに、それはそれでいいはずだと思う。だから萬月がとりたてて書くこともないんじゃないかとまで思えてしまう。「排泄欲だ。」とまで言い切るのは、逆にセンチメンタルでしょ。

夏の疲れじゃなくて、ちょっとかったるい。せっかくプリンターが届いたのに開けもしないで、トリュフォーの『ピアニストを撃て』を引っ張り出してきて、DVDにダビングがてらぼーっと見る。実のところルノアールにがっつり影響受けた女性賛歌かもしれない。1960年の作品だから、40年以上も前の映画。確かに古いことは古いんだけれど、それほどに古くは思えない。それはもうすでに生まれていたからなのか。だとすると、自分の子どもくらいに若い子らには『イージー・ライダー』なんて強烈に昔のことに思えるんだろうな。




■2004/09/08 Wed■  まるで『車輪の下』のように [長年日記]

27歳、ん?26歳だったか。いまだにプー。あのころのことをもう一度やり直したいと、自分から荷物をしょい込もうとする。周囲の過度の期待と挫折、ははは、まるで『車輪の下』みたいじゃない。なんだか、言葉にしてしまうと陳腐だな。
あのとき、キミはその期待に応えようとして応えられない自分を見つけてしまって、別の自分自身を装うことで自分を保とうとしてた。自分を保つことで精いっぱいだった。あれから何年も経って、それに満足できない自分に出会った。あのときの期待は周囲からの期待ではなくて自分自身の期待だったんだ。そのことに気づいたとき、勝算の薄い一歩を踏み出そうとする。
ボクの26歳から27歳、ちょうど結婚するときだったな。結婚することしか考えてなかった。すべてにのほほんと生きていた。のほほんがいけないことだと今も思わない。そして相変わらず、なんでもかんでも棚上げにして、のほほんと生きていく道を選ぶ。
あれも正しい、これも正しい。自分であり続けられるなら、すべて正しい。

ちゃんと教えてやったURLでつなぐことできたかい?




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